mouse on the keys
mouse on the keys | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | |
活動期間 | 2006年 - |
レーベル |
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公式サイト | 公式サイト |
メンバー | 川﨑昭(リーダー、ドラムス、ピアノ) 新留大介(ピアノ、キーボード) 白枝匠充(ピアノ、キーボード) |
旧メンバー | 清田敦(ピアノ、キーボード) |
mouse on the keys(マウス・オン・ザ・キーズ)は、2006年結成の3人組インストゥルメンタル・バンドである。
メンバー
[編集]- 川﨑 昭(リーダー、ドラムス、ピアノ)
- 新留 大介(ピアノ、キーボード)
- 白枝 匠充(ピアノ、キーボード)
元メンバー
[編集]- 清田 敦(ピアノ、キーボード)
略歴
[編集]2006年ポスト・ハードコア/ポストロック・バンドのnine days wonderの元メンバーであった川﨑昭(リーダー、ドラム、ピアノ)と清田敦(ピアノ、キーボード)により結成[1]。
2007年新留大介(ピアノ、キーボード)が加入し現在のトリオ編成が形成される。同年toeが主宰するレーベル、Machupicchu Industriasより「sezession」をリリース[2]。
2009年にMachupicchu Industriasより1st フルアルバム「an anxious object」リリース[3]。
2010年3月、「sezession」「an anxious object」を欧州圏でも発表、欧州ツアーでのパフォーマンスを含めて国内外で反響を呼ぶ。スプリット・コンパクトカセット"Kowloon / Mouse On The Keys"をリリース。
「キユーピー ハーフ」のCM「カサブランカとタジン鍋」編に書き下ろし曲を提供[4]。
2011年3月に行われた3rd ヨーロッパツアーの模様を収めた初のDVD作品「irreversible」を同年9月にリリース[5]。同ツアーの際に見舞われた東日本大震災を受け、mouse on the keys×灰汁による完全一発録りのライヴ・セッション4曲を音源化し、インターネット配信限定リリース。被災者向けに一部手数料を除いた全額を義援金として寄付を行う[6]。JTの缶コーヒー「Roots」アロマボトルシリーズの新CMへオリジナル曲を提供[7]。
2012年Machupicchu Industriasより「Machinic Phylum」リリース[8]。Jojo Mayer率いるNerve、Moritz von Oswald TrioのメンバーであるVladislav Delayとの共演を果たす[9]。
2013年カナダツアー、2014年にはブラジル公演を開催。その後、活動圏をアジアへも広げ、台湾、香港、マニラ、クアラルンプール、シンガポールでのショーは各地で反響を呼んだ。同年、アナログ専門レーベルRetalk第1弾リリースとして「mouse on the keys REMIXES」発表[10]。
2015年7月、2nd フルアルバム「the flowers of romance」をmule musiqよりリリース[11]。
2016年9月、アメリカの音楽レーベルTopshelf Recordsより、LITEと共にお互いのカバー曲とオリジナル曲を収録したスプリット盤「LITE / mouse on the keys Split」リリース[12]。「Live at the Red Bull Studios Tokyo」を会場限定リリース。
2016/2017年にかけての北米ツアーでは、ロサンゼルス、シアトル、フィラデルフィアなどの都市で完売・大盛況となった[13]。
2017年自主レーベルfractrec/Topshelf Recordsの2つより「Out of Body」リリース[14]。同年、書き下ろし楽曲「KUJAKU」が使用された笹田靖人プロデュースによる限定BE@RBRICKのMVが公開[15]。同年9月、国立新美術館にて開催された『安藤忠雄展―挑戦―』のインスタレーションの音楽を担当[16]。使用された楽曲は「The Beginnings / The Prophecy(TADAO ANDO: ENDEAVORS version)」として10月にデジタル・リリース。
2018年5月、3rd フルアルバム「tres」を自主レーベルfractrec/Topshelf Recordsの2つよりリリース。同年10月、アルバム内からのシングルカット「Stars Down」とそのリミックスを含めた7インチ・レコードを発売。11月北米14ヶ所でのライブツアーを行う。同年、JT 企業CM「ひとつずつですが、未来へ。」 宣言篇と製品開発篇の音楽担当、歌は「tres」でも共演をしたDominique Fils-Aiméをフィーチャリング[17]。
2019年1月、シングル「Circle」、会場限定CD「Circle EP」リリース。同年8月、シングル「Mind」をリリース。10月には勝井祐二(ROVO)とmouse on the keysが劇伴を手がけたNHKスペシャルドラマ「詐欺の子」サウンドトラックをリリース[18]。同年、台湾・中国の海外遠征なども行う。
2020年 4月、ゲームアプリ「SEVEN’s CODE」に提供された新曲「body (SEVEN's CODE Ver.)」公開。同年5月、4曲入りの新作「Arche」を音楽レーベルfelicityとのコラボにてリリース。アメリカではTopshelf Recordsよりリリース[19]。同年7月、コンピレーション・アルバム「WARP TREE」[20]に参加。同年10月、コンピレーション・アルバム「Electronic Music for Loudspeakers Selected by audiounion」[21]に参加。
2021年5月、メンバー清田敦の脱退が発表。7月、新体制での楽曲が山本理顕設計工場「カジノ抜きのIR開発計画」のMVへ提供される[22]。
2022年2月、高音質電子音楽コンピレーション「Electronic Music for Loudspeakers Vol.2」に楽曲が収録される。3月、新体制による単独公演 "The Dawn"が同年12月3日、ひらしん平塚文化芸術ホールにて開催の旨を発表。9月、活動再開企画のオンライン番組『mouse on the TV - わからないものを求めて』がバンドの公式YouTubeチャンネルにて放送開始[23]。第一回〜三回まで思想史研究者の工藤顕太との対談が放送。10月、新メンバー白枝匠充(ピアノ、キーボード)の加入が正式に発表。12月、前述通り約3年ぶりとなる単独公演 "The Dawn"を開催。本公演に合わせて会場限定シングルCD「The Dawn」を発表[24]。
