栗田ひろみ
くりた ひろみ 栗田 ひろみ | |
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本名 | 栗田 裕美 |
生年月日 | 1957年9月2日(67歳) |
出生地 | 日本・東京都豊島区 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
活動期間 | 1971年 - 1980年 |
栗田 ひろみ(くりた ひろみ、1957年9月2日 - )は、日本の元女優、タレント。 本名:栗田 裕美(読み同じ)。東京都豊島区東池袋出身。東京成徳高等学校(現・東京成徳大学高等学校)卒業。
来歴・人物
[編集]豊島区立雑司谷中学校1年生の夏休み[1][2]、赤坂のTBSホールへ公開番組『ハット・ピンキー!』を見に行った際、スカウトされ芸能界入り[2]。CM出演で芸能界デビュー[3]。1972年、大島渚監督の映画『夏の妹』の主役に抜擢されて注目を集める[2]。その後、テレビや雑誌グラビアへの露出が増えるに連れて人気が高まる[2]。
翌1973年、映画『放課後』、『ときめき』、テレビドラマ『伊豆の踊り子』に主演して人気が沸騰[2]。少し翳りのある優等生のイメージで多くのCMに出演し[2]、ワーナー・パイオニアからレコードデビューも果たす。
1974年10月、週刊プレイボーイ特別編集の大判写真誌「プレイガール」の表紙を篠山紀信撮影のヌードで飾った。その後も映画やテレビで活動を続けるが、1980年大晦日で芸能界を引退。翌1981年石油会社に勤めるサラリーマンと結婚した[4]。
2006年にDVD化された『放課後』のオーディオコメンタリーに地井武男と共に参加、撮影当時の思い出話に花を咲かせた。
出演作品
[編集]映画
[編集]- 夏の妹(1972年、創造社=ATG)
- 放課後(1973年、東宝映画)
- ときめき(1973年、松竹大船)
- 街の灯(1974年、松竹=田辺エージェンシー)
- 樺太1945年夏 氷雪の門(1974年、東洋映画)
- 沖縄10年戦争(1978年、東映京都)
- 地獄(1979年、東映京都)
- 子どものころ戦争があった(1981年、松竹)
テレビドラマ
[編集]- さすらい(1971年、NHK)
- あしたに駈けろ!(1972年、CX)
- 伊豆の踊り子(1973年、KTV)
- さよなら・今日は(1973年、NTV)
- お姉ちゃん(1973年、TBS)
- 刑事くん 第2部 第26話 「死ぬまで許すな」(1973年10月8日、TBS)
- 6羽のかもめ(1974年、CX) - ひろみ
- 十手無用 九丁堀事件帖(1975年、NTV) - おくみ
- 火曜劇場 / 微笑(1975年、NTV)
- 破れ傘刀舟 悪人狩り 第90話「さすらい母恋い唄」(1976年、NET) - お京
- 夫婦旅日記 さらば浪人(1976年、CX) - 千春
- 第1話「雨あがる」
- 第2話「春の城下町」
- 第3話「虹を渡る武士」
- 第4話「恋しのぶ宿」
- 第11話「おっかさん一筆啓上」
- 第13話「暮六ツの鐘が鳴る」
- 第20話「神かくしの村」
- 第21話「われこそは花嫁の父」
- 第24話「ふるさとへの旅路」
- 大都会 闘いの日々 第17話「約束」(1976年、NTV) - みどり
- 五街道まっしぐら! 第2話「呪いの美女狩り」(1976年、NET)
- 太陽にほえろ! 第231話「孤独」(1976年、NTV) - 辻井君子
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風II 第33話「悲しい幼な妻」(1976年、CX / 東宝)
- 刑事物語・星空に撃て! 第9話「犯人は私の息子だ」(1976年、CX / 大映テレビ)
- 夜明けの刑事 第95話「フランケンシュタインの怒り」(1976年、TBS / 大映テレビ)
- 新・座頭市(CX / 勝プロ)
- 第1シリーズ 第22話「浪人子守旅」(1977年) - おちょう
- 第2シリーズ 第3話「天保元年駕籠戦争」(1978年) - おりん
- いろはの"い" 第31話「協力者」(1977年、NTV) - 古川ミチコ
- 江戸を斬るIII 第13話「金四郎の結婚」(1977年、TBS/C.A.L)-お久美
- 俺たちの朝 第46話「ふるさとと家出娘と焼きそこないのパン」(1977年、NTV) - ひろ子
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風III 第41話「あぶない年頃」(1978年、CX / 東宝)
- 達磨大助事件帳 第24話「愛憎の架け橋」(1978年、ANB / 前進座 / 国際放映) - お久
- 白い波紋 第6話(1977年、TBS)-高村孝子
- 大江戸捜査網 第356話「身代り殺人の秘めた謎」(1978年、12ch / 三船プロ) - おけい
- 大岡越前 第5部 第20話「酒に呑まれた男」(1978年6月19日、TBS / C.A.L) - お袖
- 人情紙風船(1978年、NHK)
- 土曜ワイド劇場「涙・あいつは今夜もいない」(1978年、ANB)
