小野寺太志

小野寺 太志
Taishi Onodera
2020年東京オリンピック・イラン戦(2021年8月1日)での小野寺太志(一番左)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-02-27) 1996年2月27日(28歳)
出身地 宮城県名取市
ラテン文字 Taishi Onodera
身長 202cm
体重 97kg
高校 東北高等学校
大学 東海大学
選手情報
所属 サントリーサンバーズ大阪
背番号 1
ポジション MB
指高 261cm
利き手[1]
スパイク 343cm
ブロック 325cm[1]
所属歴
2018-2023 JTサンダーズ広島
2023- サントリーサンバーズ大阪
獲得メダル
 日本
ネーションズリーグ
2023 グダニスク
2024 ウッチ
アジア選手権
2019 テヘラン
2021 千葉
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小野寺 太志(おのでら たいし、1996年2月27日 - )は、日本の男子バレーボール選手である。日本代表

来歴

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宮城県名取市出身。実父は東北高等学校から東海大学に進学した学生バレーボール選手、実母は日本リーグの富士フイルムで長年活躍した選手というバレーボールDNAを持つ[2][3]。身長が小6で170cm、中3で195cmとなり「なにかスポーツをやりたい」と考えていたが[2]、両親がバレーボールを強く勧めなかったため、中学3年の夏まで野球に没頭した[2][3]。野球部引退後に実父から全国都道府県対抗中学バレーボール大会の宮城県選考会への参加を勧められ、本格的にバレーボール競技に転向した[2]。選考会をパスし、2010年の全国都道府県対抗中学バレーボール大会の本戦に出場。オリンピック有望選手に選出されている[3][4]

2011年、実父の母校である東北高等学校に進学した。まだバレーボールのルールさえ詳しくは知らない状態であったが[3]、早くもその年の春高バレー宮城県予選でレギュラーとして全国大会に出場を果たした[3]。翌2012年10月にテヘランで開催されたアジアユース選手権のメンバーに石川祐希らとともに選出され[5]、銅メダルを獲得した[6]。2013年にメキシコで開催された世界ユース選手権でも全日本メンバーに選出されている[7]

2014年に東海大学に進学した。同学バレーボール部監督の積山和明は「2m越えの選手で上手な選手はあまりいないが、非常に器用な選手」と評した[2]。6月、2020年東京オリンピックの強化指定選手である「Team CORE」のメンバーに選出されている[8]

2015年4月、全日本メンバーに初招集された[9][10]。2017年のワールドリーグ崑山大会に出場し、シニア代表デビューを果たした[11][12]

2017年12月、V.LEAGUE DIVISION1のJTサンダーズ広島入部が内定[13]。内定選手として登録されると、すぐにレギュラーに定着し、登録後の2018年1月以降、V・プレミアリーグ(V.LEAGUEの前身)の全試合に出場した[14]

2018-19シーズン、JTに正式に入部。日本代表として世界選手権に出場。1シーズン目のV1ではベスト6を受賞[15]。ちなみに、このシーズンで最優秀新人賞を受賞したのは大竹壱青西田有志であり、自身も含めて日本代表ルーキーの活躍が目に付くシーズンであった。

2019-20シーズン、ワールドカップで日本代表の躍進に貢献。V1でも、スパイク賞、ブロック賞、ベスト6を受賞する活躍を見せた[16]。2020-21シーズンも、V1で3シーズン連続となるベスト6、2年連続となるブロック賞を受賞[17]

2021年5月の親善試合である東京チャレンジ2021では、不参加の石川祐希に代わって日本代表の主将を務めた[18]

2021年8月31日、JTを退職し、9月1日よりプロ選手としてJTサンダーズ広島でプレーすることとなった[19]

2022年4月3日、結婚したことを自身のSNSで発表した[20]

同年9月26日、第1子男児が誕生したことをInstagramにて報告。

2023年5月31日をもってJTサンダーズ広島を退部した[21][22]

2023年6月1日、サントリーサンバーズに入団すると発表された[23]

エピソード

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人気コミック『ハイキュー!!』の登場人物である百沢雄大は宮城県の選手で身長が201cmあり、これが小野寺のみと一致することから、自身がモデルではないかと睨んでいる[2]

球歴

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所属チーム

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受賞歴

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脚注

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  1. ^ a b 「JTサンダーズ広島」『2021-22 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 2021年11月号』、日本文化出版、2021年11月、38頁、ASIN B09HG54WVS 
  2. ^ a b c d e f 「月刊バレーボール」2014年8月号 90-91ページ
  3. ^ a b c d e 東北小野寺ブロック連発V8/高校バレー”. 日刊スポーツ. 2017年9月17日閲覧。
  4. ^ 「月刊バレーボール」2011年2月号 70ページ
  5. ^ 全日本メンバー”. 日本バレーボール協会. 2017年9月17日閲覧。
  6. ^ 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2017年9月17日閲覧。
  7. ^ 全日本メンバー”. 日本バレーボール協会. 2017年9月17日閲覧。
  8. ^ 日本バレーボール協会. “指導方法策定、普及事業、有望選手発掘、選手強化の4つを柱とする『Project CORE』発表記者会見を開催!”. 2014年6月27日閲覧。
  9. ^ 2015年度全日本男子チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2017年9月15日閲覧。
  10. ^ 「月刊バレーボール」2015年6月号 54-55ページ
  11. ^ 全日本メンバー - 大会別出場メンバー予定表”. 日本バレーボール協会. 2017年9月15日閲覧。
  12. ^ Match result”. FIVB. 2017年9月15日閲覧。
  13. ^ 2018年度加入予定選手(内定選手)のお知らせ』(プレスリリース)JTサンダーズ広島、2017年12月21日。オリジナルの2017年12月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171225203036/https://www.jti.co.jp/knowledge/thunders/information/release/2017/1712_05/index.html2021年4月5日閲覧 
  14. ^ 小野寺 太志”. Vリーグ機構. 2021年4月5日閲覧。
  15. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2019年4月14日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/212562021年2月15日閲覧 
  16. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年2月29日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216672021年2月14日閲覧 
  17. ^ 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2021年4月4日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/219752021年4月4日閲覧 
  18. ^ 日本代表メンバー - バレーボール日本代表国際親善試合~東京チャレンジ2021~ 日本バレーボール協会
  19. ^ “日本代表小野寺太志がJTを退社し、プロバレーボール選手として活動へ”. バレーボールマガジン. (2021年9月1日). https://vbm.link/59201/ 2023年5月31日閲覧。 
  20. ^ 日本代表の小野寺太志(JT広島)が結婚を報告”. バレーボールマガジン (2022年4月4日). 2022年5月22日閲覧。
  21. ^ 小野寺太志選手退部のお知らせ”. JTサンダーズ広島 (2023年5月26日). 2023年5月26日閲覧。
  22. ^ “JTサンダーズ広島 小野寺大志選手が退部へ 5シーズン在籍、天皇杯優勝にも貢献”. FNNプライムオンライン. テレビ新広島. (2023年5月26日). https://www.fnn.jp/articles/-/533798 2023年5月31日閲覧。 
  23. ^ サントリーサンバーズ 小野寺 太志選手 入団”. サントリーサンバーズ (2023年6月1日). 2023年6月1日閲覧。
  24. ^ 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2017年9月17日閲覧。
  25. ^ 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2017年9月17日閲覧。

外部リンク

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