阿部和俊
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阿部 和俊(あべ かずとし、1949年 - )は、日本の地理学者(人文地理学・都市地理学)。愛知教育大学名誉教授。
略歴
[編集]福岡県北九州市生まれ[1]。1972年、名古屋大学文学部史学科卒業[2]。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。1976年まで、大学院に在籍[2]。
1976年に愛知教育大学助手に採用され、1981年に助教授、1995年に教授へ昇任した[2]。この間、1984年8月から1985年6月にかけてパリ大学・第4大学(パリ・ソルボンヌ)に留学し、ポール・クラヴァル (Paul Claval) の指導を受けている[3]。1990年、『経済的中枢管理機能からみた日本の都市体系』により、文学博士(名古屋大学)の学位を取得[4]。2010年度、2011年度には、愛知教育大学附属高等学校校長を務めた[5][6][7]。2013年に定年退職し、名誉教授[8]。
おもな著書
[編集]単著
[編集]- 日本の都市体系研究、地人書房(京都)、1991 - 日本都市学会賞受賞(1994年)[9]
- 先進国の都市体系研究、地人書房、1996
- 発展途上国の都市体系研究、地人書房、2001
- 20世紀の日本の都市地理学、古今書院、2003
- 近代日本の都市体系研究 : 経済的中枢管理機能の地域的展開、古今書院、2010
編著
[編集]- 都市の景観地理 シリーズ、古今書院 - 阿部は全体の企画と以下各編の編集にあたっており、日本地理学会賞(優秀賞)受賞の理由のひとつとなった[10]。
- 都市の景観地理 日本編 1、2007
- 都市の景観地理 日本編 2、2007
- 都市の景観地理 韓国編、2007
- 都市の景観地理 中国編、2008 - 王徳と共編
- 都市の景観地理 大陸ヨーロッパ編、2009
- 都市の景観地理 イギリス・北アメリカ・オーストラリア編、2010
脚注
[編集]- ^ 20世紀の日本の都市地理学 ISBN 4772260137
- ^ a b c “J-GLOBAL 阿部和俊”. 科学技術振興機構 (2005年11月22日). 2012年7月2日閲覧。
- ^ 阿部和俊 (2011), pp.49-50.
- ^ “経済的中枢管理機能からみた日本の都市体系”. 国立国会図書館. 2012年7月2日閲覧。
- ^ “平成 22 年度第 30 回高校教育シンポジウムの開催について” (PDF). 愛知教育大学附属高等学校. 2012年7月2日閲覧。
- ^ “ご挨拶”. 愛知教育大学附属高等学校. 2012年7月2日閲覧。
- ^ “2011 年度 学長裁量経費(プロジェクト経費)実施報告書” (PDF). 愛知教育大学. 2012年7月2日閲覧。
- ^ 原田一三 (2013年6月15日). “名誉教授称号授与式 (6/3)” (PDF). AUE News (愛知教育大学) (63): p. 3 2013年7月5日閲覧。
- ^ “日本都市学会賞(奥井記念賞)受賞図書一覧”. 日本都市学会. 2012年7月2日閲覧。
- ^ “日本地理学会賞受賞候補者選考委員会 2010年度活動報告”. 日本地理学会. 2012年7月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 阿部和俊 著「日本の都市地理学の個人的な回顧」、阿部和俊 編 編『日本の都市地理学50年』古今書院、2011年9月23日、37-58頁。ISBN 978-4-7722-6109-8。