鹿児島県道73号鹿屋高山串良線

主要地方道
鹿児島県道73号標識
鹿児島県道73号 鹿屋高山串良線
主要地方道 鹿屋高山串良線
総延長 22.219 km
制定年 1982年昭和57年)[1]
起点 鹿屋市浜田町【北緯31度19分42.3秒 東経130度48分13.2秒 / 北緯31.328417度 東経130.803667度 / 31.328417; 130.803667 (県道73号起点)
主な
経由都市
肝属郡肝付町
終点 鹿屋市串良町有里【北緯31度23分45.7秒 東経130度57分28.4秒 / 北緯31.396028度 東経130.957889度 / 31.396028; 130.957889 (県道73号終点)
接続する
主な道路
記法
国道269号
都道府県道68号標識
鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線
国道220号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

鹿児島県道73号鹿屋高山串良線(かごしまけんどう73ごう かのやこうやまくしらせん)は、鹿児島県鹿屋市浜田町から鹿屋市吾平地区、肝属郡肝付町を経由して、鹿屋市串良町有里に至る県道主要地方道)である。

概要

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鹿児島湾(錦江湾)沿岸部の鹿屋市浜田町から国道269号と別れ、峠を越える。大姶良地区は肝属川支流の大姶良川を併走するかたちで東進する。

鹿屋市吾平地域中心部の吾平町交差点 - 吾平町麓交差点間は鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線と重複するものの、当区間は県道73号として運用されている。

肝付町(旧高山町域)に入ってからはロードサイド店舗が目立つようになる。肝付町中心部からは北進するため、東進する(志布志湾国道448号方面へ向かう)場合は鹿児島県道539号高山吾平線を利用することになる。鹿屋市串良町までは旧大隅線と併走し、宮下交差点で国道220号に合流し終点となる。

総延長・実延長はともに22.219 km改良率は95.8 %(2007年4月1日現在)。

歴史

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鹿屋市田淵町にある道路記念碑。側面に鹿屋・大姶良・姶良・高山の地名が刻まれている。

鹿屋 - 高山(肝付町)間は大姶良村(1941年に鹿屋町・花岡村と合併し鹿屋市となる)の主要道路として開通した里道が前身であり、現在の路線(主要地方道)としては1982年12月17日に認定された[1]。かつての一般県道小浜高山線(鹿屋市浜田町 - 肝付町間)・新富吾平線(肝付町内)[注釈 1]・主要地方道串良内之浦大根占線[注釈 2](肝付町新富 - 串良町間)を合わせたもので、鹿屋 - 高山間は一般県道からの昇格・高山 - 串良間は路線名変更となった[注釈 3]

現在の鹿屋市域には1890年代を中心に県道や里道が整備された[注釈 4]ものの、いずれも大姶良村の周縁部を通過するのみであった。このため、鹿屋村、大姶良村、姶良村(吾平町を経て鹿屋市の一部)、高山村(現在の肝付町)の協力により1911年[2]に鹿屋村高須から高山村に至る里道を整備した。このとき開通した区間の一部は、現在鹿児島県道545号永吉高須線として指定されており、現在県道73号として指定されている浜田 - 永吉間は1930年に開通した[3]

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

重複区間

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通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 市町村名 交差する場所
国道269号 鹿屋市 浜田町 浜田交差点 / 起点
鹿児島県道545号永吉高須線 浜田町
鹿児島県道540号田渕田崎線 田淵町
鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線 重複区間起点 吾平町上名 吾平町交差点
鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線 重複区間終点
鹿児島県道544号折生野神野吾平線
吾平町上名 吾平町麓交差点
鹿児島県道539号高山吾平線 肝属郡 肝付町 後田
鹿児島県道554号後田富山線 後田
鹿児島県道542号岸良高山線 新富 肝付町役場入口交差点
鹿児島県道520号永吉高山線 新富 宮脇交差点
鹿児島県道519号黒石串良線 鹿屋市 串良町岡崎
国道220号 串良町有里 宮下交差点 / 終点

脚注

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注釈

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  1. ^ 一部は現在の県道高山吾平線。
  2. ^ 肝付町新富 - 肝付町波見間は現在の県道高山吾平線、肝付町波見 - 錦江町(大根占)間は現在の国道448号
  3. ^ 前身となる路線名は参考文献『角川日本地名大辞典』の地誌編における町名・大字の解説に基づく(角川日本地名大辞典では当路線認定前の路線名で主な道路を記載している)
  4. ^ 1890年に古江 - 志布志間(現在の国道220号)、1893年に古江 - 大根占間(現在の県道68号・国道269号)、1894年に鹿屋 - 内之浦間(現在の県道68号など)が開通している。

出典

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  1. ^ a b 県道の路線認定一覧表 - 鹿児島県例規集。昭和57年鹿児島県告示1863号により認定。
  2. ^ 『鹿屋市史 下巻』の年表による。
  3. ^ 『鹿屋市史 下巻(改訂版)』 285-286頁

参考文献

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  • 鹿屋市史編さん委員会・編 『鹿屋市史 下巻(改訂版)』 鹿屋市、1995年3月、285-286頁。
  • 角川日本地名大辞典46 鹿児島県』角川書店、1983年。
  • 『平成18年度道路現況調書』 鹿児島県土木部道路維持課、2007年。
  • 『平成19年度道路現況調書』 鹿児島県土木部道路維持課、2008年。

関連項目

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