オノエラン

ウィキペディアから無料の百科事典

オノエラン
オノエラン (福島県南部・2007年7月撮影)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: カモメラン属 Galearis
: オノエラン G. fauriei
学名
Galearis fauriei (Finet) P.F.Hunt
シノニム
  • Orchis fauriei Finet
和名
オノエラン
(尾上蘭)

オノエラン(尾上蘭、学名:Galearis fauriei )はラン科カモメラン属多年草

生態[編集]

の高さは10-15cmになる。茎の基部には、長さ6-10cm、幅1.5-4cmになる光沢のある長楕円形のが2個つく。葉の基部は鞘となって茎を抱く。花期は7-8月で、茎の先端に数個の白いを総状につける。 唇弁の基部に「W」の形の特徴的な模様があるため区別しやすい。

分布と生育環境[編集]

日本特産で、本州中北部および紀伊半島に分布する。山地から亜高山の岩場や草地、湿地の比較的日当たりよく乾燥した場所に生える。個体数は少なく、奈良県、山梨県、長野県、秋田県でレッドデータブック絶滅危惧I類に指定されている[1]

和名の由来は「尾上」=「尾根」に咲く花から。

脚注[編集]

  1. ^ 日本のレッドデータ オノエラン

関連項目[編集]

参考文献[編集]