大曲駅 (秋田県)

大曲駅
西口(2023年7月)
おおまがり
Ōmagari
地図
所在地 秋田県大仙市大曲通町[1]
北緯39度27分55.50秒 東経140度28分46.70秒 / 北緯39.4654167度 東経140.4796389度 / 39.4654167; 140.4796389 (大曲駅)座標: 北緯39度27分55.50秒 東経140度28分46.70秒 / 北緯39.4654167度 東経140.4796389度 / 39.4654167; 140.4796389 (大曲駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 マリ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
1,822人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1904年明治37年)12月21日[新聞 1]
乗入路線 3 路線
所属路線 秋田新幹線
キロ程 75.6 km(盛岡起点)
東京から610.9 km
角館 (16.8 km)
(51.7 km) 秋田
所属路線 奥羽本線
キロ程 247.0 km(福島起点)
飯詰 (7.2 km)
(6.0 km) 神宮寺
所属路線 田沢湖線
キロ程 0.0 km(大曲起点)
北大曲 (3.6 km)
備考
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東口(2024年5月)

大曲駅(おおまがりえき)は、秋田県大仙市大曲通町[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

大仙市の中心駅である。事務管コードは▲220847を使用している[2]

乗り入れ路線

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当駅の所属線である奥羽本線[3]、当駅を起点とする田沢湖線の2路線が乗入れている[4]

また、当駅はミニ新幹線である秋田新幹線停車駅となっており、同新幹線は田沢湖線と奥羽本線秋田駅方面とを直通運転している。このため、田沢湖線は新幹線に合わせた標準軌軌間1,435ミリメートル)が用いられており、奥羽本線秋田方面は在来線列車用狭軌(軌間1,067ミリメートル)と、秋田新幹線用標準軌との並列区間となっている。

歴史

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駅舎(大正撮影)

駅構造

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地上駅で、橋上駅舎を備える。

のりば

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在来線ホームは単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2・3番線)、計2面3線である。3番線は田沢湖線用標準軌であり、線路はホーム中ほどで途切れている。

新幹線ホームは頭端式ホーム1面2線である。在来線ホームと比べると狭い。秋田新幹線は田沢湖線 - 奥羽本線秋田方面直通のため、当駅でスイッチバックが行われる。在来線島式ホーム田沢湖線用線路終端部付近に中間改札が設置されており、そこから新幹線ホームへ通路が延びている。

番線 路線 方向 行先
狭軌
1 奥羽本線 下り 神宮寺秋田方面[6]
2 上り 横手湯沢方面[6]
標準軌
3 田沢湖線 上り 角館田沢湖方面[6]
11 秋田新幹線 盛岡仙台東京方面[6]
12 下り 秋田方面[6]

構内

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中央改札口は2階にある。ただし、全国花火競技大会の開催時は、西口(旧中央口等)1階に臨時改札口が設置される。

直営駅駅長配置)であるが、新幹線乗換改札口はJR東日本東北総合サービスへ委託している。管理駅として、奥羽本線神宮寺駅 - 羽後境駅間および田沢湖線田沢湖駅 - 北大曲駅間各駅を管理する。

みどりの窓口自動券売機指定席券売機が設置されている。また、新幹線乗換改札口には新幹線自動改札機、中央改札口には在来線自動改札機が設置されている。この自動改札機は新幹線eチケットサービスタッチでGo!新幹線利用者向けに同サービスで利用できる交通系ICカードとして対応しているが、在来線乗車時には利用はできない。ただし、えきねっとQチケを利用する場合は、中央改札口・新幹線乗換改札口共に対応しているため、QRコードをかざして改札機を通過する[1]。このほか、新幹線ホーム、みどりの窓口兼待合所にはキオスクがある。

1965年(昭和40年)ごろまでは構内に横手機関区大曲支区が設置されていた。1963年(昭和38年)まではSLも配置されており、国鉄C11形蒸気機関車が3両配置されていた(C11 66・107・135)。現在は既に撤去済だが、機関区構内には転車台も設置されていた。

全国花火競技大会開催時

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  • 花火大会開催日は臨時改札口のほか、行先別に区分けするためのフェンスが設置される。
    • 駅舎西口広場内に、駅舎に向って右側よりこまち・田沢湖線(盛岡方面)・奥羽本線(横手方面)・奥羽本線(秋田方面)に分けられる[7]
    • こまち列は、さらに右側より、指定席・立席(秋田方面)・立席(盛岡方面)に分けられる[7]

駅弁

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2017年(平成29年)ごろまでは、主な駅弁として以下を販売していた[8]

  • 秋田日本海たこびより

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員1,822人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     2,748 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     2,631 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     2,479 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     2,423 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     2,389 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     2,337 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     2,350 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     2,273 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     2,247 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     2,153 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     2,160 [利用客数 12]
2011年(平成23年)     2,066 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 863 1,222 2,086 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 905 1,245 2,150 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 894 1,198 2,093 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 897 1,230 2,127 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 894 1,184 2,078 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 895 1,174 2,070 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 894 1,148 2,043 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 851 1,105 1,957 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 326 1,003 1,330 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 397 1,023 1,420 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 662 1,014 1,676 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 824 998 1,822 [利用客数 1]

