火山噴火の歴史
火山噴火の歴史(かざんふんかのれきし)は、火山の噴火の記録を列挙している。なお、あらかじめ直接的な噴火によらない火山性ガスや土石流などによる被災事例および、特筆すべき点のない噴気活動などは省いた。
紀元前
[編集]- 約210,000 - 120,000年前
- 約120,000 - 110,000年前
- 約110,000 - 105,000年前
- 約90,000 - 85,000年前
- 約65,000 - 60,000年前
- 約74,000年前
- 約45,000 - 40,000年前
- 約37,000年前
- 約29,000年前
- 約15,000年前
- 紀元前6500年-6000年頃(約8500 - 8000年前)[4]
- 萌消カルデラ - 成層火山による火砕流台地[4]。
- 紀元前5,600年頃(約7,600年前)
紀元前5,300年頃(約7,300年前)
- クレーターレイク国立公園 - 近在のマザマ火山にて山腹が大陥没を起こす大噴火が発生、直径8kmのカルデラが形成された[9]。火山灰は最深で20m以上堆積、偏西風に乗り1,200km以上離れた地点まで飛散した[9]。
- 紀元前1628年(約3,600年前)
1世紀 - 10世紀
[編集]1年 - 1000年まで。
- 6世紀前半頃
- クラカタウ - 噴出量不明、世界各地に異常気象による混乱発生。「535年の大噴火」。ジャワ島の歴史書では噴火を416年としている。ジャワ島西部のカラタン文明の崩壊、およびメキシコのテオティワカン文明の衰退をもたらしたと考えられている[3]。
- 八ヶ岳 - 仁和3年7月30日に八ヶ岳の山体崩壊が発生。千曲川が堰き止められ、形成された日本最大規模の天然ダムは303日後に決壊、千曲川の洪水で多数の死者発生。山体崩壊が八ヶ岳の水蒸気爆発によるものとする仮説がある[20]。
『扶桑略記』によれば延喜15年(旧暦7月5日)に天が暗くなり、数日後に出羽国より降灰の連絡が届いたという。
米代川流域には、胡桃館遺跡などこの噴火によるラハールで埋没した平安時代前期の遺跡が残る。噴火とラハールが民衆に伝承されたものが『三湖伝説』であるという[21][資料 2]。
11世紀 - 18世紀
[編集]1001年 - 1800年まで。
- 浅間山 - 天仁大噴火。嘉承3年~天仁元年にかけて噴火が発生。噴出物の量は天明大噴火の2倍以上。VEI5。南北の山麓に追分火砕流が流下し、直後には北側山腹へ上の舞台溶岩が流下した。最近、ジュネーヴ大学の研究チームによるグリーンランドの氷床コアの分析や文献調査から、12世紀初めの北半球の気温が約1℃低下したことや欧州における暗い月食、数年間の異常気象、大雨や冷夏による作物の不作と飢饉の原因が浅間山の噴火であった可能性が指摘されている[23]。
- サマラス山 - 噴出物は体積で40km3、火山灰や硫酸塩が南極やグリーンランドにも降下した[24]。氷床コアの分析、異常気象の記録などから巨大噴火の存在が推定されていたが、長きにわたり噴出源や噴出量は諸説あり不明とされていた[24]。2013年10月、パリ第1大学の地理学者フランク・ラビーニュと研究チームにより噴出源である火山が特定された[24]。
- ラキ火山 - 1億2000万トンの硫黄酸化物を噴出[3]、ヨーロッパの極端な冷夏および飢饉の原因になったとされ、アイスランド全人口の24%、家畜の75%が死亡[35]、アイスランド農作物を全滅、家畜激減により餓死者9,300人[25]。
- 青ヶ島 - 天明3年4月10日、家屋61戸焼失、死者7名[資料 5]。
- 浅間山 - 天明3年8月4日夕刻に火山弾の直撃により1名が即死、これによりパニックが発生し住民が南方面へ避難を開始。
翌5日、火砕流や鬼押出し溶岩の流出に加え、大爆発により大規模な山体崩壊も発生。火砕流、河道閉塞による土石流などにより死者1,443名、流家数957戸。降灰と火山噴出物は噴火以前から発生していた飢饉を更に悪化させる要因となった。
