エリザベス・ジョージ
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エリザベス・ジョージ(Elizabeth George, 1949年2月26日 - )は、アメリカ合衆国の推理作家。
オハイオ州ウォーレン生まれ。本名はエリザベス・スーザン・ジョージ(Elizabeth Susan George)。カリフォルニア大学リバーサイド校卒業。長年、英語教師として高校に勤務していた。現在カリフォルニア州ハンティントン・ビーチ在住。
生粋のアメリカ人でありながら、イギリス・スコットランド・ヤードの警察官トマス・リンリー(Thomas Lynley)とバーバラ・ハヴァーズを主人公にした「リンリー警部」シリーズを書き続けている。 作家デビュー作でもある第1作『大いなる救い』がアガサ賞(1988)、アンソニー賞(1989)の最優秀処女長篇賞を受賞した。「リンリー警部」シリーズは、BBCによってテレビ番組が多数作られている。
著作
[編集]「リンリー警部」シリーズ
[編集]- 『そしてボビーは死んだ』(A Great Deliverance (1988)、小菅正夫訳、新潮文庫) 1991
- 『大いなる救い』(吉澤康子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1998
- 『血塗られた愛情』(Payment In Blood (1989)、小菅正夫訳、新潮文庫) 1994
- 『名門校 殺人のルール』(Well-Schooled In Murder (1990)、小菅正夫訳、新潮文庫) 1996
- 『ふさわしき復讐』(A Suitable Vengeance (1990)、嵯峨静江訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1995
- 『エレナのために』(For The Sake of Elena (1992)、松本みどり訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1995
- 『罪深き絆』上・下(Missing Joseph (1993)、松本みどり訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1996
- 『隠れ家の死』上・下(Playing For The Ashes (1994)、高橋恭美子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1997
- 『消された子供』上・下(In The Presence Of The Enemy (1996)、天野淑子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1999
- Deception On His Mind (1997)
- In Pursuit Of The Proper Sinner (1999)
- A Traitor To Memory (2001)
- A Place of Hiding (2003)
- With No One as Witness (2005)
- What Came Before He Shot Her (2006)
- Careless in Red (2008)
- This Body of Death (2010)