イリア・ゴーロソフ

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イリア・ゴーロソフ(Ilya Golosov、1883年7月31日 - 1945年1月29日)は、ロシア建築家

経歴[編集]

モスクワ絵画彫刻建築専門学校と、芸術アカデミー出身。国立自由芸術工房とヴフテマスモスクワ建築大学ロシア語版英語版で教鞭をとるかたわら、イワン・ジョルトーフスキーの指導のもとで、新モスクワ復興計画にも関わる。

1920年代初頭から、建築的フォルムの構造理論の開発を始める。1920年から4年間、象徴的ロマン主義の潮流のリーダーを務める。現代建築家協会にも会員として、また構成主義建築の中心的存在であった。

代表作として、ズーエフ労働者クラブ、内務人民委員部局官舎、州議会議事堂、高等労務組合学校、ニージュニー・ノヴゴロド自動車工場社宅、などがある。

参考文献[編集]

  • ロシア建築三つの旅 [ユーラシア・ブックレット] (No.61) 浜野アーラ著 浜野道博訳 東洋書店 2004.6
  • ロシアの木造建築-民家・付属小屋・橋・風車 A・B・オポローヴニコフ 井上書院 1986
  • 壊れかた指南/筒井康隆 文藝春秋 2006