- 普賢岳 - 地獄跡火口から噴火後、北東山腹から噴出量約2,000万m3に達する溶岩を流出[36]。噴火停止後1ヶ月を経過した地震により眉山が山体崩壊[36]、総量0.34km3に及ぶ[36]岩屑なだれが有明海に流入し、大津波が発生。死者約15,000人[37][資料 5][33]で日本最大の被害者数[36]。
19世紀
[編集]1801年から1900年まで。
- タンボラ山 - 噴出物1,700億トン、直径6キロメートルのカルデラを形成。火砕流、津波、疫病、飢饉などにより犠牲者数117,000人[3][25]。→詳細は「1815年のタンボラ山噴火」および「夏のない年」を参照
- ネバドデルルイス火山 - 土石流・洪水により死者1,000名[32]。
- 北海道駒ヶ岳 - 安政3年9月25日、大噴火により火砕流発生[29]。噴石により死者2名、火砕流により19ないし27人の犠牲者[資料 5]。VEIは4[29]。
- アウ山 - 火砕流により死者2,806名[32]。
- クラカタウ - 8月27日、島が吹き飛ぶ[40]大噴火により噴出した火山灰・岩石・噴煙が上空20,000メートル以上にまで到達、噴火によって発生した津波も含め犠牲者数36,000人以上[41][25]。噴火の爆発音は4,600km離れたインド洋上の島にまで達した[40]。→詳細は「1883年のクラカタウの噴火」を参照
- タラウェラ山 - 6月10日0時頃、突然爆発的噴火が発生、2時30分までには3つの山頂すべてが噴火を開始し、3時20分にはロトマハナ湖の湖底が爆発[42]。
湖底の沈殿物で生成されていた観光名所であったピンクテラス、ホワイトテラスは双方とも壊滅し、近隣の村は火砕流に飲み込まれ、100名以上の犠牲者を生んだ[42]。
火山灰噴出量は1.5km3を超え、15,000km2以上の範囲に渡って降り注いだ[42]。1707年富士山の宝永大噴火と同じく、玄武岩質噴火でプリニー式噴火という非常に特異的な噴火[43]。
- 磐梯山 - 明治21年7月15日、山体崩壊を伴う噴火により土石流が発生、山麓5村11部落が埋没し死者477名、負傷者28名。噴火に際して移動した大量の土砂が融雪期の洪水被害の原因となった[44][45][46][33][25][7][39]。VEIは4[29][資料 5]。→詳細は「1888年の磐梯山噴火」を参照
- リッター島 - 火山性津波により死者3,000名[32]。
- 御鉢 - 明治33年2月16日、爆発により死者2名、重傷者3名[資料 5]。
- 安達太良山 - 7月17日、火砕流が火口の硫黄採掘所を直撃[33]、硫黄採掘所全壊により死者72名、負傷者10名、山林耕地被害[資料 5][33]。
20世紀
[編集]1901年 - 1950年まで
[編集]- プレー山 - 5月2日、火砕流により麓のサン・ピエール市が全滅、住民約28,000人が死亡[47][25]。
- 伊豆鳥島 - 明治35年8月7日から9日にかけて噴火。全島民125名死亡[33][資料 5][25]。
- サンタマリア山 - 火砕流・火山性ガス・飢饉により死者4,500名[32]。
- スフリエール山 - 火砕流により死者1,680名[32]。
- 桜島 - 大正3年1月12日、大正大噴火[資料 5]。噴出量2km3[33]。溶岩流は海まで達し、地震・噴火被害は死者58名、負傷者112名、全焼家屋約2,140戸、全半壊315棟。噴出した火山灰・軽石・溶岩の総量は2立方キロメートルと見積もられており、雲仙普賢岳噴火(1991年)の約10倍、富士山の貞観噴火(864年)と宝永噴火(1707年)を合わせた量に匹敵。噴火の音響と火山灰は四国の愛媛県長浜町(現大洲市)まで到達した[48]。VEIは4[29]。
- 十勝岳 - 大正15年5月24日、2回目の大爆発による噴石が火口より2.4kmの硫黄鉱山に1分未満で到達、操業中の作業員25名が死亡、高温の岩屑なだれが融雪型火山泥流(ラハール)となり火口より25kmの富良野原野まで25分で到達し死者119名、負傷者12名。山林・耕地・道路・橋梁・鉄道などに甚大な被害[50][51][33]。VEIは3[29]。