2023年2月、長野県松本市で開催されたマツモト建築芸術祭にて、「mouse on the keys: Pointillism」を発表。松本市滞在中の数日間、楽曲の公開制作を中町蔵シック館にて行った後、信毎メディアガーデンにて完成された楽曲を披露した[25]。
同月、4月より6月まで放送されたTBSテレビ系「日曜劇場」枠テレビドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』の劇伴を木村秀彬と共に担当することが発表される[26]。
2023年9月20日、2月に長野県・松本市にて開催された『マツモト建築芸術祭』で行われた公開制作『mouse on the keys :Pointillism』を、9曲入り音源としてデジタルとカセットテープ (150限定)をリリース。カセット版では会場限定販売CD『The Dawn EP』よりボーナストラック2曲を加えている。[27]
2024年3月、「マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX」にて取り壊し前の旧松本市立博物館内で、建築物、アート作品と音楽が一体となったインスタレーション・パフォーマンス『Pointillism Ⅱ』を4人のゲストミュージシャンと共に行う。[28]
2024年同月、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち 」のサウンドトラックの制作に参加。[29]
2024年11月1日、4thフルアルバム『midnight』を配信リリース。本作ではLoraine Jamesとの共作が収録される。[30]
2024年11月20日にはEX THEATRE ROPPONGIにてアルバムショーケース〈4th Full Album midnight Showcase -FRACTREGION Vol.3-〉を開催。本公演のために来日したLoraine Jamesとの共演も行われた。[31]
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]- An Anxious Object (2009, Machu Picchu Industries)
- The Flowers of Romance (2015, Mule Musiq)
- Tres (2018, Topshelf)
- Pointillism (2023, fractrec)
- midnight (2024, fractrec, felicity)
ミニアルバム・EP
[編集]- Sezession (2007, Machu Picchu Industries)
- Machinic Phylum (2012, Machu Picchu Industries)
- Out of Body (2017, Topshelf)
- Circle (2019, fractrec)
- Arche (2020, Topshelf Records / felicity / fractrec)
シングル
[編集]- The Beginnings / The Prophecy - Digital (2017, fractrec)
- Stars Down - Digital / 7inch (2018, fractrec)
- Circle- Digital (2019, fractrec)
- Mind - Digital (2019, fractrec)
- The Dawn Limited CD (2022, fractrec)
スプリット
[編集]- Kowloon / Mouse On The Keys (2010)
- LITE / mouse on the keys Split (2016, Topshelf Records)
ライブ・アルバム
[編集]- mouse on the keys and aku Live Session 2011/3/28 (2011)
- Live at the Red Bull Studios Tokyo (2016, self-released)
DVD
[編集]- Irreversible (2011, Machu Picchu Industries)
ミュージック・ビデオ
[編集]ライブ・ビデオ
[編集]- The arctic fox
- Saigo no Bansan (最後の晩餐) live at 21st Century Museum of Contemporary
- Toccatina from “Irreversible”
- "Dark Lights" Live in Tokyo (2017-11-30)
- “Circle” live at duo MUSIC EXCHANGE, Tokyo ( March 13,2019 )
- Reflexion / mouse on the keys live at Shimokitazawa ERA, Tokyo
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Performer”. asia.iflyer.jp. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “mouse on the keys”. iFLYER.tv. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “Mouse On The Keys | クラベリア”. clubberia.com. 2020年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “mouse on the keysが福山雅治キユーピーCMに楽曲提供”. 音楽ナタリー. 2020年6月5日閲覧。
- ^ “mouse on the keys|LIVE INFORMATION”. www.smash-jpn.com. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “mouse on the keys”. iFLYER.tv. 2020年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “mouse on the keysが竹野内豊出演「Roots」CMの曲制作”. 音楽ナタリー. 2020年6月5日閲覧。
