遼源市
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中華人民共和国 吉林省 遼源市 | |
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旧称:安城・西安 | |
吉林省中の遼源市の位置 | |
簡体字 | 辽源 |
繁体字 | 遼源 |
拼音 | Liáoyuán |
カタカナ転写 | リャオユエン |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 吉林 |
行政級別 | 地級市 |
建置 | 1902年 |
改制 | 1952年 |
面積 | |
総面積 | 5,125 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 125 万人 |
市区人口(2004) | 43 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0437 |
郵便番号 | 136200 |
ナンバープレート | 吉D |
行政区画代碼 | 220400 |
公式ウェブサイト: http://www.liaoyuan.gov.cn/ |
遼源市(りょうげん-し)は、中華人民共和国吉林省に位置する地級市。
地理
[編集]遼源市は吉林省南部、東遼河上流に位置する。市内は丘陵地区により構成され、東高西低の地勢となっている。温帯半湿潤モンスーン気候に属し、年降水量750mm、年平均気温4.5℃、1月の平均気温-17.9℃、7月の平均気温22.8℃。
歴史
[編集]古代においては高句麗の北辺に当り、清代は盛京の狩猟場に指定され、一般の立ち入りが禁じられていた地区である。
清末に、禁地を破り大量の漢族が満州へ移住し安城という人口4-5千人の集落が形成され、1902年には奉天省管轄の西安県が成立、現在の遼源の基礎が築かれた。1948年に西安市と改称されたが、陝西省西安市との重複名称を回避すべく1953年に遼源市(当時は県級市)と改称した。またこの間に行政機関の再編が行われて遼寧省から安東省、遼西省を経て現在の吉林省に編入されている。
1983年に地級市に昇格した。
行政区画
[編集]2市轄区・2県を管轄する。
遼源市の地図 |
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年表
[編集]この節の出典[1]
遼東省西安市
[編集]遼東省遼源市
[編集]- 1954年6月19日 - 遼東省の分割により、吉林省遼源市となる。
吉林省遼源市(第1次)
[編集]- 1958年10月23日 - 遼源市が四平専区に編入。
吉林省遼源市(第2次)
[編集]- 1983年8月30日 - 四平地区遼源市が地級市の遼源市に昇格。(1市1県)
- 四平地区東豊県を編入。
- 1983年10月8日 - 遼源市の一部が分立し、東遼県が発足。(1市2県)
- 1983年12月22日 - 竜山区・西安区を設置。(2区2県)
- 2005年5月10日 - 東遼県の一部が西安区に編入。(2区2県)
経済
[編集]- 工業には電力、冶金、機械、軽工業と紡績がある。そのなかで紡織品は絹糸、毛糸、コーデュロイで名を知られている。吉林省のプラスチック工業基地である。市の鋼管工場は省内で最大の鋼管工場である。
- 耕地面積は10.4万ヘクタールで省の主な食糧生産区の一つ。 主要農作物はトウモロコシ、大豆、コウリャン、アワ。
資源
[編集]地下資源は主に石炭であり、吉林省の石炭生産基地の一つとなっている。遼源市にある金剛水泥廠のセメント生産量は東北一で、全国で十位以内に入る。
名勝
[編集]- 解放戦争革命烈士紀念塔
- 烈士陵園
- 魁星楼
- 竜首山