Uniform Type Identifier
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Uniform Type Identifier(UTI)はデータ(エンティティ)のタイプ(種類、型)を一意に識別する文字列である。Appleの Mac OS X v10.4 から追加され[1]、Spotlight などでファイルやフォルダ、クリップボードのデータ、バンドル、エイリアス、シンボリックリンク、ストリーミングデータなどを識別するのに利用されている。UTIはドメイン名を逆さにした構造をしている。また、UTIはマルチメディアファイルが(MIMEタイプ のように)単一のタイプに識別されないように 多重継承を採用している。つまり1つの識別子は例えば public.audio、public.video、public.text、public.image など複数の識別子を継承できる。
継承の階層がUTIの最も重要な部分である。UTIの階層には次の2つがある。
物理階層での継承は必須だが、機能階層での継承は任意である。
publicドメインはAppleのみが宣言可能なドメインで、UTIにおける基底タイプを含んでいる。
識別子 | 継承元 | 意味 |
---|---|---|
public.item | 物理ヒエラルキーの基底タイプ | |
public.content | すべてのドキュメント・データ(機能ヒエラルキー)の基底タイプ | |
public.data | public.item | ファイル、バイトストリーム、クリップボードデータの基底タイプ |
public.image | public.data public.content | 画像の基底タイプ |
UTIは他のファイルタイプ識別子を識別する用途でも使われる。
識別子 | 継承元 | 意味 |
---|---|---|
public.filename-extension | public.case-insensitive-text | 拡張子 |
public.mime-type | public.case-insensitive-text | MIMEタイプ |
com.apple.ostype | public.text | OSType。リソースフォーク参照。 |
com.apple.nspboard-type | public.text | NSPasteboardタイプ |
脚注
[編集]- ^ クリップボードでは Mac OS X v10.3 から利用されていた
- ^ physical hierarchy
- ^ functional hierarchy
外部リンク
[編集]- System-Declared Uniform Type Identifiers
- "Uniform Type Identifiers Overview
- Mac OS X 10.4 Tiger(Ars Technica のUTIに関する記事