エキスポトレインわしゅう

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エキスポトレインわしゅう
JR西日本 583系特急形電車 「エキスポトレインわしゅう」(1988年)
JR西日本 583系特急形電車
「エキスポトレインわしゅう」(1988年)
概要
日本の旗 日本
種類 臨時列車
現況 廃止
地域 岡山県
運営者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
路線
起点 岡山駅
終点 児島駅
使用路線 宇野線本四備讃線
技術
車両 583系電車
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V 架空電車線方式
備考
臨時列車扱い
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児島駅に停車中の「エキスポトレインわしゅう」(1988年8月4日)

エキスポトレインわしゅうとは、かつて西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 児島駅間を宇野線本四備讃線瀬戸大橋線)経由で運行していた臨時寝台列車である。

概要[編集]

1988年岡山県倉敷市児島で開催された、瀬戸大橋博'88・岡山への、来場者に対するアクセス・宿泊施設提供の目的で、博覧会開催期中で夏休み期間の繁忙期の臨時列車として、1988年の夏に運転された。

運行概況[編集]

岡山駅を22時8分に出発、途中茶屋町駅に停車、児島駅に22時36分に到着し、翌日0時30分にドアを施錠してそのまま停車し、5時頃ドアを開けて7時7分に児島駅を発車して茶屋町駅に停車し、岡山駅に7時41分に戻るダイヤになっていた。

一夜を明かす寝台列車ではあったが、列車を利用した宿泊施設を提供する「列車ホテル」として岡山周辺の宿泊施設不足を補う性格も持っていた。

運転日は出発日基準で1988年7月15・16・19・20・26・27日、8月2・3日の8日間であった。

使用車両[編集]

使用車両は583系寝台電車8両編成[1]で、うち1両はA寝台、B寝台が6両でうち1両は女性専用車両であった。1両はグリーン車で談話室として使用された。

なお乗車には、寝台券(A寝台が5,500円、B寝台が3,000円、大人・小人同額)と実際に乗車する区間に有効の乗車券(岡山・茶屋町から児島まで片道か往復)を購入しなければならなかった。[2]

車内販売はなかったが、児島駅では、停車中のホームで夜24時頃までジュースなどの販売、朝は6時頃から朝食・ジュースなどの販売があった。

脚注[編集]

  1. ^ 茶屋町・児島の両駅のホームが9両分しかないため、本来の10両編成からモハ1ユニットを抜いた。
  2. ^ 鉄道ファン』1988年9月号、交友社

関連項目[編集]