トラフ (地形)
トラフ(trough)とは、細長い海底盆地で、深さが6000mより浅いもの。舟状海盆(しゅうじょうかいぼん)とも。細長くないものは単に海盆と呼び、深さ6000mを超えるものは海溝(trench)という。
成因
[編集]海溝と呼ばれる地形の多くはプレートの沈み込み境界であるのに対し、トラフにはさまざまな成因がある。
主なトラフ
[編集]世界のトラフ
[編集]日本のトラフ
[編集]- 南海トラフ、駿河トラフ、相模トラフ
- いずれも日本の太平洋側にあるトラフ。フィリピン海プレートがユーラシアプレートと北米プレートの下に沈みこむプレート境界であり、成因は海溝と本質的には同じである。
- 最上トラフ
- 山形県と新潟県の沖合およそ50km付近の日本海にあり、佐渡島から北東方向に延びている。
- 隠岐トラフ
- 石川県と福井県の沖合およそ100km付近の日本海にあり、東西に延びている。北縁には隠岐海嶺がある。
- 富山トラフ
- 佐渡島のすぐ西付近の日本海にあり、南北に延びている。トラフ南端には、総延長約750kmにもおよぶ富山深海長谷と呼ばれる地形がみられる。
- 対馬トラフ
- 対馬と朝鮮半島の間の東シナ海にある。
- 沖縄トラフ
- 九州の西側から台湾東側までの東シナ海にある。琉球列島の背弧海盆で、現在も拡大中の海洋地殻である。中国はこの沖縄トラフが日中中間線であると主張している。
参考文献
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関連項目
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