- 北海道駒ヶ岳 - 昭和4年6月17日、降下火砕物により家屋全半壊1,915棟、死者2名、負傷者4名、家畜被害136頭、家屋損壊1,915棟[資料 5][7]。噴出量0.5km3で20世紀以降では桜島に次ぐ[33]。VEIは4[29]。
- 草津白根山 - 昭和7年10月1日に発生した噴火(M1.8)で発生した火山泥流により硫黄鉱山の工夫2名が飲み込まれ死亡、負傷者7名、山上施設破損甚大[52][資料 5]。
- 阿蘇山 - 昭和7年12月18日、噴石により負傷者13名[53]。
- 昭和硫黄島 - 昭和9年9月より翌1935年(昭和10年)3月にかけて昭和硫黄島にて火山活動[資料 12]。9月20日に島東方2kmの海底で噴火、これにより12月に硫黄島新島(昭和硫黄島)が生成される[資料 12]。マグマ噴出量は0.276 DREkm 3、VEI4[資料 12]。
- 浅間山 - 昭和11年7月29日、噴火により登山者1名死亡、同年10月17日にも噴石により登山者1名死亡[資料 5]。
- 硫黄岳 - 昭和11年10月26日に始まった硫黄岳の火山活動により島が30cm沈下[資料 12]。
- 昭和新山 - 昭和19年7月11日、火災サージにより負傷者1名、家屋損壊。8月26日にも降灰による窒息で死者1名、家屋焼失[資料 5]。
- ムラピ山 - 火砕流により60余名死亡、6,000人以上が避難[55]。
1951年 - 2000年まで
[編集]- 桜島 - 昭和30年10月13日から17日までに8回の爆発・噴火、死者1名・負傷者7名または9名の人的被害および農作物被害。これ以降2001年現在に至るまで断続的に爆発が続く[57][27][資料 4]。
- 中岳 - 昭和33年6月24日、噴石により死者12名、負傷者28名、建造物に被害[53][56][資料 5]。
- 大雪山 - 昭和33年7月26日、御鉢平有毒温泉付近で火山性ガスにより登山者2名死亡[資料 5]。
- ムラピ山 - 5月、死者6名、家屋損壊104戸、牛19頭の被害[31]。
- 大雪山 - 昭和36年6月18日、御鉢平火口底で火山性ガスにより登山者2名死亡[資料 5]。
- 浅間山 - 昭和36年8月18日、噴石により行方不明者1名、耕地に被害[資料 5]。
- 焼岳 - 昭和37年6月17日、水蒸気爆発による噴石により火口付近の山小屋で負傷者2名[資料 5][資料 10][資料 13]。
- 十勝岳 - 昭和37年6月29日、噴火噴煙12,000メートル上昇、降灰は知床半島、千島列島に達する。大正火口付近にあった硫黄採掘現場宿舎の作業員5名が死亡、負傷者11名。大正火口の採掘がその後中止される[58]。VEIは3[29]。
- 桜島 - 昭和48年6月1日、爆発。最大でこぶし大の噴石により車100台に被害、負傷者1名[57]。
- 爺爺岳 - 昭和48年7月14日から28日にかけてマグマ水蒸気噴火(ストロンボリ式噴火、サブプリニー式)[資料 14]。VEIは4[29]。根室市でも降灰を観測[29]。
- 桜島 - 昭和53年7月29日から8月1日にかけて爆発、火山礫による負傷者3名、自動車・家屋窓ガラス破損、鹿児島県鹿児島市吉野町で停電家屋2,500戸の被害が発生[27][57]。
- 有珠山 - 昭和53年10月24日、前日から続く降雨により山周辺ほぼ全域で発生した土石流により死者2名、行方不明者1名、軽傷2名、家屋被害196棟[39][資料 5][30]。
- 阿蘇山 - 昭和54年6月13日15時10分に噴煙高度1,500 - 2,000mの噴火[62]。同年9月6日にも爆発的噴火を起こし、噴石により死者3名、重軽傷11名、火口東駅舎被害[53][62][資料 5][56]。12月中旬まで活発な活動が続いた[62]。
