ガラスの成形技法
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ガラスの成形技法(ガラスのせいけいぎほう)とは、ガラス素材を形作るための技法のこと。
工業的な製造方法よりも、主にガラス工芸の二次加工手法・技法を指す。
分類
[編集]- コールドワーク - 冷めた状態で成形する加工技法。
- キルンワーク - 電気炉の中で熱変形させる加工技法。
- キルンキャスト - 粘土やワックスで作った原型を耐火石膏等で型取りし、そこへガラスを流し込む。ガラスで言う鋳造技法。
- パート・ド・ヴェール−粉状の色ガラスをのり等を使って、型表面に施し多彩で緻密な表現が可能になる技法。中世では、その技法が秘伝であったため、幻の技法と呼ばれたこともある。
- フュージング - 熔着することで、ガラスどうしを融かした状態でつなぐことを全般にこう呼ぶ。キルンワークでは一般に、板ガラスを融かしあわせることを呼ぶ。
- スランピング - 板ガラス等を型に沿わせて変形させることで、フュージングとあわせて行うことが多い。
- ホットワーク - 高温で熔融しやわらかい状態で成形する加工技法。
- バーナーワーク - ホットワークの一種で、卓上バーナーを用いての加工技法。ホットワークとは別に分類されることもある。ランプワーク、フレームワークとも呼ばれる。