遠藤遼一

ウィキペディアから無料の百科事典

遠藤 遼一(えんどう りょういち、1967年12月6日 - )は、日本歌手、およびナレーター

経歴[編集]

1985年
SOFT BALLETの前身バンド「volage(ヴォラージュ)」結成(メンバー藤井麻輝森岡賢他)
1987年
藤井麻輝、森岡賢と共に「SOFT BALLET」結成。
1989年
9月25日アルファレコードよりメジャー・デビュー
1stシングル「BODY TO BODY」・1stアルバム『EARTH BORN』を同日リリース。
1995年
7月23日渋谷公会堂のライブ後に活動休止。
1996年
「THE ENDS」としてビクターエンタテインメントからソロデビュー。
後にアーティスト名を「ENDS」に変更。
2002年
8月17日18日SUMMER SONICに出演、SOFT BALLETの活動を再開。
2003年
ツアー「大団宴」の最終公演である12月17日渋谷公会堂をもってSOFT BALLET再度活動停止。音楽活動以外に、CMのナレーター及び出演を行った。

人物[編集]

SOFT BALLET時代は主に作詞を手掛けた。

オペラ歌手の父と、声楽出身のピアノ教師である母との間に生まれる。兄弟はおらず一人っ子である。両親は遠藤が幼い頃に離婚しており、実父の記憶はほとんどないという[1]。父親と声がそっくりとのこと。

幼少時は母親っ子であり、映画やオペラなど母親が見るテレビ番組を一緒に見ることが多かったという。また集団生活は苦手で、絵を描くのを好んでいた。[1]

小学校4・5年の頃に母親が再婚するが、母一人子一人の生活が身についてしまったことで、再婚相手の「男らしさ」に疑問、反発を覚え、その反動で中学時代から化粧をして学校に通うなどの奇行を繰り返す。高校にも馴染めず、ファッション業界への興味が強くなったことも手伝って、3ヶ月あまりで自主退学。なお、この時期にはすでに森岡賢と面識があったとのこと。

退学後はアルバイト[注釈 1][注釈 2]をしながら服飾デザインの学校に通うも、高校中退により家庭内にて居心地の悪さを感じるようになった為、家出し新宿ディスコ「ツバキハウス」に入り浸るようになる。また何となく居心地が良いと感じたことから、真冬でも屋外で寝泊りするような日々を送っていた[注釈 3]

JUNE』のモデルとして活動していた時期がある。藤井と森岡も同誌のモデル経験がある。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 1996年07月24日 蜘蛛と星 VIDL-10794
  1. 蜘蛛と星
  2. UNDER YOUR SKIN
  3. 蜘蛛と星(Instrumental)
オリコン最高43位
2nd 1997年07月24日 自由なこころ VIDL-30028
  1. 自由なこころ
  2. Why-Why-Why
3rd 1997年12月17日 シャララ VIDL-30165
  1. シャララ
  2. 自由なこころ
  3. シャララ(Instrumental)
4th 1998年07月23日 愛のうた VIDL-30185
  1. 愛のうた
  2. 上昇
  3. 愛のうた(Instrumental)
オリコン最高82位
5th 1998年09月23日 トキメキ VIDL-30358
  1. トキメキ
  2. 楽園
  3. トキメキ(Instrumental)
6th 1999年05月21日
2020年09月02日
炎天 VICL-35060
VODL-31800:MEG-CD
  1. 炎天
  2. 朝日をこえて
  3. 俺をしぼりとれ(DUB-MIX)
  4. 俺をしぼりとれ(猛毒MIX2)
7th 1999年07月23日
2020年09月02日
WAY VICL-35070
VODL-31801:MEG-CD
  1. WAY
  2. 21
  3. WHOLISTIC,The last record dub in the east?
  4. WHOLISTIC,SOMETHING WONDERFUL REMIX
8th 2000年08月23日
2023年04月01日
すべてに等しく吹きつける風のように VICL-35172
VODL-40545:MEG-CD
  1. すべてに等しく吹きつける風のように
  2. ASIAN BABY
9th 2000年10月21日
2023年04月01日
SWEET DREAMS FOREVER VICL-35192
VODL-40546:MEG-CD
  1. SWEET DREAMS FOREVER
  2. A ROOTER’S SONG
  3. e’le’gie~theme from woodland fairy~
10th 2005年10月19日 LIMITLESS MYCD-20009
  1. LIMITLESS
  2. つむぎ
  3. 百花繚乱(LIVE Remix from 050409)

