ノック 終末の訪問者

ウィキペディアから無料の百科事典

ノック 終末の訪問者
Knock at the Cabin
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
スティーヴ・デズモンド
マイケル・シャーマン
原作 ポール・G・トレンブレイ
『終末の訪問者』
（竹書房文庫）
製作 M・ナイト・シャマラン
マーク・ビエンストック
アシュウィン・ラジャン
製作総指揮 スティーヴン・シュナイダー
アシュリー・フォックス
クリストス・V・コンスタンタコプーロス
出演者 デイヴ・バウティスタ
ジョナサン・グロフ
ベン・オルドリッジ（英語版）
ニキ・アムカ＝バード（英語版）
音楽 ヘルディス・ステファンスドッティル
撮影 ジェアリン・ブラシュケ
編集 ノエミ・カタリーナ・プライスヴェルク
製作会社 フィルムネイション・エンターテインメント
パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ
ウィッシュボーン・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2023年2月3日
日本の旗 2023年4月7日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $20,000,000[1]
興行収入 世界の旗$54,712,735[1]
テンプレートを表示

『ノック 終末の訪問者』（ノック しゅうまつのほうもんしゃ、Knock at the Cabin）は、2023年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はM・ナイト・シャマラン、主演はデイヴ・バウティスタが務めた。本作はポール・G・トレンブレイが2018年に発表した小説『The Cabin at the End of the World』を原作としている。

ストーリー

[編集]

一家が森の中にあるキャビンで休暇を楽しんでいたところ、武器を持った4人組が突如押し入ってきた。抵抗空しく人質に取られた一家に対し、リーダー格のレナードは「世界の終末を回避できるか否かは貴方たちの選択にかかっている」と告げる。

キャスト

[編集]

※括弧内は日本語吹替[2]

山小屋に住む家族
山小屋を訪問する四人組
その他

製作

[編集]

2017年、フィルムネイション・エンターテインメントはポール・G・トレンブレイの小説『The Cabin at the End of the World』の映画化権を出版前に取得した[3]。しかし、本作は原作小説の存在を伏せたまま製作が進められ、それが正式にアナウンスされたのは2022年7月のことであった[3]。なお、あらすじが公表された同年3月の時点で、トレンブレイの小説のそれとの酷似を指摘する声があった[4]。

2019年、スティーヴ・デズモンドとマイケル・シャーマンが執筆した本作の脚本はブラックリスト入りを果たした[5]。M・ナイト・シャマラン監督は2人の脚本を読んで本作に関心を持ち、最終的に監督を務めることになった。シャマランは脚本のリライトも手掛けており、その作業は自身のキャリアの中でも最高速のスピードで行われたという[6]。

2021年12月6日、デイヴ・バウティスタにM・ナイト・シャマラン監督の新作映画への出演オファーが出ていると報じられた[7]。2022年2月16日、ルパート・グリントとニキ・アムカ＝バードが本作に出演するとの報道があった[8]。3月3日、ベン・オルドリッジとジョナサン・グロフの起用が発表された[9]。

撮影・音楽

[編集]

本作の主要撮影は2022年4月19日にニュージャージー州で始まり、同年6月11日に終了した[10][11][12]。なお、本作の撮影に際しては1990年代に製造されたカメラレンズが使用されたが、これは古き良きスリラー映画の雰囲気を出すことを意図してのものである[13]。

2022年9月22日、ヘルディス・ステファンスドッティルが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[14]。

公開・マーケティング

[編集]

当初、本作は2023年2月17日に全米公開される予定だったが[15]、後に公開日は同月3日に前倒しされた[16]。

2022年9月22日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[17]。2023年2月3日、本作は全米3643館で劇場公開され、公開初週末に1412万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[18]。

評価

[編集]

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには334件のレビューがあり、批評家支持率は67%、平均点は10点満点で6.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「怖さが足りないなと思わせる箇所も複数あるし、ストーリーには粗もある。しかし、『ノック 終末の訪問者』は観客の思考を喚起するスリラー映画に仕上がっており、シャマラン監督が手掛けた作品の中でも上位の出来映えである。」となっている[19]。また、Metacriticには60件のレビューがあり、加重平均値は63/100となっている[20]。なお、本作のCinemaScoreはCとなっている[21]。

