カダケス
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州 | カタルーニャ州 |
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県 | ジローナ県 |
地域 | コマルカス・ジロニーナス |
コマルカ | アルト・アンプルダー |
面積 | 26.4 km² |
標高 | 23m |
人口 | 2,916 人 (2023年[1]) |
人口密度 | 110.45 人/km² |
住民呼称 | cadaquesenc/-ca |
北緯42度17分28秒 東経03度16分38秒 / 北緯42.29111度 東経3.27722度座標: 北緯42度17分28秒 東経03度16分38秒 / 北緯42.29111度 東経3.27722度 |
カダケス(カタルーニャ語: Cadaqués)は、スペイン・カタルーニャ州ジローナ県のムニシピ(基礎自治体)。アルト・アンプルダーに属する。スペイン本土では最東端のクレウス岬半島近郊の湾に位置する。
歴史
[編集]元々の地名は、カプ・デ・ケルス(Cap de Quers)またはカプ・ダケス(Cap d'Aques)で、岩の岬を意味していた。
伝統的にカダケスは漁村として知られており、16世紀以降は特に有名であった。19世紀には製塩が盛んになったが、現在工場は残っていない。専らカダケスの経済はアンチョビ水揚げで成り立っていた。
やがて、周囲から隔絶している土地柄が芸術家や観光客を惹きつけ、20世紀初頭から観光客が集まり始め、手つかずの漁村の風景が維持されるようになる。1905年以降は、バルセロナ、フィゲーラス、ジローナなどの近郊都市から、人々が保養に訪れるようになった。
画家のサルバドール・ダリは別荘をカダケスに所有しており、夏季には家族とともに同地を訪れ、詩人のフェデリコ・ガルシア・ロルカも学生時代にそこを訪問している。戦時中、ダリはニューヨークで暮らしたが、1948年に帰国しカダケスの入り江のひとつポルト・リガトに移り住んだ。他にもパブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、モーリス・ボワトル、マルセル・デュシャンなどが同地に魅せられている。
1956年には低温の影響でオリーブ栽培が中止されたが、今日、オリーブ林はクレウス岬自然公園内の(自然公園は自治体の重要な部分を占める)運営可能な事業とされており、防火林の役割も果たしている。
人口
[編集]カダケスの人口推移 1900-2010 |
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[2]、1996年 - [3] |
名所・観光
[編集]- サルバドール・ダリ美術館
- 旧市街とサンタ・マリーア教会
- カダケス国際音楽フェスティバル
- クレウス岬自然公園
- カダケス美術館