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 1996年09月21日
2020年09月02日
THE ENDS VICL-810
VODL-60493:MEG-CD
  1. NAKED
  2. DIVE
  3. リアル
  4. WHOLISTIC
  5. 蜘蛛と星
  6. THE DAWN OF MAN(Perfect world)
  7. ひまわり
  8. ORANGE
  9. 閃光
オリコン最高30位
2nd 1997年07月24日
2020年09月02日
SPACY VICL-60069
VODL-60343:MEG-CD
  1. 市場
  2. 愛のまま
  3. 無限の鏡
  4. 君は僕を好きになる
  5. 自由なこころ
  6. シャララ
オリコン最高67位
3rd 1998年09月23日
2020年09月02日
HOWL VICL-60289
VODL-60410:MEG-CD
  1. 愛のうた
  2. 昇天
  3. 街よさらば
  4. 遠い朝
  5. 俺をしぼりとれ
  6. トキメキ
  7. I love you so,want your mind
  8. 黒い太陽
  9. 旅人
  10. Uncertainty
オリコン最高71位
4th 1999年09月01日
2020年09月02日
FIRE WORKS VICL-60452
VODL-60411:MEG-CD
  1. 炎天
  2. オーイエイ!
  3. やぶれかぶれ
  4. MY STAR
  5. 別世界
  6. TELL ME ABOUT THE SKY
  7. INDIAN SUMMER
  8. スピン
  9. 虹の向こうへ
  10. WAY
  11. HIGH NOON
5th 2000年09月21日
2020年09月02日
ADVENTURE 48 VICL-60616
VODL-60412:MEG-CD
  1. ROBA
  2. BARMY
  3. SWEET DREAMS FROEVER
  4. モンスター
  5. すべてに等しく吹きつける風のように
  6. NOMADS
  7. SUNDAY
  8. FREE FALL
  9. 反逆
  10. PASSENGERS
  11. POD
Best 2001年08月22日 MAGIC YEARS-the rise from the ends- ends best selection VICL-60773/4:限定盤
VICL-60775:通常盤
  1. 蜘蛛と星
  2. ひまわり
  3. 自由なこころ
  4. 愛のうた
  5. トキメキ
  6. 黒い太陽
  7. 炎天
  8. WAY
  9. INDIAN SUMMER
  10. すべてに等しく吹きつける風のように
  11. ASIAN BABY
  12. SWEET DREAMS FOREVER
  13. FREE FALL
  14. PASSENGERS

初回版DISC2付属(UNPLUGGED LIVE)

