エステベ・ラバト

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エステベ・ラバト
2014年 カタルーニャGP
国籍 スペインの旗 スペイン
生年月日 (1989-05-25) 1989年5月25日(34歳)
カタルーニャ州バルセロナ
現在のチーム プレットル・プラマックMotoE
ゼッケン 53
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 MotoGPクラス
活動期間2016年2020年2021年
マニファクチャラー
チャンピオン0
2021年 順位27位 (1ポイント)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
79 0 0 0 0 133
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2011年2015年
マニファクチャラー
チャンピオン1 (2014)
2015年 順位3位 (231 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
83 13 33 16 11 989
ロードレース世界選手権 MotoEクラス
活動期間2023年-
マニファクチャラードゥカティ
チャンピオン0
2023年 順位13位 (28 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
6 0 0 0 0 28
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2005年2010年
マニファクチャラー
チャンピオン0
2010年 順位6位 (147 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
76 0 3 0 0 318

エステベ・”ティト”・ラバト・ベルガーダEsteve "Tito" Rabat Bergada1989年5月25日 - )は、スペインバルセロナ出身のオートバイレーサー。2014年Moto2クラスチャンピオン。

経歴[編集]

2009年 イギリスGP

2002年、ラバトは12歳のときにレーシングカートからオートバイレースに転向、その後スペインロードレース選手権(CEV)を経て2006年の第9戦ダッチTTからロードレース世界選手権125ccクラスに本格参戦を開始した。BQR・ホンダチームのアレックス・エスパルガロがシーズン途中に250ccクラスにステップアップしたことから、その後継として得たシートだった[1]。この年ラバトは11戦に出場し、シリーズランキング23位の成績を残した。

2007年シーズンはアルベルト・プーチ率いるレプソル・ホンダ125ccチームに移籍し、ブラッドリー・スミスのチームメイトとして初のフルシーズンを戦った。第4戦中国GPで自身初表彰台となる3位を獲得し、シリーズランキングでは11位を記録した。

2008年、レプソルチームはマシンをKTMに変更。ラバトは新たにマルク・マルケスをチームメイトに迎えシーズンを戦ったが、表彰台の獲得は叶わずにシリーズ14位と成績を落とした。翌2009年シーズンは古巣のBQRチーム[2]に戻り、スコット・レディングをチームメイトにアプリリアファクトリーマシン・RSA125を駆ったが、最高位は7位に留まりシリーズ18位に沈んだ。

2010年、BQR125ccチームはラバト1台のみの参戦となったが、第2戦スペインGPでは2007年以来となる3位表彰台を獲得した。第10戦チェコGPでも3位獲得、それ以外のレースも3戦のリタイヤを除いて全て7位以上でフィニッシュする安定した成績を残し、年間ランキング6位を記録した。

2011年もラバトはチームに残留するが、中量級Moto2クラスにステップアップしヨニー・エルナンデスのチームメイトを務めることとなった[3]

2021年プラマック・レーシングの契約を途中破棄され、スーパーバイク世界選手権に転身したが、第3戦ポルトガルGPのフリー走行で転倒を喫し負傷したホルヘ・マルティンの代役としてチームに復帰する[4]

戦績[編集]

ロードレース世界選手権[編集]

シーズン クラス バイク 出走 優勝 表彰台 PP ポイント シリーズ順位
2005年 125cc ホンダ 1 0 0 0 0 NC
2006年 125cc ホンダ 11 0 0 0 11 23位
2007年 125cc ホンダ 15 0 1 0 74 11位
2008年 125cc KTM 16 0 0 0 49 14位
2009年 125cc アプリリア 16 0 0 0 37 18位
2010年 125cc アプリリア 17 0 2 0 147 6位
2011年 Moto2 FTR 17 0 1 0 79 10位
2012年 Moto2 カレックス 17 0 1 0 117 7位
2013年 Moto2 カレックス 16 3 7 2 216 3位
2014年 Moto2 カレックス 18 7 14 11 346 1位
2015年 Moto2 カレックス 15 3 10 3 231 3位
2016年 MotoGP ホンダ 17 0 0 0 29 21位
2017年 MotoGP ホンダ 18 0 0 0 35 19位
2018年 MotoGP ドゥカティ 11 0 0 0 35 19位
2019年 MotoGP ドゥカティ 17 0 0 0 23 20位
2020年 MotoGP ドゥカティ 14 0 0 0 10 22位
2021年 MotoGP ドゥカティ 2 0 0 0 1 27位
2023年 MotoE ドゥカティ 6 0 0 0 28* 13位*
合計 244 13 36 16 1468

スーパーバイク世界選手権[編集]

シーズン バイク 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 順位 ポイント
R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2 R1 SR R2
2021年 ドゥカティ SPA
Ret
SPA
14
SPA
Ret
POR
9
POR
12
POR
10
ITA
15
ITA
14
ITA
14
GBR
Ret
GBR
Ret
GBR
14
NED
Ret
NED
11
NED
11
CZE
Ret
CZE
Ret
CZE
13
SPA
12
SPA
Ret
SPA
11
FRA
14
FRA
15
FRA
15
SPA
SPA
SPA
SPA
SPA
SPA
16位 53
カワサキ POR
13
POR
14
POR
Ret
ARG
11
ARG
12
ARG
12
INA
Ret
INA
C
INA
13
2022年 SPA
SPA
SPA
NED
NED
NED
POR
POR
POR
ITA
16
ITA
16
ITA
17
GBR
GBR
GBR
CZE
CZE
CZE
FRA
FRA
FRA
SPA
SPA
SPA
POR
POR
POR
ARG
ARG
ARG
INA
INA
INA
AUS
AUS
AUS
NC 0
2023年 AUS
AUS
AUS
INA
INA
INA
NED
NED
NED
SPA
SPA
SPA
EMI
19
EMI
16
EMI
Ret
GBR
16
GBR
20
GBR
Ret
ITA
16
ITA
20
ITA
Ret
CZE
15
CZE
15
CZE
18
FRA
FRA
FRA
SPA
Ret
SPA
17
SPA
18
POR
19
POR
18
POR
16
JER
11
JER
15
JER
14
22位 8

脚注[編集]

  1. ^ レプソル・ホンダ250ccチームのセバスチャン・ポルトがシーズン途中に引退→ポルトの後釜にBQR250ccチームのマルティン・カルデナスがレプソルチームに移籍→カルデナスの後釜にBQR125ccチームのアレックス・エスパルガロがステップアップ→エスパルガロの後釜にラバトがBQR125ccチームに。
  2. ^ エントリー名はブルセンス・アプリリア
  3. ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/blusens+stx+announce+2011+moto2+and+125cc+lineup
  4. ^ “ホルヘ・マルティンが手術、ティト・ラバトを代替招集”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). https://www.motogp.com/ja/news/2021/04/21/ホルヘ-マルティンが手術-ティト-ラバットを代替招集/369734 2020年4月21日閲覧。 

外部リンク[編集]