NAISの会

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NAISの会(ナイスのかい)は、自由民主党に所属する衆議院議員4名が1999年頃に結成した政策研究グループであり、名前はローマ字表記した際の4人の頭文字 (Nemoto, Abe, Ishihara, Shiozaki) に由来する[1][2][3]。安倍の代わりに渡辺喜美を入れた四騎の会というグループも存在する。また、安倍以外の3人と岸田文雄宏池会に所属経験があり、加藤の乱の際にドライマティーニを飲み結託した。

2021年の第49回衆議院議員総選挙を前に塩崎が政界引退を表明し、石原が落選。 2022年には安倍が暗殺され、S、I、A、とNAISの右から順に衆議院を去った。2024年現在、現職議員は根本のみとなった。

メンバー[編集]

概要[編集]

衆議院議員としては石原は1990年(平成2年)の初当選であるが、他の3人は1993年(平成5年)の初当選の同期である(厳密には塩崎は参議院からの鞍替え)。

2006年(平成18年)に安倍を首班とする第1次安倍内閣が成立すると、根本は首相補佐官(経済財政担当)、石原は自民党幹事長代理、塩崎は内閣官房長官として重用された。2007年(平成19年)8月の第1次安倍改造内閣・自民党役員人事において、石原が政調会長となった他は主要な役職から外された。石原も9月の福田内閣・自民党役員人事で政調会長退任となった。その後の第45回衆議院議員総選挙自民党が下野し、根本が落選。その後の2012年9月の総裁選では、安倍と石原が争い、安倍が総裁に就任。同年12月総選挙で根本も返り咲き、自民党が大勝。政権を取り戻し、安倍は再び内閣総理大臣に返り咲いた。その後は、石原が環境大臣経済再生担当大臣、根本が復興大臣厚生労働大臣、塩崎が厚生労働大臣として、入れ替わりで3人同時ではないものの、閣僚に就任している。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]