博多駅東
博多駅東 | |
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博多駅東の地図 | |
北緯33度35分22.5秒 東経130度25分31.7秒 / 北緯33.589583度 東経130.425472度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 福岡市 |
区 | 博多区 |
面積 | |
• 合計 | 42.99 ha |
人口 (2023年(令和5年)3月末現在)[1] | |
• 合計 | 2,565人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 | 812-0013[2] |
市外局番 | 092 |
ナンバープレート | 福岡 |
博多駅東(はかたえきひがし)は、福岡市博多区の地名。現行の行政地名は博多駅東一丁目から三丁目まで[3][4]。面積は42.99ヘクタール[5]。2023年3月末現在の人口は2,565人[1]。郵便番号は812-0013[2]。
地理
[編集]福岡市の都心とされる中央区天神の東約2.5キロメートル、博多区のやや北西側に位置する。北東で御笠川を介して堅粕、東光及び東比恵と、南東で百年橋通りを挟んで比恵町と、南西で筑紫通りを挟んで博多駅南と、西で竹下通りを挟んで博多駅中央街と、博多駅東2540号線を挟んで博多駅前と隣接する。博多駅を中心とする交通結節点を擁する博多駅中央街に隣接し、筑紫口の駅前広場を中心にホテルが軒を連ねる。また、町内の中央部に国の合同庁舎や県の総合庁舎が集中し官庁街となっている。専門学校も多い。
都市計画
[編集]博多駅東を含む博多駅周辺地区の都市計画における位置づけについては、2012年(平成24年)12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[6][注釈 1]の「都市空間構想図」において、「都心部」[注釈 2]に含まれている。都心部のなかでも特に天神・渡辺通地区、博多駅周辺地区、ウォーターフロント地区(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、これらについてそれぞれの都市機能を高めるとともに、回遊性の向上を図り、地区間相互の連携を高めるとされている。2014年(平成26年)5月策定の『福岡市都市計画マスタープラン』においては、都心核としての博多駅周辺地区[注釈 3]は西日本の中枢となる業務が集まる核として、商業機能や文化機能が充実し、回遊性が高いまちが将来像とされており、交通結節機能の強化などがまちづくりの視点とされている[8]。用途地域は町内の全域が商業地域である[9]。
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1889年に開業した初代の博多駅は旧来の博多市街に接した場所(現在の出来町公園付近)に作られた。当時の鹿児島本線は西に向けて初代博多駅に入った後、現在の「博多駅前」の町境に沿うように南に急カーブを描いていた。「博多駅東」は当時の博多駅裏にあたり田畑が残っており、市街地化はあまり進んでいなかった。
ホームが2面しかなかった博多駅は第二次世界大戦前には旅客・貨物がさばききれなくなる限界を迎えており、戦後の復興でますます混雑が激しくなった。その解決のためにはもはや駅の移設しか手はないように思われた。国鉄は、鹿児島本線の急カーブをショートカットするように博多駅裏の田畑に新たな線路を通し、その真ん中に高架化した新駅を作ってホームも多数確保することとした。新駅の周囲の田畑には区画整理によって新市街が作られた。これが駅西側(博多口側)の「博多駅前」、および駅東側(筑紫口側)の「博多駅東」「博多駅南」である。新しい博多駅は1963年に開業し、以後新たな駅前にオフィスの集積が進んだ。
町域の変遷
[編集]現在の地名は、1969年(昭和44年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[3]。
住居表示実施後 | 実施年月日 | 住居表示実施前(各大字の一部) |
---|---|---|
博多駅東一丁目から三丁目まで | 1969年(昭和44年) | 中比恵町・比恵町・音羽町・三社町・瑞穂町・明治町一丁目から三丁目まで・大字比恵 |
人口
[編集]博多駅東一丁目から三丁目までの人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
- 2001年(平成13年):1,622
- 2002年(平成14年):1,653
- 2003年(平成15年):1,693
- 2004年(平成16年):1,727
- 2005年(平成17年):1,725
- 2006年(平成18年):1,761
- 2007年(平成19年):1,758
- 2008年(平成20年):1,925
- 2009年(平成21年):1,914
- 2010年(平成22年):2,001
- 2011年(平成23年):2,093
- 2012年(平成24年):2,166
- 2013年(平成25年):2,187
- 2014年(平成26年):2,180
- 2015年(平成27年):2,240
- 2016年(平成28年):2,371
- 2017年(平成29年):2,364
- 2018年(平成30年):2,400
- 2019年(令和元年):2,437
- 2020年(令和2年):2,433
- 2021年(令和3年):2,451
- 2022年(令和4年):2,544
主な施設
[編集]- 福岡合同庁舎(九州地方整備局、九州運輸局、九州防衛局、福岡国税局など)
- 日本年金機構博多年金事務所
- 西日本高速道路九州支社
- 福岡県東総合庁舎
- 福岡県建設業協会
- NTT博多ビル・新博多ビル
- 日本経済新聞社西部支社
- ヤマエ久野本社
- アサヒ緑健本社
