ングラ・ライ国際空港

イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港
Bandar Udara Internasional I Gusti Ngurah Rai
I Gusthi Ngurah Rai International Airport
IATA: DPS - ICAO: WADD
概要
国・地域 インドネシアの旗 インドネシア
所在地 バリ州バドゥン県
クタ郡英語版en:Tuban, Kuta
母都市 デンパサール
種類 公共
運営者 PT Angkasa Pura I
開港 1931年
標高 4 m (14 ft)
座標 南緯8度44分53秒 東経115度10分3秒 / 南緯8.74806度 東経115.16750度 / -8.74806; 115.16750座標: 南緯8度44分53秒 東経115度10分3秒 / 南緯8.74806度 東経115.16750度 / -8.74806; 115.16750
公式サイト http://www.bali-airport.com/
地図
ングラ・ライ国際空港の位置
ングラ・ライ国際空港の位置
DPS/WADD
ングラ・ライ国際空港の位置
ングラ・ライ国際空港の位置
DPS/WADD
ングラ・ライ国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
09/27 3,000×45 アスファルト
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示
上空から見た空港

ングラ・ライ国際空港(ングラ・ライこくさいくうこう、インドネシア語: Bandara Internasional Ngurah Rai英語: Ngurah Rai International Airport)は、インドネシアバリ州バドゥン県にある国際空港である。この名称は、独立戦争の英雄グスティ・ングラライ将軍に由来する。2014年4月11日より正式名称は将軍のフルネームを用いたイ・グスティ・ングラ・ライ国際空港インドネシア語: Bandara Internasional I Gusthi Ngurah Rai英語: I Gusthi Ngurah Rai International Airport)に変更された。

通称はバリ国際空港(Bali Internatipnal Airport)、デンパサール国際空港(Denpasar International Airport)である。

オランダ植民地時代である1931年に開港し、オランダ領インド航空(KNILM)によって使用された。行政的にはバリ州デンパサール市ではなく、バリ州バドゥン県クタ郡トゥバン村に属する。バリ島南端のバトゥン半島の付け根部の地峡に、地峡を突き刺すように東西に滑走路が敷かれている。ここはガルーダ・インドネシア航空ハブ空港のひとつである。

空港ターミナル

[編集]

2011年より新国際線ターミナルの建設が進められ[1]、2013年10月のAPEC首脳会議までに開業させる予定であったが、工事は遅れていた[2]。 2013年9月19日に、新国際線ターミナルが開業した[3][4]

国内線は、旧国際線ターミナルを利用している。

定期便就航航空会社と就航都市

[編集]

国際線

[編集]
航空会社就航地
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 成田国際空港東京)、関西国際空港 (大阪) 仁川国際空港ソウル)、香港国際空港香港)、シンガポール・チャンギ国際空港シンガポール)、シドニー国際空港シドニー)、ブリスベン空港ブリスベン)、メルボルン空港メルボルン)、パース空港パース
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア コタキナバル国際空港コタキナバル[5]ダーウィン国際空港ダーウィン[6]
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア X クアラルンプール国際空港クアラルンプール
インドネシアの旗 ライオン・エア シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
中華民国の旗 チャイナエアライン 台湾桃園国際空港台北
中華民国の旗 エバー航空 台湾桃園国際空港(台北)
タイ王国の旗 タイ国際航空 スワンナプーム国際空港バンコク
タイ王国の旗 タイ・エアアジア ドンムアン空港(バンコク)
大韓民国の旗 大韓航空 仁川国際空港(ソウル)
中華人民共和国の旗 海南航空 北京首都国際空港北京
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海浦東国際空港上海
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州白雲国際空港広州
中華人民共和国の旗 上海航空 上海浦東国際空港(上海)
中華人民共和国の旗 廈門航空 廈門高崎国際空港廈門)、福州長楽国際空港福州
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港国際空港(香港)
香港の旗 香港航空 香港国際空港(香港)
フィリピンの旗 フィリピン航空 ニノイ・アキノ国際空港マニラ
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
マレーシアの旗 エアアジア クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 ブルネイ国際空港バンダルスリブガワン
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
シンガポールの旗 ジェットスター・アジア航空 シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー・ジャクソン国際空港ポートモレスビー[7]
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、シドニー国際空港(シドニー)、メルボルン空港(メルボルン)、アデレード空港アデレード)、パース空港(パース)、ダーウィン国際空港(ダーウィン)
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア シドニー国際空港(シドニー)、メルボルン空港(メルボルン)、アデレード空港(アデレード)、パース空港(パース)
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランドオークランド)(季節運航便)
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ国際空港ドバイ)、オークランド(オークランド)[8]
カタールの旗 カタール航空 ハマド国際空港ドーハ
オランダの旗 KLMオランダ航空 スキポール空港アムステルダム)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)

