JELLY→

ウィキペディアから無料の百科事典

JELLY→
別名 ゼリ→
出身地 日本の旗 日本
ジャンル パンク・ロック
活動期間 1994年 - 2008年
2019年 -
レーベル 東芝EMI
1999年 - 2001年
青空レコード
2002年
VELVET SNOOZER
2003年 - 2007年
アミューズソフトエンタテインメント
2008年
メンバー

JELLY→(ゼリー、Jelly)は、日本パンクロックバンド

メンバー

[編集]
メンバー名 担当楽器 生年月日 出身地 備考
ヤフミ ボーカルギター 1977年10月8日 愛知県 主な楽曲の作詞とバンドのリーダーを担当している。

ヘッドロックDJナイトでは、「DJ ORANGE」として参加している。

カズキ ギター 1977年9月5日 愛知県 主な楽曲の作曲を担当。
ユータロー ベース 1978年3月2日 福岡県 CDジャケットなどのデザインも担当。
コーヘイ ドラム 1979年5月30日 愛知県 かなりのBOØWYXのファンである。

略歴

[編集]

1994年名古屋市にて前身であるヴィジュアル系バンド「DELAY」を結成。

1998年に活動拠点を東京に移し、清春(ex.黒夢、ex.SADS)のプロデュースの下、清春が設立した自主レーベル「FULLFACE」からインディーズ・シングル「ROCKER」を発売、そして一曲のみ収録のコンドーム付カセットテープJET GLASS」を限定リリースし話題となった。また、赤坂BLITZで行われた関係者へのお披露目ライブでは全裸になるパフォーマンスを行い、さらなる注目を集めた。

同年11月にシングル「おもちゃのピストル」で東芝EMIからメジャーデビュー。精力的にテレビ、雑誌、イベントに出演し、初のワンマンライブ「Don't stop my glowing up tour 1999」(東名阪ツアー)、「'00 TOUR "RODEO GANG ~It's now or never~"」(全国ツアー)をSOLD OUTさせる等、人気は急上昇した。

2ndアルバムの「NO NEED」では、当時流行していた典型的なメロディックパンクロックとコテコテのパンクファッションを捨てた[要出典]。ミディアムテンポナンバーである「6/8」「TWO WATER FLOW」を発表するなど、表現の幅が広がったのもこの時期である[要出典]

2002年5月、東芝EMIから青空レコードへ移籍し、3rdアルバム「KISS MY WAY」をリリースした丁度その頃、野外ライブでボーカルのヤフミがステージから落下し両足骨折の重傷を負ってしまった為控えていたツアーが中止、所属していたレコード会社の契約打ち切りと共に活動休止になった[要出典]

2004年、レーベル「VELVET SNOOZER」を自らで発足し、復活ツアーを行った。

2007年6月23日2002年に運営終了していたファンクラブ「ROCKERS」が復活。

2008年、コーヘイの女児へのわいせつ目的略取及び強制わいせつの容疑での逮捕がきっかけとなり、メンバーで協議の結果、解散となった。

解散後

[編集]

2010年、YAFUMI、KAZUKI、YUTAROは新バンドLAID BACK OCEANを結成(2021年解散)。

YUTAROはLAID BACK OCEANを2013年に脱退しundervárを結成。2017年4月15日よりSADSに加入した[1]

YAFUMIによる再開

[編集]

2019年7月16日、メジャーデビュー20周年を記念し、「YAFUMI単独反抗」としてゼリ→を2020年末までの1年間限定での活動再開をは発表[2]

2019年8月23日、新たに録音し直した過去曲を含むオールタイムベストアルバム「BAD PHILOSOPHY」をWEB限定販売。[3]

2019年9月11日、これまでの全8アルバムを各配信サービスで一斉配信開始。[4]

2019年10月13日、赤坂BLITZにてゼリ→復活ライブが開催された[5]。メンバーはYAFUMIのみ、残りはサポートメンバー。

2019年12月18日、ミニアルバム「+×(プラスタイムス)」発売。アレンジにはKAZUKIも参加。

2020年1月9日、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて募集開始、目標達成。[6]

2020年2月24日、南アフリカライブ開催。 [7]

2020年5月23日、新型コロナウィルスの影響により活動期間の延長を発表。 [8]

2020年7月31日、南アフリカで制作された新曲「NEVER ENDING STORY」を発表。[9]

2021年、無期限の活動延期を発表。

バンド名の意味

[編集]

バンド名はコンドームに由来していて、数字で『761』と表記する事もある[要出典]

