『スーパーファミコン版 すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエストI」』(スーパーファミコンばん すぎやまこういち こうきょうくみきょく ドラゴンクエストワン)は、日本の作曲家であるすぎやまこういちによるスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエストI・II』(1993年)のサウンドトラック。
1994年1月12日にSony Recordsからリリースされ、作曲と指揮はすぎやま、演奏はロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、プロデューサーはすぎやまの妻で、所属事務所「スギヤマ工房」の代表取締役を務めている椙山之子とソニー・ミュージックエンタテインメントの伊藤八十八がそれぞれ担当した。
エニックス(現・スクウェア・エニックス)よりリリースされているコンピュータRPG『ドラゴンクエストシリーズ』の第1作『ドラゴンクエスト』(1986年)のリメイクである『ドラゴンクエストI・II』(1993年)のサウンドトラックとして発表され、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるヴァージョンに加え、スーパーファミコンの音源からなる『オリジナル・ゲーム・サウンド』、『MEコレクション』[注釈 1]の3部構成となっている。
ディスクジャケットは、『ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストを、背面を青色にアレンジしたものになっている。
1994年1月12日にSony RecordsからCDのみでリリースされた。初回封入特典として『ドラゴンクエストI・II ロゴステッカー』が同梱されている。
2000年8月23日に『スーパーファミコン版 すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエストII」』(1994年)[1]の収録曲[注釈 2]が入ったコンピレーション・アルバム『交響組曲「ドラゴンクエストI・II」』がリリースされた[2]。
専門評論家によるレビュー |
---|
レビュー・スコア |
---|
出典 | 評価 |
---|
CDジャーナル | 肯定的[3] |
CDジャーナルは、総評として「スコアはオリジナルのままだが、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団による演奏は音の厚みにおいて、過去のものを凌駕していることは間違いない」と肯定的な評価を下している[3]。
ディレクター: | | - JOHN MIDDLETON
- 金丸潤 (ソニー・ミュージックエンタテインメント)
|
レコーディング・エンジニア: オーケストラ版 ROGER SMITHSON |
アシスタント・エンジニア: RUSSELL SMITHSON |
マスタリング: | | - 笠井鉄平 (ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- 宮田信吾 (ソニー・ミュージックエンタテインメント)
|
デザイン: 澤秀樹 (ソニー・ミュージックエンタテインメント) |
コーディネーター: | | - JOHN R. BULLOCK (アド・キャップ)
- 城野美貴 (ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- 市川武 (ハーモニー)
|
音楽制作: スギヤマ工房 |
|
|
リーダー: KONSTANTIN STOIANOV |
指揮: すぎやまこういち |
|
録音・場所: 1991年9月5日 CTS STUDIO (LONDON) |
- ^ ミュージックエフェクト(Music Effect)の略称。
- ^ 『オリジナル・ゲーム・サウンド』と『MEコレクション』は割愛されている。