- ^ “mouse on the keys『machinic phylum』リリース記念インタビュー”. ototoy.jp. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “VLADISLAV DELAY、新作を携えてのジャパン・ツアーを開催! - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2020年6月5日閲覧。
- ^ “KUNIYUKI / CALM - mouse on the keys REMIXES :12inch :”. Newtone Records. 2020年6月5日閲覧。
- ^ “Mouse on the keysが『the flowers of romance』を発表”. Resident Advisor. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “mouse on the keysとLITEの夢のタッグが日本でも実現”. FNMNL (フェノメナル) (2017年2月5日). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “mouse on the keys、3年ぶりのサード・アルバム『tres』発売決定”. SYNCHRONICITY|シンクロニシティ. 2020年6月5日閲覧。
- ^ “mouse on the keys、新作EP『Out of Body』をSoundCloudで全曲公開 | Spincoaster (スピンコースター)”. Spincoaster (2017年1月20日). 2020年6月4日閲覧。
- ^ Department, Skream! Editorial. “mouse on the keys、書き下ろしの新曲「KUJAKU」を使用した現代芸術家 笹田靖人デザイン限定ベアブリックのPV公開”. Skream! 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “建築 × 音楽!「安藤忠雄展」インスタレーションの音楽担当にmouse on the keysが抜擢 | クラベリア”. clubberia.com. 2020年6月4日閲覧。
- ^ mouseonthekeysのツイート(1025308614053904390)2020年6月5日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “勝井祐二×mouse on the keysが劇伴、NHKドラマ「詐欺の子」サントラ発売決定”. 音楽ナタリー. 2020年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “mouse on the keys、4曲入り新作CD「Arche」リリース”. 音楽ナタリー. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “吉祥寺WARPを救う「SAVE THE WARP」発足、ドネーションデジタルコンピ発売”. ototoy.jp. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “Electronic Music for Loudspeakers Selected by audiounion/V.A. (Phoridge)/ハイレゾ・リマスター音源! オーディオユニオンのスタッフがセレクト、"スピーカーで音を楽しむ"ためのコンピレーション!|CLUB/DANCE|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net”. ディスクユニオン通販サイト. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/rikenyamamoto/status/1420215357994770432”. Twitter. 2022年12月7日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/mouseonthekeys/status/1568192004269686786”. Twitter. 2022年12月7日閲覧。
- ^ “【鑑賞】mouse on the keys The Dawn”. ひらしん平塚文化芸術ホール. 2022年12月7日閲覧。
- ^ “【参加者追加募集】2/26(日)18時〜 ライブパフォーマンス「mouse on the keys: Pointillism」”. マツモト建築芸術祭|長野県松本市で2023年2月4日(土)~2月26日(日)に開催. 2023年3月14日閲覧。
- ^ TBS. “日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』|TBSテレビ”. www.tbs.co.jp. 2023年3月14日閲覧。
- ^ “mouse on the keys、『マツモト建築芸術祭』で行われた公開制作を9曲入り音源としてリリース” (2023年9月14日). 2023年9月27日閲覧。
- ^ “マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX|長野県松本市で2024年2月23日(金)から3月24日(日)まで開催 | 《消えゆく名建築 アートが住み着き記憶する》松本城に隣接する旧松本市立博物館をメイン会場として開催予定です。同館の取り壊し前 に開催される最後のイベントとなります。”. マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX|長野県松本市で2024年2月23日(金)から3月24日(日)まで開催 (2024年3月22日). 2024年11月29日閲覧。
- ^ 日本放送協会『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』 。2024年11月29日閲覧。
- ^ “mouse on the keys”. ele-king. 2024年11月29日閲覧。
- ^ “mouse on the keys、4thフルアルバム『midnight』リリース&ショーケース開催”. ototoy.jp. 2024年11月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- mouse on the keys オフィシャルサイト
- Topshelf Records オフィシャル アーティストページ
- mouseonthekeys (@mouseonthekeys) - X(旧Twitter)
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