コンニュー・PC1

ウィキペディアから無料の百科事典

コンニュー・PC1
PC1
PC1
カテゴリー F1
コンストラクター コンニュー・レーシングチーム
デザイナー ピーター・コンニュー
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
サスペンション(前) Spring, fork and cables
Armstrong Shock Absorbers
サスペンション(後) Spring, fork and cables
Armstrong Shock Absorbers
エンジン フォード-コスワース DFV 90° V8,
重量 580 kg
燃料 シェル, 260リッター
タイヤ ファイアストン
主要成績
チーム イギリスの旗 ダーンヴァル・コンニュー・レーシングチーム
ドライバー フランスの旗 フランソワ・ミゴール
初戦 1972年イギリスグランプリ
出走優勝ポールFラップ
2000
テンプレートを表示

コンニュー・PC1 (Connew PC1) は、コンニュー・レーシング1972年F1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーフランソワ・ミゴールがドライブした。


開発[編集]

イギリス人エンジニアのピーター・コンニューが設計したPC1はその特徴的なエアロダイナミクスや、コクピット前方に配置されたラジエーターなど独創的なデザインで印象づけられる。

PC1は当初モナコでデビューする予定であったが、突然のルール変更で新たなシャシーを製造しなければならなくなり、チームはドイツグランプリへの参戦を計画したが、開催に先立ってオフィシャルによってレースへの参加を拒否された。

チームはイギリスグランプリに参戦したが、リアサスペンションが役に立たないことが判明した。チームは徹夜で改修を行ったが、翌日の搬入時にアップライトにヒビが見つかり、結局撤退した。

PC1は改修が行われオーストリアグランプリに参戦した。いくつかのエンジントラブルが生じたが、ミゴールは予選を最下位で通過した。決勝は22周目にリアウィッシュボーンのマウントが破損しコースアウト、リタイアとなった。

PC1はその後、シーズン後半のワールド・チャンピオンシップ・ヴィクトリーレースデビッド・パーレイのドライブで登場したが、電装系のトラブルでスタートできなかった。

PC1はシーズン後にフォーミュラ5000に改修、シボレーV8エンジンが搭載された。ピエール・ソウクリートニー・トリマーの手によって3戦に参加したが、ソウクリーは2戦で決勝に参加できず、トリマーは1戦でリタイアとなった。

F1における全成績[編集]

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ポイント 順位
1972年 Darnval Connew Racing Team フォード-コスワース DFV V8 G ARG
アルゼンチンの旗
RSA
南アフリカの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
0 -
フランソワ・ミゴール DNS Ret

参照[編集]

外部リンク[編集]