駅周辺

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バス路線

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駅前にも停留所はあるが、ほとんどの系統は「大曲バスターミナル」(西口から徒歩2分。大仙市大曲通町10-1)発着である[9]。なお、路線バスはすべて羽後交通が運行している。

その他

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「眩い銀が美しく光る未来的な駅舎」として、東北の駅百選に選定された。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
秋田新幹線
角館駅 - 大曲駅 - 秋田駅
奥羽本線
快速(下り1本のみ)
横手駅大曲駅刈和野駅
普通
飯詰駅 - 大曲駅 - 神宮寺駅
田沢湖線
北大曲駅 - 大曲駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 受賞企業は鈴木エドワード建築設計事務所、JR東日本の2社である[5]
  2. ^ 盛岡駅 - 秋田駅間で、特定特急券扱いを使用して空いている普通車指定席を利用する場合に限る[報道 5]
  3. ^ 鉄道要覧記載上の起点は当駅だが、列車運行上は盛岡駅が起点で盛岡駅に0キロポストがある。

出典

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  1. ^ a b c d 駅の情報(大曲駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月1日閲覧。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ a b c 石野 1998, p. 534.
  4. ^ a b 石野 1998, p. 497.
  5. ^ a b JR大曲駅[秋田県大曲市大花町103-6他4筆、大曲市通町318-2他7筆]|受賞対象一覧|Good Design Award”. 受賞対象一覧|GOOD DESIGN AWARD. GOOD DESIGN AWARD. 2018年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月2日閲覧。
  6. ^ a b c d e JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(大曲駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月28日閲覧。
  7. ^ a b 2011大曲の花火ときめきウォークマップvol.6” (PDF). 大曲商工会議所. 2014年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月5日閲覧。
  8. ^ 『JR時刻表 2017年3月号』交通新聞社、2017年、661頁。 
  9. ^ 大曲バスターミナル 発着場所の変更” (PDF). 羽後交通株式会社. 2011年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月18日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ JR大曲駅の発車メロディー変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2012年8月6日。オリジナルの2012年8月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120820140715/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120806.pdf2020年3月2日閲覧 
  2. ^ 大曲駅新幹線ホームの発車メロディを変更します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2017年6月30日。オリジナルの2017年7月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170704222127/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20170630-1.pdf2021年3月2日閲覧 
  3. ^ びゅうプラザ大曲駅は2019年9月30日(月)をもって営業を終了することになりました。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2019年7月25日。オリジナルの2019年8月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190808082918/https://www.jreast.co.jp/akita/news/pdf/vp-omagari.pdf2021年3月2日閲覧 
  4. ^ 「新幹線eチケットサービス」が始まります!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、北海道旅客鉄道、西日本旅客鉄道、2020年2月4日。オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200226110513/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200204_ho01.pdf2020年5月25日閲覧 
  5. ^ a b タッチでGo!新幹線 サービスエリア拡大について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年11月12日。オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201113025314/https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho01.pdf2020年11月13日閲覧 
  6. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月4日閲覧 

新聞記事

[編集]
  1. ^ a b 「大曲開通式」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1904年12月22日、朝刊、3面。
  2. ^ 「大曲駅に「みどりの窓口」開設」『交通新聞』交通協力会、1973年4月1日、5面。
  3. ^ 「秋鉄局展開、秋田・山形両県の5駅に、ハンバーガー店 -日食からノウハウ」『日本経済新聞』秋田魁新報社、1986年12月16日、地方経済面東北A。
  4. ^ 「県南のJR直営ハンバーガー店閉店 高校生ら名残惜しむ」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2009年10月1日。
  5. ^ 「田沢湖線2駅で工事安全祈願祭」『交通新聞』交通新聞社、1996年8月12日、1面。
  6. ^ 「大曲駅パイプオルガン風の正面 田沢湖駅列柱で森、木立イメージ」『交通新聞』交通新聞社、1996年6月27日、3面。
  7. ^ 「JR大曲駅 新駅舎は7月20日開業」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1997年4月24日、朝刊、2面。
  8. ^ 「JR大曲駅 7月20日から新駅舎に」『交通新聞』交通新聞社、1997年4月28日、3面。
  9. ^ カウンター、下りエスカレーター…大曲駅のリニューアル完了」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2021年8月5日。オリジナルの2021年8月11日時点におけるアーカイブ。
  10. ^ 「こまちの運転手 時刻を間違える 大曲駅、出発2分遅れ」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年7月1日、26面。
  11. ^ 佐藤拓「大曲駅待合室を改修 「はなびベンチ」も設置」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年7月25日、21面。
  12. ^ 佐藤拓、大久保瑠衣「大仙市巡った藤井聡太八冠 「いい思い出ができた」竜王戦"幻の勝負めし"3品試食 秋田新幹線の出発式も」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年12月7日、24面。

利用状況

[編集]
  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月10日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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