アターッラー・マンスール
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アターッラー・マンスール (Atallah Mansour; アラビア語: عطا الله منصور; ヘブライ語: עטאללה מנצור) (1934年2月9日[1] - ) はイスラエルのジャーナリスト、作家である。ナザレ在住の左派系ジャーナリストとして、ヘブライ語とアラビア語で発信している[2]。
経歴
[編集]1934年にパレスチナのアラブ系キリスト教徒の農家に生まれた[3]。第一次中東戦争時にレバノンに逃れ、その後国名がパレスチナからイスラエルに変わった後に帰国した[3]。17歳でキブツに最初のアラブ人として居住する[3]。
1958年から1992年の34年間、ヘブライ語新聞『ハアレツ』の初のアラブ人記者として働く[2]。1960年イスラエル国籍を取得[2]。オックスフォード大学ラスキン・カレッジに学び、1973年卒業した[1]。
1983年にナザレでアラビア語週刊誌を創刊し、8年間編集長を務めた[2]。
著作
[編集]- サミーラ (1962年) (アラビア語)[2]
- 新しい光に (1966年) (ヘブライ語)[2]
- Waiting for the dawn : an autobiography. (1975年) Secker & Warburg[4]
日本語に翻訳された著作
[編集]- アターッラー・マンスール著; 母袋夏生訳 「コーヒーふたつ」『砂漠の林檎』河出書房新社、2023年8月, ISBN 978-4-309-20890-9, p21-30[5][6]
脚注
[編集]- ^ a b “Atallah Mansour - Journalist and Author”. www.atallahmansour.com. 2024年1月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 『砂漠の林檎』河出書房新社、30頁。
- ^ a b c 『砂漠の林檎 : イスラエル短編傑作選』河出書房新社、2023年8月、29頁。ISBN 978-4-309-20890-9。
- ^ Mansour, Atallah『Waiting for the dawn : an autobiography』Secker & Warburg、1975年 。
- ^ 『砂漠の林檎 :サヴィヨン・リーブレヒト,ウーリー・オルレブ,母袋 夏生|河出書房新社』 。
- ^ “砂漠の林檎 : イスラエル短編傑作選 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年1月23日閲覧。