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 江戸プロフェッショナル・必殺商売人 第21話「暴走を操る悪の大暴走」(1978年、ABC / 松竹) - おしま
- 翔べ! 必殺うらごろし 第1話「仏像の眼から血の涙が出た」(1978年、ABC) - お鶴
- 浮浪雲 第6話(1978年、ANB)
- 東京メグレ警視シリーズ 第5話「警視とガールフレンド」(1978年、ABC)
- 暴れん坊将軍 第30話「裏切り御免!」(1978年、ANB / 東映) - お光
- 第126話 「二万両で売った恋」 (1980年8月23日) - 多恵
- 若さま侍捕物帳 第8話「参上!! 殺しの番号」(1978年、ANB)
- 横溝正史シリーズ / 不死蝶(1978年、MBS)
- 遠山の金さん 杉良太郎版(NET/東映)第2シリーズ 第9話「秩父数え唄ひとつとせ」(1979年)- お仲
- そば屋梅吉捕物帳 第3話「男一匹八百八町」(1979年、12ch / 国際放映) - お加代
- 長七郎天下ご免! 第5話「情け! 高麗人参」(1979年、ANB / 東映) - おきぬ
- 鉄道公安官 第28話「スリからスッた公安官」(1979年、ANB / 東映)
- 新五捕物帳 第89話「涙にくれた父の背」(1979年、NTV / ユニオン映画) - お品
- 逢いたくて(1980年、MBS)
- 斬り捨て御免! 第1リシーズ 第21話「男に惚れたはぐれ鳥」(1980年、12ch) - おもん
- 騎馬奉行 第16話「殺人予告! 地獄からの挑戦」(1980年、KTV) - およね
- 桃太郎侍(1980年、NTV)
- 第168話「よろず心配ごと指南」
- 第169話「百拾番は殺しの番号」
- 第170話「お化け長屋の花魁道中」
- 87分署シリーズ・裸の街 第18話「偽証の盲点」
- 旅がらす事件帖 第8話「直訴状に手を出すな」(1980年) - お小夜
- 柳生あばれ旅 第10話「地獄屋敷の天使 -掛川-」(1980年) - おとき
ラジオドラマ
[編集]CM
[編集]ディスコグラフィ
[編集]- 全てワーナー・パイオニアからリリース。
シングル
[編集]# | 発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1973年 2月10日 | A面 | 太陽のくちづけ | 山口あかり | 森田公一 | 馬飼野俊一 | L-1120W |
B面 | ほほえみの天使 | 山上路夫 | |||||
2 | 1973年 7月10日 | A面 | 初恋の散歩道 | 安井かずみ | L-1140W | ||
B面 | 黒い瞳 | ||||||
3 | 1974年 1月25日 | A面 | 愛の奏鳴曲 | なかにし礼 | 川口真 | L-1168W | |
B面 | 蝶々と雪だるま |
アルバム
[編集]オリジナル・アルバム
[編集]- 1. 「太陽と海とオレンジ」(1973年5月10日/L-6080W)[7]
- SIDE A
- SIDE B
- ヴァケイション
- パイナップル・プリンセス
- 訳詞:草野昌一/作曲:Richard & Robert Sherman/編曲:馬飼野康二
- ※原曲歌唱:アネット・ファニセロ
- 涙くんさよなら
- ママに捧げる詩 (詩朗読)
- 朗読詩:栗田ひろみ/作曲:Bill Parkinson/編曲:馬飼野俊一
- ※原曲歌唱:ニール・リード
- そよ風にのって (詩朗読)
- 朗読詩:時坂ひさし/作曲:Guy Magenta/編曲:馬飼野康二
- ※原曲歌唱:マージョリー・ノエル
- 忘れないわ (詩朗読)
- 以降は、CD版にのみ収録されたボーナストラック。
関連項目
[編集]- こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 初期の作品に名前が出てくるコマが複数ある
- みうらじゅん - 年齢的に彼女と同学年で、少年時代は本人曰く“青春ノイローゼ”になる程相当入れ込んでいた。
- 泉麻人 - 自身の青春のアイドルとして著書で言及。[8]
脚注
[編集]- ^ 『近代映画』(1972年11月号、近代映画社)
- ^ a b c d e f “【出番です!】 自分を演じている栗田ひろみ 『いろいろやりたい』”. 東京タイムズ (東京タイムズ社): p. 5. (1975年2月5日)
- ^ 『近代映画』(1972年10月号、近代映画社)
- ^ 『週刊朝日』1981年2月13日号p.38
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:R00715
- ^ 週刊アサヒ芸能 2012年6月28日特大号 俺たちが愛した美少女選抜BEST30 第1弾・70年代編
- ^ 1997年7月25日にCD版がリリースされた(規格品番:WPC6-8353)。
- ^ 泉麻人「栗田ひろみの話① 栗田ひろみの話②」『泉麻人の僕のTV日記』新潮文庫、1994年、160-165頁。ISBN 4-10-107619-7。