リグリア海
リグリア海 | |
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位置 | 地中海 |
座標 | 北緯43度30分 東経9度00分 / 北緯43.500度 東経9.000度座標: 北緯43度30分 東経9度00分 / 北緯43.500度 東経9.000度 |
国 | イタリア、フランス |
リグリア海(英語: Ligurian Sea)は、地中海の一部を構成する海域。イタリア半島とコルシカ島に囲まれている。リグーリア海岸(リヴィエラ)は景勝地として知られる。
名称
[編集]この海と関わりの深い諸言語では以下のように表記される。
地理
[編集]範囲・接続海域
[編集]国際水路機関(IHO)は、地中海の下位に8つの海域を定義しており、リグリア海はそのひとつである。国際水路機関の定義によれば、その境界は以下の各地点を結んだものである[1]。
- 南西
- コルシカ島北端のカップ・コルス(東経9度23分)と、フランス・イタリア国境(東経7度31分)を結ぶ線
- 南東
- カップ・コルス(東経9度23分)からティネット島(北緯44度01分 西経9度51分 / 北緯44.017度 西経9.850度)、ティーノ島、パルマリア島を経て、イタリア本土のサンピエトロ岬(北緯44度03分 西経9度50分 / 北緯44.050度 西経9.833度)に至る線
- 北
- リグーリア海岸
なお、イタリア海軍水路機関 (it:Istituto Idrografico della Marina) は、IHOよりも広い範囲をリグリア海(Mare Ligure)と定義している。これによれば、コルシカ島北岸、エルバ島北岸、トスカーナ州が面している海もリグリア海となる。
南東はティレニア海と接続する。IHOの定義によれば、サンピエトロ岬(ラ・スペーツィア県ポルトヴェーネレ)からその南方の諸島を経てコルシカ島のカップ・コルスを結んだ線がその境界である。イタリア海軍水路機関はトスカーナ州とコルシカ島の間のコルシカ海峡(幅約80km。エルバ島を境界に西側のみをコルシカ海峡と呼び、東側をピオンビーノ海峡と呼ぶこともある)を境界としている。
南西に接する海域についてIHOは定義を行っていないが、サルデーニャ海とも呼ばれる。
下位の海域
[編集]IHOのリグリア海の定義による。
沿岸
[編集]北部のリグーリア海岸は景勝地として知られる。沿岸の都市はジェノヴァ、サンレーモなどがある。特に北西の海岸はコート・ダジュール地方に繋がる美しい景観を呈し、温暖な気候で有名である。
ジェノヴァ、ラ・スペツィア、リヴォルノなどの港は東部の岩がちな海岸沿いである。
沿岸の自治体
[編集]IHOによるリグリア海の定義による。
脚注
[編集]- ^ “Limits of Oceans and Seas, 3rd edition”. International Hydrographic Organization. p. 17 (1953年). 2011年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月20日閲覧。