エピソード

[編集]
  • 活動拠点を東京に移した当時、メンバーは2人1組(ヤフミとカズキ、ユータローとコーヘイ)で部屋を借り、同居していた。雑誌のインタビューにてヤフミは「朝起きたら目の前にモヒカン」と同居に対するコメントをしている。
  • ドラムのコーヘイはメンバーのヘアスタイルを手掛けていた。1stアルバム「RODEO★GANG」、2nd「NO NEED」のSpecial Thanksにはコーヘイの美容室の店名が表記されてある。
  • 清春はプロデュースについて後日、「名前を貸しただけで何もしていない」と語っているが、SADSのアルバム「SAD BLOOD ROCK'N'ROLL」の1曲目「LIAR」にはヤフミとユータローがバックコーラスとして参加している。また、5thアルバム「青空は突っ立ったまま眠っている」まではSpecial Thanksに清春、もしくはSADSのクレジットがある。
  • シングル「VOLVO PUNK E.P」、アルバム「BE SILENT FUCKIN' RIOT」に収録されている曲「Freedom will be there」の詞は、ヤフミの転落事故の事や、その入院中の事から感じた内容となっている。
  • ドラムのコーヘイは2003年6月23日に入籍し、同日に行われたライブにて発表した。この入籍を祝し、ヤフミから「コーヘイに捧げる曲」が披露された。
  • シングル「心臓e.p」は、'06 tour "真冬の心臓"の会場限定販売で12月10日~12月25日のツアー期間内での商品だったが、「会場に足を運べないファンがオークションで高額で購入しなければいけない」という状況を不本意と感じたメンバーの意志もあり、オフィシャルサイトでの期間限定の通信販売を行うことになった。オークションでは数万円という落札額に昇っていた。

作品

[編集]

プレ・シングル

[編集]
  • JET GLASS(1999年4月30日)
  • ROCKER(1999年6月30日)

シングル

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1999年11月10日 おもちゃのピストル TOCT-22014
2nd 2000年3月8日 光を放つように TOCT-22050
3rd 2000年12月6日 SISSY DUCK TOCT-22100
4th 2001年2月16日 次の晴れた日に TOCT-22138
5th 2001年5月9日 TWO WATER FLOW TOCT-4295
6th 2002年5月8日 REVOLVER ZORA-501
ZORA-1001
7th 2003年2月20日 VOLVO PUNK E.P 会場限定販売CD。2021年から配信開始。
8th 2004年5月26日 SPARROW VECA-1002 PVとその収録風景を収めたDVD付。
9th 2004年6月23日 孤独のスパンコール VECA-1003 PVとその収録風景を収めたDVD付。
10th 2005年10月5日 ORANGE/RAINBOW BIRD VECA-1005
11th 2006年12月10日 心臓e.p 会場限定販売CD。2021年から配信開始。

オリジナルアルバム

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2000年4月19日 RODEO★GANG TOCT-24340 オリコン最高10位
2nd 2001年5月30日 NO NEED TOCT-24548 オリコン最高12位
3rd 2002年5月22日 KISS MY WAY ZORA-103 オリコン最高27位
4th 2003年7月20日 BE SILENT FUCKIN' RIOT VECA-1001
5th 2004年11月3日 青空は突っ立ったまま眠っている VECA-1004
6th 2006年4月5日 CAPE OF GOOD HOPE VECA-1007 オリコン最高112位
7th 2008年4月23日 FIRE ARROW ASCM-6017 オリコン最高85位
8th 2019年12月18日 +×(plus times) DDCZ-2245

VHS・DVD

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2000年12月06日
2001年09月19日
2008年11月12日
BAD MANNERS REPLAY TOVF-1355:VHS
TOBF-5092:DVD
TOBF-91040:初回限定特別価格版
2nd 2002年03月27日
2007年03月14日
ALL TOMORROWS' PARTIES TOVF-1389:VHS
TOBF-5121:DVD
TOBF-91041:初回限定特別価格版
3rd 2002年12月18日 ROYAL JELLY→ V(PV集) TOBF-5186:DVD
4th 2003年12月17日
2004年11月03日
VELVET SNOOZER VEBA-1001:初回生産限定盤DVD
VEBA-1004:通常盤DVD
5th 2005年05月11日 KNOW FUTURE VEBA-1005:DVD
6th 2006年11月29日 VELVET SNOOZER Ⅱ VEBA-1006:DVD オリコン最高169位
7th 2008年09月24日 FIRE ARROW~LIVE AT AKASAKA BRITZ 2008 0623~ ASBM-4159:DVD オリコン最高180位
8th 2020年06月23日 ゼリ→ 20th Anniversary Live “BAD PHILOSOPHY” LIVE AT AKASAKA BLITZ DVD オンラインショップ数量限定

