夕焼けエッセー
夕焼けエッセー(ゆうやけえっせー)は、産経新聞の夕刊(関西圏)に連載中の1面エッセイである。すべて読者からの投稿作品で、2002年(平成14年)4月1日に初めて掲載され、以後、継続して掲載されている。
内容は、600字程度で読者が自由自在に暮らしの悲喜こもごもを綴る。新聞の顔と言える1面(表紙)に掲載する方針は大きな反響を呼び、スタート時点までに寄せられた作品だけで196点にのぼる人気となった[1][2]。
その応募作品から川柳作家の時実新子、作家の玉岡かおる、SF作家の眉村卓、産経新聞の文化部の部長が毎月「最優秀賞」と毎年「大賞」を選定し、発表する。
玉岡が「生活の中から生まれる本当のドラマ。だからどんなニュースにも負けない」と説明するように、他の読者からの関心も高く、18年たった現在も連日10通近い投稿がある[3]。
書籍
[編集]- 『夕焼けエッセー 街角の600字』(時実新子・玉岡かおる共撰、産経新聞ニュースサービス、2003年)
- 『夕焼けエッセー 2』(時実新子・玉岡かおる共撰、産経新聞ニュースサービス、2004年)
- 『夕焼けエッセーまとめて5年分』(時実新子・玉岡かおる・眉村卓共選、産経新聞出版、2009年)
- 『夕焼けエッセー2017 おかげさまで15年』(玉岡かおる・眉村卓共選、産経新聞出版、2016年)
関連項目
[編集]- 石野伸子 - 産経新聞特別記者。元編集長で、夕焼けエッセー生みの親(石野が文化部長の時代にスタート)。
- 朝の詩 - 産経新聞「朝刊」の1面に掲載の「詩」で、夕焼けエッセーと同じく読者投稿[4]
- 産経抄 - 産経新聞「朝刊」の1面のコラムで、論説委員らが執筆