高尾憲司

高尾 憲司
たかお けんじ
Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Kenji Takao
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
生年月日 (1975-03-23) 1975年3月23日(49歳)
出身地 京都府の旗京都府綴喜郡田辺町
自己ベスト
1500m 3分46秒17(1998年)
5000m 13分34秒55(1998年)
10000m 27分56秒05(1995年)
ハーフマラソン 1時間02分08秒(1996年)
マラソン 2時間11分31秒(1999年)
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高尾 憲司(たかお けんじ、1975年3月23日 - )は、日本の男子陸上競技選手指導者京都府綴喜郡田辺町(現・京田辺市)出身[1]

経歴

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1987年4月、田辺町立田辺中学校(現・京田辺市立田辺中学校[2]入学後、陸上部に入部[3]

1990年4月、宇治高等学校(現・立命館宇治高等学校)入学[2]

宇治高校在学時、全国高等学校駅伝競走大会では1年(1990年・第41回)にアンカー(区間5位:15分01秒)[4]、2年(1991年・第42回)に1区(区間40位:32分16秒)出走[5]。3年の宮崎インターハイ(1992年)では1500mで2位入賞(3分50秒00)[6][7]

1993年2月、姫路城10マイルロードレースで10マイル日本高校最高記録を樹立(47分46秒)[8][9]。同年3月、宇治高校卒業。

1993年4月、宮崎県延岡市旭化成に入社、陸上競技部へ入部[10](ただし高校卒業後は当初入試合格の関東学院大学へ進学予定だったが、急遽同大学の入学を辞退)[11][12]

毎年元日開催のニューイヤー駅伝で、区間賞4回獲得、旭化成チームとして優勝4回[6]

1994年4月24日、兵庫リレーカーニバル10000mでジュニア日本新記録樹立(28分20秒78)[11]

1994年5月28日、第5回ゴールデンゲームズin延岡5000mでジュニア日本新記録樹立(13分35秒2)[11]

1994年7月20日、第5回世界ジュニア陸上競技選手権大会10000mで銀メダル獲得(28分55秒24、金メダルはダニエル・コーメン)[13]、7月24日、5000mで5位入賞[14]

1995年8月5日の世界陸上イェーテボリ大会は男子10000m予選1組14位で予選落ち(28分47秒01)[15]

1997年5月、第2回東アジア競技大会男子10000m、銀メダル獲得(29分29秒08)[11][16]

1997年10月、日本陸上競技選手権大会10000mで2位入賞(28分03秒33)。

1998年10月、日本陸上競技選手権大会10000mで優勝(28分15秒94)[17]

1998年12月のバンコクアジア競技大会男子10000m優勝、金メダルを獲得[6]。翌1999年3月、文部(現・文部科学)大臣賞受賞。

初マラソンの1999年2月7日の別府大分毎日マラソンは10kmと36km付近で2回転倒、終盤失速し結局6位(2時間11分31秒)に終わった[18]

1999年8月24日の世界陸上セビリア大会男子10000m決勝は、入賞に届かず18位(28分49秒95)[19]

2001年1月と2004年2月に右足アキレス腱を2度手術[11]など故障が回復せず、オリンピック代表入りは果たせなかった。

2005年8月に旭化成陸上部を退部[11]、同年11月旭化成退社し現役引退

2006年1月「Runnning Club Blooming」設立[2]2009年5月「(株)ブルーミング」に名義変更)[20]ランニング教室開催の傍らで、一般市民ランナーとして湘南国際マラソン泉州国際市民マラソン等に出場。

2008年4月、大阪産業大学(人間環境学部スポーツ健康学科)入学[21]2012年3月、大阪産業大学(人間環境学部スポーツ健康学科)卒業[22]

2011年4月、大阪桐蔭高等学校駅伝部(現・陸上部)コーチ就任(2013年5月退任)[23]

2013年5月、立命館大学男子陸上部・長距離パート部の中長距離コーチに転任[24]

2014年4月、立命館大学・大学院(スポーツ健康科学研究科)入学[25](ただし2015年度1年間休学、2016年度より復学)[26]

2015年1月、(株)ブルーミング・代表から顧問へ異動(大阪産業大学在籍時よりスタッフの濱口幹太が同代表に就任)[27][28]

2016年9月、リオデジャネイロパラリンピック女子マラソン(視覚障害)で5位の近藤寛子(滋賀銀行)、伴走役・日野未奈子(立命館大学)の指導者として、現地ブラジルへ同行[29][30]

2018年11月25日開催の第8回大阪マラソンにおいて、お笑い芸人ブラックマヨネーズ小杉竜一のコーチ指導を、同年10月上旬より1か月半ほど担当[31][32]。マラソン本番での高尾は伴走役を務めたが、小杉の体重110Kgと及び体脂肪率45%をも超える超肥満体が災いし、さらには小杉の足の故障悪化が響いて、30.6Kmの関門地点で通過する事が出来ず、結局此処でリタイアに終わった[33][34]