- 西部電気工業本社
- パラマウントベッド福岡支社
- 八仙閣本社・本店
- 博多スターレーン(2019年閉館)[10][11]
- 都ホテル 博多
- THE BASICS FUKUOKA(旧・ハイアットリージェンシー福岡)
- JR九州ホテル ブラッサム福岡
- 中比恵公園
教育施設
[編集]町内に次の小学校があり、校区についても、町内の全域がこの学校の校区に属する[12]。
町内に中学校は存在しないが、校区については、次の学校の校区に属する[12]。
交通
[編集]道路
[編集]主な幹線道路は次の通り[14]。
国道
[編集]県道
[編集]- 福岡県道555号桧原比恵線(福岡市道路愛称:百年橋通り)
市道
[編集]鉄道
[編集]鉄道については、隣接する博多駅中央街に次の路線があり、相互に連結している。
- 山陽新幹線博多駅
バス
[編集]バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、町内には次の停留所がある[16]。
- 竹下通り沿い:博多駅筑紫口
- 筑紫通り沿い:駅東二丁目、駅東三丁目
- 博多駅山王線沿い:合同庁舎
なお、隣接する博多駅中央街には、多方面の一般路線バスのほか、九州他県および本州方面への中長距離高速バスが発着する博多バスターミナルがある。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『第9次福岡市基本計画』が2012年(平成24年)12月21日に策定されたときは、目標年次が2022年度末(令和4年度末)とされていたが、令和5年2月20日の市議会の議決を得て、2年延期された[7]。
- ^ 「都心部」は具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされている[8]。
- ^ 博多駅中央街を中心として、その周辺の博多駅前、博多駅東、博多駅南からなる地区
- ^ 所在地:博多駅東一丁目8番1号北緯33度35分35秒 東経130度25分22秒 / 北緯33.59306度 東経130.42278度[13]
- ^ 所在地:博多区東光二丁目15番1号北緯33度35分37秒 東経130度25分38秒 / 北緯33.59361度 東経130.42722度
- ^ 福岡市が公募した福岡市道路愛称以外で、歴史的な由来や地域の特性などに基づき、自治協議会などから申請され、博多区が決定した道路愛称、起点:竹下通りの博多駅東交差点、終点:百年橋通りの宮島交差点、名称の決定年度:2010年度(平成22年度)、延長年度:2011年度(平成23年度)[15]
- ^ 博多区が決定した道路愛称、起点:博多駅東交差点、終点:百年橋通り、名称の決定年度:2011年度(平成23年度)[15]
出典
[編集]- ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年4月11日閲覧。
- ^ a b 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年4月11日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、1066頁。ISBN 4-04-001400-6。
- ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年4月11日閲覧。→別表第1
- ^ 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 2023年4月11日閲覧。→1-11/参考/面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
- ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年4月9日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
- ^ 福岡市議会事務局議事課. “令和5年/総務財政委員会”. 2023年4月9日閲覧。→第1回定例会→議案第26号/第9次福岡市基本計画の変更について
- ^ a b 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 2023年4月9日閲覧。→「第4章/区別構想/博多区」(PDF)66ページ及び「地域別構想“都心部編”」(PDF)111ページ
- ^ 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市Webまっぷ/都市計画情報”. 2023年4月9日閲覧。→利用規約→同意
- ^ “博多スターレーンビル閉店のお知らせ”. 博多スターレーン (2019年1月22日). 2019年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月3日閲覧。
- ^ “博多スターレーン3月末閉鎖 老朽化、再開発へ”. 西日本新聞 (2019年1月22日). 2019年1月22日閲覧。
- ^ a b 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2023年4月10日閲覧。
- ^ 福岡市立小学校設置条例で定める位置。
- ^ 福岡市道路下水道局管理部路政課. “福岡市路線情報提供システム”. 2023年4月9日閲覧。→利用条件に同意→検索等
- ^ a b 福岡市博多区総務部企画振興課. “博多区の道路愛称”. 2023年4月11日閲覧。→住吉・東住吉・冷泉・美野島地区→筑紫口通り、中比恵公園通り
- ^ 西日本鉄道株式会社. “西鉄バス/路線図”. 2023年4月9日閲覧。→「博多区版」→「路線マップ」(PDF)及び→「博多のりば」
関連項目
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