- 昭和55年5月18日8時32分(PDT)[63] の山体崩壊により岩屑雪崩と爆風が発生、岩屑雪崩の末端は山頂から28キロメートル地点まで達し[64]、噴煙は上空18,000メートルに達した[65]。火砕流などにより死者57人[56][66]。
- キラウエア火山 - 1月から始まった[68]噴火による玄武岩質マグマが時速16kmもの速さで斜面を流下した[40]。このような流れやすいマグマは稀で、火口における溶岩温度は摂氏1,100度と見積もられている[40]。
- 三宅島 - 昭和58年10月3日14時頃からの群発地震に続き、15時15分から二男山付近で割れ目噴火が開始[69]。
17時過ぎには約3kmに及ぶ溶岩噴泉を経て20時以降に少数の火口からストロンボリ式噴火[69]。最終的に割れ目は総延長4.5km、火口数は90カ所以上に達し、火山灰が住宅・農地・山林に降り積もり被害を与えた[69]。VEIは3[資料 15]。
- 桜島 - 昭和60年7月21日、降灰による踏切遮断機誤作動により普通列車と乗用車が衝突事故、負傷者1名[57]。
- ネバドデルルイス火山 - 11月13日の中規模軽石噴火による高温噴出物が山体斜面の万年雪を融解、土石流となって東麓を50キロメートル流下、麓のアルメロ町および近隣町に直撃し死者23,000名以上[70]、負傷者5,485名、崩壊家屋5,680戸、被害者総数17万人[71]。
- 三原山 - 11月15日17時25分頃、中央縦穴火口南壁から噴火開始、噴煙高度は3,000mに達した[72]。11月15日から19日までの噴出物量は約2,930万トン、11月21日の噴出物量は2,900万トン[73]。全島民約11,000人の島外避難が行われた[74]。VEIは3[資料 16]。
- 桜島 - 11月23日、直径2m、約5tの噴石がホテルを直撃、重軽傷6名。付近の飼料乾燥室全焼[57][資料 5]。
- 手石海丘 - 平成元年7月13日、静岡県伊東市沖の手石海丘で海底噴火、海底に直径約200mの火口を有する高さ約10mの海底火山が形成[資料 17]。マグマ噴出量は 0.00004 DREkm3、VEIは1[資料 18]。
- 雲仙岳 - 溶岩ドームの生成・崩壊による火砕流が繰り返し発生し、最盛期には火砕流下約6,000回を数え、1995年2月に噴火収束[36]。1991年(平成3年)5月26日の火砕流で負傷者1名。
- キラウエア火山 - この年と翌1991年の噴火による溶岩流で近在のカラパナ村が壊滅、建造物被害100戸[68]。
- ケルート山 - 30名以上死亡、負傷者数百名[75]。
- 雲仙岳 - 平成3年6月3日、火砕流などにより報道関係者を中心に遭難、死者43名・行方不明者3名・負傷者9名[76]、建造物被害179棟[76]。2014年の御嶽山噴火が発生するまでは戦後最大の人的被害[77]。
- ピナトゥボ山 - 6月12日に火山噴出物の堆積による建造物倒壊で死者約800人[41]。6月15日13時42分に発生した最大噴火は20世紀最大級とされており、噴煙柱最大高度は成層圏である40kmに達し、火砕流は18km流下、火砕流堆積物総量は48ないし71億m3と推定、噴火直後の温度は摂氏700度、堆積深100mを超えたため山腹の樹木・生物を全滅させた[78]。
- ムラピ山 - 60人以上死亡、森林焼失700ha[31]、約6,000人が避難[41]。
- タブルブル山 / ブルカン火山 - 同時噴火によりラバウル市が壊滅的被害[80]。直前噴火予測により全住民避難、死者5名[81]。
- 有珠山 - マグマ水蒸気爆発による噴煙は上空3,500mに達し、噴出量は2.2×108kg[83]。噴火を事前に予知し、住民約10,000人を避難させることに成功[33]。VEIは2[29]。