  1. 上昇(acoustic ver.)
  2. 無限の鏡(acoustic ver.)
  3. シャララ(acoustic ver.)
  4. WHOLISTIC(acoustic ver.)
  5. 旅人(acoustic ver.)
6th 2001年09月21日
2020年09月02日
MAGIC DAYS VICL-60787
VODL-60361:MEG-CD
  1. サンシャインハイ
  2. 永遠否定
  3. UZU
  4. coyote
  5. 雲の切れ間
  6. Purple
Live 2002年10月09日
2004年12月15日
HI-UNPLUGGED RFR-001
MYCD-30312
  1. 遠い朝
  2. 反逆
  3. サンシャインハイ
  4. 旅人
  5. WHOLISTIC
  6. TELL ME ABOUT THE SKY
  7. 無限の鏡
  8. 黒い太陽
  9. 上昇
  10. PASSENGERS
  11. ROBA
  12. シャララ
  13. 永遠否定
  14. PURPLE
  15. 自由なこころ
  16. A ROOTER’S SONG
  17. 百花繚乱(silent mix)
M&I
7th 2004年11月17日 THE COUNTER MYCD-30307
  1. BY THE PEOPLE
  2. 百花繚乱
  3. FIGHTER COUNTER
  4. SUPERIOR
  5. ~saezuri~
  6. アポリア
  7. 明るい未来
  8. 寒風
  9. THERE BE LIGHT
  10. ハレトケ
M&I
8th 2005年11月16日 FOUND MYCD-30351
  1. THE GATE CRASHER
  2. SQUABBLE
  3. KINGDOM
  4. MY LIFE
  5. ADRON THE SUN-SOMETIME SOMEPLACE SUNDAY-
  6. LIMITLESS
  7. BY THE PEOPLE(Re-lincoln mix)
  8. FOUND
  9. Nothing gonna stop us now
  10. つむぎ(Spinning the earth mix)
オリコン最高155位、登場回数1回
Self Cover 2006年12月06日 Jubilee MYCD-30403
  1. ひまわり
  2. 日々歌
  3. 百花繚乱
  4. 蜘蛛と星
  5. THE GATE CRASHER
  6. 市場
  7. 炎天
  8. SQUABBLE
  9. JUBILEE(ooobsess version)
  10. 俺をしぼりとれ
  11. UZU
オリコン最高213位
Live 2006年 HI UNPLUGGED ENDS×LOVELESS "WHITE HEAT"
  1. THE GATE CRASHER
  2. KINGDOM
  3. SQUABBLE
  4. SUNSHINE HIGH
  5. TSUMUGI
  6. INDIAN SUMMER
  7. HARETOKE
  8. APORIA
  9. HYAKKA RYORAN
  10. PURPLE
  11. LIMITLESS
  12. FOUND
  13. MY LIFE
Live 2007年 HI UNPLUGGED LIVE ~vibes Circus~
  1. POD (070522 UNIT LIVE)
  2. モンスター (070523 UNIT LIVE)
  3. やぶれかぶれ (070523 UNIT LIVE)
  4. THE GATE CRASHER (070523 UNIT LIVE)
  5. 蜘蛛と星 (070522 UNIT LIVE)
  6. HIGH NOON (070523 UNIT LIVE)
  7. SWEET DREAMS FOREVER (070523 UNIT LIVE)
  8. つむぎ (070522 UNIT LIVE)
  9. 日々歌 (070523 UNIT LIVE)
  10. WHOLISTIC (070522 UNIT LIVE)
  11. シャララ (070522 UNIT LIVE)
iTunes専用

ビデオ[編集]

  発売日 タイトル 規格品番
1st 1997年12月17日 VIDEO SPACY VIVL-210:VHS
2nd 2001年10月24日 MAGIC HOUR VIVL-264:VHS
VIBL-39:DVD
3rd 2002年
2007年08月17日
1ST HI UNPLUGGED FebRUARY 24 2002 SHIBUYA-AX MYBD-10007:DVD
4th 2005年08月18日 LIVE 2005 TOTAL TONE MYBD-10006:DVD

ミュージック・ビデオ[編集]

監督 曲名
永石勝 「自由なこころ」
藤兼とも子 「すべてに等しく吹きつける風のように」
向圭一郎 「Purple」
山口保幸 「SWEET DREAMS FOREVER」
不明 「Way」「シャララ」「トキメキ」「愛のうた」「蜘蛛と星」

出演番組[編集]

ラジオ[編集]

  • RADIO TRANCIE(1993年4月 - 1994年3月、土曜深夜2:30〜3:00、TBSラジオ

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 原宿の靴屋、洋服屋、カフェバー、ハンバーガー・ショップなどで働いていた。 (ROCKIN'ON JAPAN 1991年8月号)
  2. ^ SOFT BALLET時代のマネージャーは当時のアルバイト先が同じだったとのこと。(ROCKIN'ON JAPAN 1991年8月号)
  3. ^ 芝浦の倉庫街、花園神社東郷神社の境内、新宿ロフト横の駐車場、代々木公園東銀座駅の階段などが当時の寝ぐらだったという。 (ROCKIN'ON JAPAN 1991年8月号)

出典[編集]

  1. ^ a b ROCKIN'ON JAPAN 1991年8月号

外部リンク[編集]