自己記録

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脚注

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  1. ^ SMILEACT メッセージ 高尾憲司さん SMILEACT
  2. ^ a b c ライツネットワークメンバー 高尾憲司 ライツ
  3. ^ CW-X. “「楽しく」「自分を知って」「健康で」。高尾流ランニング3要素です。 高尾憲司”. 2010年11月27日閲覧。
  4. ^ 全国高等学校駅伝競走大会. “第41回男子大会記録”. 2023年12月3日閲覧。
  5. ^ 全国高等学校駅伝競走大会. “第42回男子大会記録”. 2023年12月3日閲覧。
  6. ^ a b c 高尾さん 新たな挑戦 生涯「サラ・プロ」宣言 8年ぶりマラソン 健在アピール 京でクラブ 経験伝授も 京都新聞
  7. ^ phiten. “夢を叶える為に私が選んだ道 高尾憲司”. 2013年10月24日閲覧。
  8. ^ 立命館大学. “競技とスポーツビジネスの勝負は科学的根拠 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
  9. ^ aspota. “バンコクアジア大会金メダリスト。後進の指導に励みつつ、自身も成長を続けるトップランナー 高尾憲司”. 2013年10月19日閲覧。
  10. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2014年5月4日). “ゴールデンウイーク遠征”. 2023年12月3日閲覧。
  11. ^ a b c d e f Let's Run! ゲスト紹介 高尾憲司さん 元旭化成陸上競技部 KBS京都
  12. ^ WONDERLAND. “「学生」「代表」という2足のわらじで自分の可能性に突き進んでゆくこと 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
  13. ^ The-Sports.org. “Men's 10000 m - 20 July 1994”. 2023年12月3日閲覧。
  14. ^ The-Sports.org. “Men's 5000 m - 24 July 1994”. 2023年12月3日閲覧。
  15. ^ IAAF. “5th IAAF World Championships in Athletics > 10,000 Metres - men”. 2013年11月11日閲覧。
  16. ^ gbrathletics.com. “Athletics Result from 1993 to 2005”. 2013年11月12日閲覧。
  17. ^ 日本陸上競技連盟. “過去大会 男子10000m”. 2023年12月3日閲覧。
  18. ^ 朝日新聞. “第48回 別府大分毎日マラソン”. 2013年11月11日閲覧。
  19. ^ IAAF. “7th IAAF World Championships in Athletics > 10,000 Metres - men”. 2013年11月11日閲覧。
  20. ^ 高尾憲司(顧問)プロフィール (株)ブルーミング
  21. ^ 大阪産業大学. “ランニングを通して人々と社会の健康づくりに貢献したい 人間環境学部スポーツ健康学科 高尾憲司さんに聞く”. 2011年5月17日閲覧。
  22. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2012年3月19日). “大阪産業大学人間環境学部スポーツ健康学科1”. 2023年12月3日閲覧。
  23. ^ 47news (2011年3月8日). “高尾憲司氏 4月から大阪桐蔭高駅伝部コーチに”. 2013年10月19日閲覧。
  24. ^ 立命館大学体育会 男子陸上競技部. “スタッフ”. 2014年7月12日閲覧。
  25. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2014年4月3日). “立命館大学スポーツ健康科学研究科(博士課程前期課程)入学”. 2023年12月3日閲覧。
  26. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2016年6月22日). “投稿論文(論文掲載)”. 2023年12月3日閲覧。
  27. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2015年1月3日). “関西地区ランニングクラブ合同練習会”. 2023年12月3日閲覧。
  28. ^ スタッフ (株)ブルーミング
  29. ^ 高尾憲司オフィシャルブログ (2016年9月19日). “リオパラ女子マラソン(近藤選手5位入賞)”. 2023年12月3日閲覧。
  30. ^ 愛媛新聞 (2016年9月20日). “5位近藤選手の力に 伴走の日野さん(伊予市出身)”. 2016年11月14日閲覧。
  31. ^ ブラマヨ小杉、119kgで大阪マラソン(Lmage jp・2018年10月12日掲載)
  32. ^ ブラマヨ小杉が感動走見せる?大阪マラソン練習公開(日刊スポーツ・2018年11月08日掲載)
  33. ^ 【大阪マラソン】ブラマヨ小杉、30キロで無念リタイア ヒーハー言えず「最後はハーだけ」(スポニチ・2018年11月25日掲載)
  34. ^ ジミー大西の“失神完走”にマラソン愛好者から非難ごうごう!(アサ芸プラス・2018年11月28日掲載)

関連項目

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外部リンク

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