国内線

[編集]
航空会社就航地
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 スカルノ・ハッタ国際空港ジャカルタ)、アジスチプト国際空港ジョグジャカルタ)、ジュアンダ国際空港スラバヤ)、ロンボク国際空港ロンボク)、クパンティミカハサヌディン国際空港マカッサル)、フセイン・サストラネガラ空港バンドン[9]
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、アジスチプト国際空港(ジョグジャカルタ)、ジュアンダ国際空港(スラバヤ)、フセイン・サストラネガラ空港(バンドン)
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア X ジャカルタ、スラバヤ、ジョグジャカルタ、ソロ
インドネシアの旗 スリウィジャヤ航空 スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、ジュアンダ国際空港(スラバヤ)
インドネシアの旗 ライオン・エア スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、バンドン、アジスチプト国際空港(ジョグジャカルタ)、ロンボク国際空港(ロンボク)、ハサヌディン国際空港(マカッサル)、マナド、クアラナム国際空港メダン)、クパン
インドネシアの旗 バティック・エア スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)[10]
インドネシアの旗 シティリンク スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、バンドン、ジュアンダ国際空港(スラバヤ)
インドネシアの旗 ペリタ航空 マウメレ(フローレス島)、ワインガプ(フローレス島)
インドネシアの旗 ウィングスエア アジスチプト国際空港(ジョグジャカルタ)

アクセス

[編集]
  • エアポート・タクシー
    • 地域別の定額制であり、チケットを購入して乗車する。2014年8月のガソリン税値上げにより、大幅に価格改定された。クタまで約15分(100,000ルピア)、ウブドまで約1時間(250,000ルピア)
  • トランス・サルバギタ英語版 (BRT)
    • KORIDOR 5 が乗り入れているが、空港勤務者向けである。大きな荷物を持った旅行者は利用できない。[11]
  • ベモ
    • ワゴン車を利用したミニバスであり、大きな荷物を持った旅行者は利用できない。トゥガル・ベモステーションへの路線がある。

事故

[編集]
  • ライオン・エア904便着陸失敗事故 - 2013年4月13日午後3時半頃(日本時間午後4時半頃)、西ジャワ州バンドンからデンパサールに向かっていたライオン・エアの旅客機(ボーイング737)が、当空港への着陸時に滑走路をオーバーランし、海へ突っ込んだ[12]。搭乗していた乗員乗客100人以上のうち50名近くが病院に運ばれ手当てを受けたものの、インドネシア当局によれば全員命に別状は無いと報道されている。


計画

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Proyek Pengembangan Bandara Internasional Ngurah Rai Bali
  2. ^ “デンパサール、「ングラライ国際空港」、拡張工事スタート”. トラベルビジョン. (2012年1月12日). http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=51789 
  3. ^ “バリ島のングラライ国際空港、新国際線ターミナルがオープン”. FlyTeam. (2013年9月20日). http://flyteam.jp/news/article/25230 
  4. ^ “デンパサール(バリ島) ングラライ国際空港 国際線 到着ターミナル移転について”. ガルーダ・インドネシア航空. (2013年9月18日). http://www.garuda-indonesia.co.jp/ga_news/news/8045.html 
  5. ^ “エアアジア・インドネシア、7月下旬からデンパサール/コタキナバル線に就航”. http://flyteam.jp/news/article/23236 
  6. ^ “エアアジア・インドネシア、7月からデンパサール/ダーウィン線を再開”. http://flyteam.jp/news/article/21878 
  7. ^ “ニューギニア航空、ポートモレスビー/デンパサール線に就航”. FlyTeam. (2013年9月2日). http://flyteam.jp/news/article/23324 
  8. ^ “エミレーツ、6月からバリ経由のドバイ/オークランド線を開設 1日1便”. Fly Team. (2018年2月20日). http://flyteam.jp/news/article/90721 
  9. ^ “ガルーダ・インドネシア、デンパサール/バンドン線に就航”. http://flyteam.jp/news/article/22697 
  10. ^ “インドネシアのバティク・エア、デンパサールとジョグジャカルタ線に就航”. http://flyteam.jp/news/article/22821 
  11. ^ ANGKUTAN UMUM Trans SARBAGITA バリ州政府(Pemerintah Provinsi Bali)
  12. ^ “バリ島 旅客機が着陸に失敗し海に転落”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年4月13日). オリジナルの2013年4月13日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2013-0413-2351-19/www3.nhk.or.jp/news/html/20130413/k10013896601000.html 2013年4月13日閲覧。 
  13. ^ “バリ初の鉄道、空港―スミニャック間を検討”. NNA ASIA. (2022年9月8日). https://www.nna.jp/news/show/2393036 
  14. ^ “バリ新空港建設計画、国家的に必要な事業”. NNA ASIA. (2022年8月23日). https://www.nna.jp/news/show/2381437 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]