すみれの花束をつけたベルト・モリゾ

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『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』
フランス語: Berthe Morisot au bouquet de violettes
作者エドゥアール・マネ
製作年1872年
種類油彩
寸法55 cm × 38 cm (22 in × 15 in)
所蔵オルセー美術館パリ

すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』(フランス語: Berthe Morisot au bouquet de violettes)は、エドゥアール・マネ1872年に完成した油絵

エドゥアール・マネのモデルを務めたこともあり、女流画家としても有名なベルト・モリゾの肖像である。この絵が完成後の1874年、ベルト・モリゾは、エドゥアール・マネの弟ウジェーヌ・マネと結婚する。

ベルト・モリゾの表情の軽く笑みを浮かべているのが印象的である。黒に近い暗い色の衣服と帽子に、白い室内の背景のコントラストが、浮かび上がる。すみれ色の花束が暗色として地味に描かれている。

この作品は美術評論家のテオドール・デュレの所有になった後、1894年にデュレがコレクションを売却した時、ベルト・モリゾ自身が購入した。1966年にモリゾの娘、ジュリー・マネに相続され、さらに孫のクレマン・ルアールへと相続された後、1998年にFonds du Patrimoineなどの資金を得てオルセー美術館のために購入され現在、パリオルセー美術館の所蔵となっている。