井荻駅

井荻駅
南口駅舎(2023年5月)
いおぎ
Iogi
SS10 下井草 (0.9 km)
(1.0 km) 上井草 SS12
地図
所在地 東京都杉並区下井草五丁目23-15
北緯35度43分28.3秒 東経139度36分52.8秒 / 北緯35.724528度 東経139.614667度 / 35.724528; 139.614667座標: 北緯35度43分28.3秒 東経139度36分52.8秒 / 北緯35.724528度 東経139.614667度 / 35.724528; 139.614667
駅番号 SS11
所属事業者 西武鉄道
所属路線 新宿線
キロ程 10.7 km(西武新宿起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(別に通過線1本あり)
乗降人員
-統計年度-
[西武 1]17,843人/日
-2023年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月16日
備考 上りホーム有効長は8両編成分
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北口(2023年5月)
北口(2023年5月)
ホーム(2015年3月)
ホーム(2015年3月)

井荻駅(いおぎえき)は、東京都杉並区下井草五丁目にある、西武鉄道新宿線である。駅番号はSS11

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面3線を有する地上駅。中央に通過線があり通過列車の待避が可能で、配線的には下りも待避可能な構造となっている[注 1]が、実際に待避が行われるのは上りのみで、現在では下りの待避は原則的になく(1980年3月改正時点では休日に三回のみ待避の設定があった)、2つ隣の鷺ノ宮駅上石神井緩急接続または追い越しを行う 。下りが待避を行う場合には各駅停車が下り本線に停車し、通過電車が上り本線に分岐して通過していた。ホーム有効長は上りホームは8両編成、下りホームは8両編成以上である。

駅の改築

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1963年10月21日から1998年3月13日までは1面2線の島式ホーム(上り)と1面1線の単式ホーム(下り)を有する構造で、上りホームから駅舎(現在の南口)へは構内踏切を通行する必要があった。このため、駅の北側から上り電車に乗車するには、一旦東京都道311号環状八号線(環八通り)の踏切を渡って駅の南側に出てから改札を通り、今度は構内踏切を渡って線路の北側へ戻るといった不便を強いられていた。当時、立体化工事が行われるまでは環八通りでも有数の開かずの踏切であり、数キロにわたる酷い交通渋滞が20年以上続いており、強く問題視されていた(井荻トンネル参照)。

その後、踏切事故防止とホーム移設を伴う北口の開設といった改良工事が実施され、1997年5月13日に新駅舎(現在の南口)が完成した。上りホームが移設され、北口が新設されるとともに[1]各ホームを連絡する跨線橋が設置された。

この際、線形も変更された。1998年3月13日終電後に大規模工事を行い、以前は、下りは1ホームのみ、上りは島式ホーム2面で緩急接続できる構造であった(ただし、待避のみで緩急接続はなかった)。改良後は、下り、上りとも1ホームの形になり、緩急接続できない構造となった。旧ホーム跡地[1]に通過線が設置され、中井駅とまったく同じ線形となった[注 2]

各ホーム間を連絡する跨線橋にはエレベーターエスカレーターが設置されている。トイレは上りホームの跨線橋下(エレベーター付近)にあり、ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」(多機能トイレ)を併設している。

南口の改札脇には2010年12月12日まで小さな売店があったが、その後改修工事を行い、2011年2月2日TOMONYとしてリニューアルオープンした。 その後、TOMONYは2018年頃に自販機に置き換えられた。

2016年 井荻駅南北地下歩道にエレベーターが設置された。

のりば

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ホーム 路線 方向 行先
1 SS 新宿線 下り 所沢本川越拝島方面
2 上り 高田馬場西武新宿方面

