Microsoft GS Wavetable SW Synth

ウィキペディアから無料の百科事典

Microsoft GS Wavetable SW Synth(マイクロソフト ジーエス ウェーブテーブル エスダブリュー シンセ)は、Windowsコンポーネントとして提供されているソフトウェア・シンセサイザーである。

概要[編集]

  • Microsoft Synthesizerの音源を、MIDIデバイスとして転用したものである。
  • 使用のための必須条件は、Windows 98以降のWindowsWDMサウンドドライバである。
  • Windows Vistaからは名称がMicrosoft GS Wavetable Synthに変更され、プログラムが明示的にMIDIドライバを指定しない場合、この音源以外を使用することができなくなった。
  • マイクロソフトはWindows Vistaを開発する際に、Microsoft GS Wavetable SW Synth業界標準とした。
  • 一部のGM/GS命令がサポートされておらず、特に特定トラックにピッチチューニングコマンドを用いたデータなどの再現性は著しく低い。もっともそのようなデータは必ずしも多くはない。
  • ファイルとしてはgm.dlsの名でC:\Windows\System32\driversに格納されている。

Microsoft Synthesizerの音源との相違点[編集]

  • Microsoft Synthesizerの音源は、DirectMusicを介さなければ使用できない。しかしMicrosoft GS Wavetable SW Synthは、DirectMusicとは関係なく、MIDIデバイスとして使用できる。
  • リバーブが搭載されていない。

主な略称や愛称[編集]

関連項目[編集]