出典

[編集]
  1. ^ a b “Knock at the Cabin (2023)”. The Numbers. 2024年3月28日閲覧。
  2. ^ “ノック 終末の訪問者　－日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2023年7月27日). 2023年7月30日閲覧。
  3. ^ a b “Hollywood finally comes calling for horror writer Paul Tremblay”. CNBC (2022年7月16日). 2022年10月2日閲覧。
  4. ^ “M. Night Shyamalan’s ‘Knock at the Cabin’ Adds Ben Aldridge and Jonathan Groff to Cast”. Bloody Disgusting (2022年3月3日). 2022年10月2日閲覧。
  5. ^ “The Black List 2019 Screenplays Unveiled & Ranked: Ken Kobayashi’s Frozen-Time Romance ‘Move On’ Tops List”. Deadline.com (2019年12月16日). 2022年10月2日閲覧。
  6. ^ “M. Night Shyamalan Says New Film Knock at the Cabin Is "Contained and Gigantic"”. ComicBook.com (2021年12月17日). 2022年10月2日閲覧。
  7. ^ “Dave Bautista To Star In M. Night Shyamalan’s Next Film ‘Knock At The Cabin’”. Deadline.com (2021年12月6日). 2022年10月2日閲覧。
  8. ^ “Rupert Grint And Nikki Amuka-Bird Join Dave Bautista In M. Night Shyamalan’s ‘Knock At The Cabin’”. Deadline.com (2022年2月16日). 2022年10月2日閲覧。
  9. ^ “‘Pennyworth’ Star Ben Aldridge & Jonathan Groff Join M. Night Shyamalan’s ‘Knock At The Cabin’”. Deadline.com (2022年3月3日). 2022年10月2日閲覧。
  10. ^ “‘Knock at the Cabin’ – Filming Underway on Shyamalan’s Fifteenth Feature”. Bloody Disgusting (2022年4月19日). 2022年10月2日閲覧。
  11. ^ “M. Night Shyamalan ‘Knock at the Cabin’ movie, AMC ‘Isle of the Dead’ series film in N.J. as Pete Davidson horror film wraps”. NJ.com (2022年4月5日). 2022年10月2日閲覧。
  12. ^ “‘Knock at the Cabin’ – M. Night Shyamalan Wraps Production on Latest Thriller”. Bloody Disgusting (2022年6月12日). 2022年10月2日閲覧。
  13. ^ “M. Night Shyamalan's New Movie Will Have An Old School Thriller Look”. Screen Rant (2022年5月6日). 2022年10月2日閲覧。
  14. ^ “Herdís Stefánsdóttir to Score M. Night Shyamalan’s ‘Knock at the Cabin’”. Film Music Reporter (2022年9月22日). 2022年10月2日閲覧。
  15. ^ “M. Night Shyamalan Sets His Next Two Movies at Universal for Release in 2021, 2023”. Hollywood Reporter (2019年9月16日). 2022年10月2日閲覧。
  16. ^ “M. Night Shyamalan’s Next Universal Pic Gets New Release Date & Official Title”. Deadline.com (2021年10月13日). 2022年10月2日閲覧。
  17. ^ “Knock at the Cabin - Official Trailer”. YouTube (2022年9月22日). 2022年10月2日閲覧。
  18. ^ “Domestic 2023 Weekend 5/February 3-5, 2023”. Box Office Mojo. 2024年3月28日閲覧。
  19. ^ “Knock at the Cabin”. Rotten Tomatoes. 2024年4月6日閲覧。
  20. ^ “Knock at the Cabin (2023)”. Metacritic. 2024年4月6日閲覧。
  21. ^ “‘Knock At The Cabin’ Wins Weekend With $14M+ While ‘80 For Brady’ Popular With The Ladies Pulls In More Admissions – Sunday Box Office”. Deadline.com (2023年2月5日). 2024年4月6日閲覧。

外部リンク

[編集]
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
カテゴリ カテゴリ
スタブアイコン

この項目は、映画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:映画/PJ映画）。

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ノック_終末の訪問者&oldid=101703691」から取得