コンピレーション/ベスト/ライブ

[編集]
発売日 タイトル 規格品番 収録曲
ベスト 2002年12月18日 ROYAL JELLY→ TOCT-24913 AND MYSELF

ALL TOMORROWS' PARTIES

参加 2003年8月6日 THE BLOOD FLOWS ON ~JUN SKY WALKER(S)~ TRIBUTE MTCA-1008 エンジェル
参加 2003年12月24日
2007年12月24日
BOØWY Respect FLCF-3994
FLCF-4211
BAD FEELING
ライブ 2006年3月29日 LIVE at CBGB 2006 ITUNES期間限定販売 1.KLAXON ON THE RADIO

2.Black Nite Crash

3.I WANNA BE CRAZY

4.おもちゃのピストル

参加 2006年9月6日 パンクロック・バトルロイヤル4 GNCL-1075 READY STEADY GO (原曲:ジェネレーションX
参加 2007年12月5日 SINGS ~Winter, and Luv~ (SATOMI') ZZCD-31201 And Myself (feat. JELLY→)
ベスト 2009年8月25日 BGM Of Punks Whereabouts(未発表曲集+ベスト盤) 通販限定販売。2021年から配信開始。
ベスト 2019年8月23日 BAD PHILOSOPHY PPMC-1003 1.ROCKER(2019 Cremation Ver.)

2.RODEO RADIO(2019 Cremation Ver.)

3.おもちゃのピストル(2019 Cremation Ver.)

4.光を放つように(2019 Cremation Ver.)

5.次の晴れた日に(2019 Cremation Ver.)

6.ALL STAR

7.REVOLVER

8.フォルム

9.アロワナ

10.VELVET SNOOZER

11.メキシコには逃げられない

12.SPARROW

13.STAY GOLD

14.RAINBOW BIRD

15.ORANGE

16.FIRE ARROW

17.回転未来

18.OUR LOOOONG ROAD

その他

[編集]
  • LOAN OF HAPPY(未発表曲)

タイアップ一覧

[編集]
使用年 曲名 タイアップ 初出作品
2000年 SISSY DUCK 日本テレビ系『AX MUSIC-FACTORY』AX POWER PLAY#011テーマソング シングル「SISSY DUCK」
2001年 次の晴れた日に 日本テレビ系『AX MUSIC-FACTORY』AX POWER PLAY#022テーマソング シングル「次の晴れた日に」
PEACE MAKER 日本テレビ系 shin-D御臨終』主題歌 シングル「TWO WATER FLOW」
2002年 REVOLVER 日本テレビ系『AX MUSIC-TV』AX POWER PLAY#003テーマソング シングル「REVOLVER」
2008年 FIRE ARROW 日本海テレビプリン・ス2』2008年4月度エンディングテーマ アルバム「FIRE ARROW」

出演

[編集]
  • 2000年12月20日・2001年01月12日・2月22日・05月10日・06月08日・09月07日 - 日本テレビ系「AX MUSIC FACTORY」
  • 2001年02月16日・05月11日・2002年05月24日 - テレビ朝日系「ミュージックステーション
  • 2001年03月03日・2002年06月01日 - NHK「ポップジャム
  • 2001年03月08日・06月22日・08月11日 - TBS系「BLITZ INDEX」
  • 2001年05月08日 - テレビ朝日系「BREAK OUT」
  • 2001年05月11日 - テレビ東京系「Melodix!」

脚注

[編集]
  1. ^ 新生sads、氣志團<SEKIGAHARA>にて始動”. BARKS. 17 Apr 2017閲覧。
  2. ^ ゼリ→ OFFICIAL WEB SITE”. ゼリ→ OFFICIAL WEB SITE. 2019年7月19日閲覧。
  3. ^ EMI時代の5曲を新たにレコーディングした全18曲を収録。
  4. ^ (KISS MY WAY収録曲、PRETTY VACANTが除かれている)
  5. ^ バンドメンバーは、Guitar:勝田欣也STANCE PUNKS)、Guitar:Sxun、Bass:SOHEI、Drums:ISHIMARU(元SNAIL RAMP
  6. ^ 「南アフリカでLIVEをしてCAPE OF GOOD HOPEに辿り着きたい」という募集を300万円を目標に開始した。2020年2月9日、パトロン数494人、支援総額688万6350円が集まり目標を大きく達成し終了した。ゼリ→ 『 CAPE OF GOOD HOPE 』PROJECT
  7. ^ バンドメンバーはTwitter上で交流を持ったアフリカのストリートアート集団「urbancohesion / アーバン コヒージョン(@Urban_Cohesion)」
  8. ^ 新型コロナウィルスの影響により、ゼリ→ライブ20th Anniversary“LAST623 TOKYO”が開催を断念し、当初1年と予定していたゼリ→の活動期間を延長すると発表した。ライブは2021年6月23日に開催予定。ゼリ→ 20th Anniversary “LAST 623 TOKYO”<2020/5/23追加情報>
  9. ^ 前述のクラウドファンディングによる支援者へのリターン。収録されたCD、ライブDVDが支援者の元へ届けられた。