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員17,843人であり、西武鉄道全92駅中52位[西武 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[2][3]
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
出典
1990年(平成02年) 9,570 [* 1]
1991年(平成03年) 9,724 [* 2]
1992年(平成04年) 9,578 [* 3]
1993年(平成05年) 9,375 [* 4]
1994年(平成06年) 9,397 [* 5]
1995年(平成07年) 18,782 9,331 [* 6]
1996年(平成08年) 18,751 9,305 [* 7]
1997年(平成09年) 18,437 9,101 [* 8]
1998年(平成10年) 18,250 9,082 [* 9]
1999年(平成11年) 18,187 9,074 [* 10]
2000年(平成12年) 18,287 9,176 [* 11]
2001年(平成13年) 18,564 9,327 [* 12]
2002年(平成14年) 18,809 9,459 [* 13]
2003年(平成15年) 19,113 9,624 [* 14]
2004年(平成16年) 19,273 9,724 [* 15]
2005年(平成17年) 19,315 9,745 [* 16]
2006年(平成18年) 19,621 9,913 [* 17]
2007年(平成19年) 20,099 10,143 [* 18]
2008年(平成20年) 20,475 10,336 [* 19]
2009年(平成21年) 20,080 10,125 [* 20]
2010年(平成22年) 19,602 9,874 [* 21]
2011年(平成23年) 19,176 9,628 [* 22]
2012年(平成24年) 19,456 9,795 [* 23]
2013年(平成25年) 19,863 10,022 [* 24]
2014年(平成26年) 19,615 9,890 [* 25]
2015年(平成27年) 19,918 10,038 [* 26]
2016年(平成28年) 20,105 10,134 [* 27]
2017年(平成29年) 20,174 10,159 [* 28]
2018年(平成30年) 20,299 10,222 [* 29]
2019年(令和元年) 19,818 9,978 [* 30]
2020年(令和02年) [西武 2]14,877
2021年(令和03年) [西武 3]15,797
2022年(令和04年) [西武 4]17,126
2023年(令和05年) [西武 1]17,843

駅周辺

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北口

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南口

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バス路線

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環八通りの井荻踏切廃止後、駅前バスターミナルが整備され、ピーコックストア前に荻窪・西荻窪方面行き乗り場が新設された。しかし、荻11系統・石神井公園駅発と、荻17系統・練馬高野台駅発の荻窪駅行きについては、ピーコックストア前を通る路地に入らないため、200メートル先の環八通りに設けられた「井荻駅」停留所にのみ停車した。一方、ピーコック前の「井荻駅」を起点としている荻12・荻12-1系統・荻窪駅行きと、西50系統・西荻窪駅行きは、この停留所を出たあと、環八通り側の「井荻駅」にも停車するという形で、二つの「井荻駅」に停車していた。それが原因となる混乱もあったため、2008年2月16日からは環八通り側の停留所を「井荻駅入口」に変更した。

井荻駅

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井荻駅入口

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のりば番号に関しては関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示される便宜上の番号であり、実際には何も表記されていない[6]

のりば1
のりば2
  • 西武バス
    • 荻11・荻12・荻12-1・荻17 - 荻窪駅行
  • 関東バス

隣の駅

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西武鉄道
SS 新宿線
拝島ライナー快速急行・通勤急行・急行・準急
通過
各駅停車
下井草駅 (SS10) - 井荻駅 (SS11) - 上井草駅 (SS12)

将来の構想

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東京都の交通計画で地下化が推奨されている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 下りの場合、1番線が本線であり、通過線を走行する場合は渡り線を通過する。
  2. ^ ただし、中井駅で通過に用いられる中線は本来副本線であり、上下とも本線はホームに面した待避線側であることから、上り本線が中線を兼ね下りは本線しかない配線の当駅と線形は大きく異なる。 また、中井駅ではこの中線を上り通過線としても下り通過線としても使用するが、井荻駅では、上りの優等列車の通過線としてのみ使用している。

出典

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  1. ^ a b c d 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)95ページ(写真有り)
  2. ^ 練馬区統計書 - 練馬区
  3. ^ 杉並区統計書 - 杉並区
  4. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  5. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  6. ^ 「関東バスナビ」での表記例
東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員(2023年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2024年6月21日閲覧。
  2. ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
  3. ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
  4. ^ 駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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