カンパニア闘争

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カンパニア闘争(カンパニアとうそう)とは、日本の新左翼の戦術のひとつ。

概要[編集]

ロシア語の「カンパニア(кампания, kampaniya)」が語源で、広く世に訴えて、一般大衆を動員する大衆運動のことを指した。英語では「キャンペーン」である。大衆動員という本来の目的のほかに、党派内の同志的結束を強化するという意味もあった。

活動資金を募る「カンパ」の由来は、ここからきている。

一般的に暴力を伴わない闘争のことを指しているため、直接行動・実力闘争に重きを置いていた新左翼には否定的なニュアンスを帯びていた。

参考文献[編集]

  • 高沢皓司、佐長史朗、松村良一編『戦後革命運動事典』新泉社、1985年
  • 警備研究会編『わかりやすい極左・右翼・日本共産党用語集(改訂)』立花書房、2001年

関連項目[編集]