- 三宅島 - 8月18日14時に最大のマグマ水蒸気爆発が発生、噴煙は上空15,000mまで達し、中腹の村営牧場地区で火山岩塊・火山弾により牛15頭の被害[84]、岩脈貫入、海底噴火、カルデラ、火山灰や低温火砕流、火山ガスの放出が同時発生した、有史では前例のない種類の活動[69]。2000年6月から9月にかけての3回の噴火により群発地震およびM6.4の地震が発生、1名死亡[85]。VEIは3[29]、9月12日に計測された噴火口からの二酸化硫黄排出量平均は42万トン/日となっており、世界でも類を見ない[86]。
21世紀以降
[編集]2001年以降。
- トゥングラウア火山 - 2006年7月18日現在で死者1名・避難者約12,000名にのぼる人的被害、火山所在地近辺の農地・家畜に大きな被害[88]。
- マヨン山 - 8月の噴火により直接被害はなかったものの、その後の台風により中腹の火山泥が流出し死者1,000名以上[38]。
- エイヤフィヤトラヨークトル - 3月20日から噴火開始、4月14日に噴火[89]。3日間継続した噴煙柱はヨーロッパの大部分に到達し[89]、火山灰による影響を強く受けるジェットエンジンを使用した旅客機を中心に被害が拡大[90]。
- ムラピ山 - 10月26日、死者386人、40万人が避難[41][56]。11月5日に流下した火砕流は山頂より14km先まで到達、多数の死者が出る被害となり、噴火活動は翌月12月3日まで続いた[31]。
- パカヤ火山 - 噴火と熱帯暴風雨により死者・行方不明者165名、被災家屋3万戸、総被災者数10万人[91]。
平成23年2月1日、4回目の爆発的噴火[92]により宮崎県日南市、都城市[92]付近まで降灰し、交通・空路[92]に影響、爆発による空振により軽傷者1名、噴石などによりガラス・太陽光パネル破損945件[資料 5]、噴出量は2,400万トンに及ぶと推定されている[93]。
- シナブン山 - 2月1日、大規模な噴火による火砕流などで16名死亡、3名負傷[41][49][94][95]。
- ケルート山 - 2月14日、建造物倒壊などにより2名死亡[75]。
- 御嶽山 - 9月27日に水蒸気爆発による噴火。山頂付近の登山者が被災し死者・行方不明者63人で日本の戦後最悪の火山災害[96][97][33]。
- 口永良部島 - 平成27年5月に発生した噴火により、全島民が避難[98]。
- カルブコ山 - 4月、43年ぶりに噴火[99][100]、54年ぶりに大規模噴火し[99][101]、火山灰が町を覆い尽くし住民数千人が避難した[102]。噴煙は約1万5000メートルに達した[100]。
- パブロフ山 - アラスカ南西部アリューシャン列島で3月27日に大規模噴火、噴煙は高度1万1,000メートル、火山より640キロメートル北東のアラスカ内陸部まで達した[103]。空の便の一部に影響が発生[103]。
- ポポカテペトル山 - 4月18日に噴火[104]。火山灰の影響によりプエブラ国際空港が一時閉鎖された[104]。
- シナブン山 - 5月21日16時48分に大規模な噴火を起こし、火山から4キロ以内の立ち入り禁止危険地域に指定されていた4村で農作業をしていた一部住人が火砕流に巻き込まれ7人が死亡、2人が重体[95][105]。
脚注
[編集]気象庁資料
[編集]- ^ a b c d e f g h i j “カルデラ火山一覧” (PDF). 気象庁. 2016年1月23日閲覧。
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出典
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関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- HAYAKAWA's 2000-YEAR ERUPTION DATABASE - 群馬大学 早川由紀夫研究室
- 火山 - 気象庁
- 火山と噴火 (PDF) - 岐阜地方気象台
- 防災基礎講座 災害予測編 -12. 火山噴火- 防災科学技術研究所