向井康介
向井康介(むかい こうすけ、1977年 - )は、日本の脚本家。徳島県三好市出身[1]。
経歴
[編集]池田高校時代はハンドボール部に所属[2]。大阪芸術大学在学中に山下敦弘と知り合い、二人で共同で脚本を書き始める。最近は、単独での脚本も手がける。 『リアリズムの宿』で長塚圭史が演じた坪井小介は、自身がモデルであった。
キネ旬の「オールタイムベスト映画遺産200」で山根貞男と対談した。
2023年、映画「ある男」の脚本により、第46回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を受賞。
作品
[編集]特記しないものは、全て脚本での参加。
映画
[編集]- 鬼畜大宴会(1998年)※照明
- どんてん生活(1999年)※照明・編集兼任
- 悲しくなるほど不実な夜空に(2001年)
- ばかのハコ船(2002年)※照明・制作兼任
- リアリズムの宿(2003年)※照明兼任
- 青い車(2004年)
- くりいむレモン(2004年)
- リンダリンダリンダ(2005年)
- 松ヶ根乱射事件(2006年)
- 神童(2006年)
- 俺たちに明日はないッス(2008年)
- 色即ぜねれいしょん(2008年)
- 実験4号 It's a small world(2008年)
- ニセ札(2009年)
- あんにょん由美香(2009年)※構成協力
- マイ・バック・ページ(2011年)
- ふがいない僕は空を見た(2012年)
- BUNGO〜ささやかな欲望〜 告白する紳士たち『握った手』(2012年)
- ありふれたライブテープにFocus(2012年)※構成
- 陽だまりの彼女(2013年)
- もらとりあむタマ子(2013年)
- ピース オブ ケイク(2015年)
- 聖の青春(2016年)
- 愚行録(2017年) [3]
- MIRRORLIAR FILMS Season1「無事なる三匹プラスワン コロナ死闘篇」(2021年)- 脚本
- ある男(2022年)
- マイ・ブロークン・マリコ(2022年)
オリジナルビデオ
[編集]- 不詳の人(2004年)
- 道(2005年)撮影兼任
テレビドラマ
[編集]- 蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ 第3章「アカバネ三姉妹」(2008年、WOWOW)
- 上野樹里と5つの鞄 第三話「となりのとなりのあきら」(2009年、WOWOW)
- 深夜食堂(2009年、MBS) - 第二話、第九話
- 深夜食堂2(2011年、MBS) - 第十二話、第十四話、第十七話、第十八話
- あのひとあの日(2012年、NHK佐賀放送局)
- 植木等とのぼせもん(2017年、NHK総合)
- 歪んだ波紋(2019年、NHK BSプレミアム)
配信ドラマ
[編集]- 東京、愛だの、恋だの(2021年、Paravi)
小説
[編集]単行本
[編集]- リンダリンダリンダ(2005年7月 竹書房文庫)- 脚本:向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
- 猫は笑ってくれない(2018年9月 ポプラ社)
- 大阪芸大 破壊者は西からやってくる(2019年8月 東京書籍)
未単行本化
[編集]- 真夜中のスーパームーン(「アニメディア」2013年8月号 - 2014年7月号、学研パブリッシング)- 原案:山本寛
- あと一匙(「文學界」2014年11月号、文藝春秋)
- Nの油絵(「群像」2019年11月号、講談社)
- アミラル(「群像」2021年1月号、講談社)
脚注
[編集]- ^ “徳島県三好市出身の脚本家・向井康介さんの脚本映画が地元四国で約3年ぶりに上映 松本穂香さん主演の青春群像劇 |文化・芸能|PICKUPニュース|徳島新聞電子版”. 徳島新聞電子版. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “向井康介さん連載「創作の余白に」 第13回|徳島の話題,文化・芸能|PICKUPニュース|徳島新聞電子版”. 徳島新聞電子版. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “妻夫木聡と満島ひかりが兄妹演じるミステリー、直木賞候補作「愚行録」映画化”. 映画ナタリー. (2016年3月17日) 2016年3月17日閲覧。
関連項目
[編集]- 映画芸術 - ときどき寄稿したり対談、鼎談に参加したりする。