Cheek
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『Cheek』 | ||||
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アン・ルイス の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップス | |||
レーベル | ビクターレコード | |||
チャート最高順位 | ||||
アン・ルイス アルバム 年表 | ||||
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『Cheek』収録のシングル | ||||
『Cheek』(チーク)は、1980年11月21日に発売されたアン・ルイスの3枚目のカバー・アルバム。発売元はビクターレコード。規格品番はLP:SJX-30029[2]。CD:VDR-1175。
概要
[編集]往年の洋楽バラードを中心に選曲されたカバーアルバム ″Cheek″ シリーズの第1作。タイトルには、″チークダンスを踊れるバラード集″ の意味が込められている[3]。
デビュー当時、周囲から「声がバラード向き」と言われ「グッド・バイ・マイ・ラブ」のようにスローな楽曲を発表しヒットしたものの、アンはイメージが固定化されることを不満に感じていた。その後自身の希望からロック色の強い楽曲なども歌い路線の変更にも成功したが、ファンの間からは「やっぱりバラードが聴きたい」との声も多く、本作はそんな声に応えようと企画されたものである[3]。同年8月にシングルとして発売された「リンダ」も含め、収録曲は全て英語詞で歌われている。
A-5「THIS BOY」の演奏とコーラスには、ビジーフォーのグッチ裕三とモト冬樹が参加している[3]。
CDは1986年に初めてCD化されて以降、長きに亘り廃盤の状態が続いていたが、2007年11月21日におよそ21年ぶりとなる再発売が紙ジャケット仕様で実現され[4]、2013年9月25日にはタワーレコード限定で再発売された[5]。
収録曲
[編集]LP/CT
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「ワン・ボーイ」(One Boy) | L. Adams, C. Strouse | M. Matsutoya | |
2. | 「メイク・ユアセルフ・カンファタブル」(Make Yourself Comfortable) | B. Merrill | T. Matsui | |
3. | 「ジー・ウィズ」(Gee Whiz) | C. Thomas | M. Matsutoya | |
4. | 「イン・ザ・フレッシュ」(In the Flesh) | D. Harry, C. Stain | T. Umegaki | |
5. | 「ディス・ボーイ」(This Boy) | J. Lennon, P. McCartny | Busy Four | |
6. | 「ワン・サイデッド・ラブ」(One Sided Love) | M. Takeuchi 英語詞:A. Lewis, Kazuko | M. Matsutoya | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「リンダ」(Linda) | M. Takeuchi 英語詞:A. Lewis | Blood Shot, T. Yamashita, Y. Taniguchi, T. Matsui | |
2. | 「リーダー・オブ・ザ・パック」(Leader of the Pack) | J. Barry, G. Morton, E. Greenwich | T. Umegaki | |
3. | 「オー・ノー・ノット・マイ・ベイビー」(Oh No Not My Baby) | C. King, G. Goffin | T. Umegaki | |
4. | 「ユー・ベイビー」(You Baby) | P. Spector, B. Mann, C. Weil | S. Hirai | |
5. | 「オー・ミー・オー・マイ」(Oh Me Oh My) | J. Doris | K. Kobayashi | |
6. | 「グッドバイ・ボーイ」(Good-Bye Boy) | M. Takeuchi | T. Umegaki | |
合計時間: |
CD
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「ワン・ボーイ」(One Boy) | L. Adams, C. Strouse | M. Matsutoya | |
2. | 「メイク・ユアセルフ・カンファタブル」(Make Yourself Comfortable) | B. Merrill | T. Matsui | |
3. | 「ジー・ウィズ」(Gee Whiz) | C. Thomas | M. Matsutoya | |
4. | 「イン・ザ・フレッシュ」(In the Flesh) | D. Harry, C. Stain | T. Umegaki | |
5. | 「ディス・ボーイ」(This Boy) | J. Lennon, P. McCartny | Busy Four | |
6. | 「ワン・サイデッド・ラブ」(One Sided Love) | M. Takeuchi 英語詞:A. Lewis, Kazuko | M. Matsutoya | |
7. | 「リンダ」(Linda) | M. Takeuchi 英語詞:A. Lewis | Blood Shot, T. Yamashita, Y. Taniguchi, T. Matsui | |
8. | 「リーダー・オブ・ザ・パック」(Leader of the Pack) | J. Barry, G. Morton, E. Greenwich | T. Umegaki | |
9. | 「オー・ノー・ノット・マイ・ベイビー」(Oh No Not My Baby) | C. King, G. Goffin | T. Umegaki | |
10. | 「ユー・ベイビー」(You Baby) | P. Spector, B. Mann, C. Weil | S. Hirai | |
11. | 「オー・ミー・オー・マイ」(Oh Me Oh My) | J. Doris | K. Kobayashi | |
12. | 「グッドバイ・ボーイ」(Good-Bye Boy) | M. Takeuchi | T. Umegaki | |
合計時間: |
ミュージシャン
[編集]- GUITAR:鈴木茂、椎名和夫、松原正樹、芳野藤丸、吉川忠英、小林和之、小林圭三、スリム冬樹
- KEYBOARDS:松任谷正隆、山田秀俊、平井聡
- BASS:後藤次利、高水健司、長岡道夫、名村武、島田与作
- DRUMS:渡嘉敷祐一、林立夫、島村英二、壇辻慶明、ウガンダ・トラ
- PERCUSSIONS:斉藤ノヴ、ペッカー、ラリー須永
- S, A. SAX:ジェイク・コンセプション
- T. SAX:村岡建
- FLUTE:藤山明、衛藤幸雄
- TROMBONE:Championグループ
- TRUMPET:数原グループ
- STRINGS:大野グループ、Tomatoグループ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ オリコン 2006, p. 46
- ^ “Ann Lewis – Cheek”. Discogs. 2022年11月5日閲覧。
- ^ a b c アン・ルイス 2007
- ^ “ANN LEWIS CHEEK”. JVCKENWOOD Victor Entertainment. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “アン・ルイス/CHEEK<タワーレコード限定>”. TOWER RECORDS. タワーレコード. 2022年11月6日閲覧。
参考資料
[編集]- オリコン『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 978-4-87131-077-2。
- アン・ルイス『Cheek』(ライナーノーツ)JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、2007年11月21日。VICL-62656。
外部リンク
[編集]- 第35回 アン・ルイス「リンダ」(1980年) – MUSICGUIDE
- 6月5日はアン・ルイスの誕生日~唯一無二の二面性 – 大人のMusicCalendar
- COVER ALBUM Cheek 記憶の記録LIBRARY