ゾロ (ニホンザル)

ウィキペディアから無料の百科事典

ゾロは、大分県大分市高崎山高崎山自然動物園ニホンザルで、C群の8代目αオス(ボス猿)。αオスとしての在位期間は12年1か月で、高崎山で最長である[1]

生涯[編集]

個体識別番号が55番と、ゾロ目であったことから名付けられた[2]

1998年12月に、C群の先代αオスであったゲンタからバナナを奪い取ったことをきっかけに、C群の8代目αオスとなる。高崎山では、力の衰えたαオスが山に去り、その後を序列2位のオスが継ぐ形での穏便な世代交代が多く、実力行使によってαオスの座を奪い取ることは珍しいとされる[3]

2010年3月25日には、在任期間が11年4ヶ月に達し、B群の第14代αオスであったゴルゴの在任記録11年3ヶ月を更新して、高崎山の歴代αオスで最長となった[4]

2011年1月7日を最後に餌場に姿を見せなくなり、その後も1か月姿を見せなかったため、2月11日にC群第2位であったベンツがαオスに認定され、就任式が行われた[5][1]

脚注[編集]