ダイナマイト・トミー

ウィキペディアから無料の百科事典

ダイナマイト・トミー
生誕 (1964-09-14) 1964年9月14日(60歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県
ジャンル ロック
職業
担当楽器 ボーカル
活動期間 1985年 -
共同作業者 COLOR
SISTER'S NO FUTURE
THE KILLING RED ADDICTION

ダイナマイト・トミー1964年9月14日 - )は、日本ボーカリスト作詞家音楽プロデューサー実業家[1]

来歴

[編集]

兵庫県西宮市出身。1985年COLOR結成。1986年、フリーウィル設立。初期ヴィジュアル系の過激なステージングとカリスマ性、バイオレンスなスタイルでシーンに君臨した。1989年メジャー・デビュー1991年にはインディーズに復帰し、COLORのバンド活動とフリーウィルの運営に注力。ユニット「SISTER'S NO FUTURE」としても活動した。現在はDIR EN GREYエグゼクティブ・プロデューサーである。また、アーティスト活動を行う場合の為にティアーズ音楽事務所[2]とアーティスト契約をしている。

プロダクション経営者としてはDIR EN GREYをソニー・ミュージックに移籍させたり、kannivalismエイベックスに送りメジャー・デビューさせた。ボーカリストとしては歌唱力がないことは本人も認めており、「大槻ケンヂに『ダイナマイト・トミーよりは歌は上手い』と言われた」とネタにしている[3]

音楽以外のエンタテインメントのプロデュースにも関わり、「グラップラー刃牙」のTVアニメ化の企画や、MIYAVI主演の映画「おれさま」のシナリオなどを手がけた。

2008年7月、初監督作品となる映画「attitude」公開。

2009年7月、1980年代に「東のX、西のCOLOR」として一世を風靡した元Xのベーシスト沢田泰司らとともにバンド「THE KILLING RED ADDICTION(TKRA)」を結成。ロックバンドの聖地的なライブハウス、ロサンゼルスウィスキー・ア・ゴーゴーでお披露目ライブを開催した。

正統派美少女アイドルユニット 2o Love to Sweet Bulletをプロデュースしている[4][5]。また、2017年5月6日には、日本武道館でアイドルがライブを行わず物販だけを行うイベント「武道館アイドル博2017」を主催、6,000人を集めた[6]

2022年に開催された「TOKYOアイドル博」を主催したが、多くのアイドルたちが熱中症で倒れ、非常に稀な特殊救急車(スーパーアンビュランス)が出動。イベントの劣悪な環境やイベント前後の杜撰な対応が露呈した。またイベントサイト上でも主催者がだれかわからないなど隠蔽性も批判を呼んだ[7]

作品

[編集]

COLOR

[編集]

SISTER'S NO FUTURE

[編集]
シングル
  • Sonic Beat (1992年1月21日 アポロン APDA-57)
  • SO,SO LONG MY HONEY SO LONG (1992年7月21日 アポロン APDA-67)
  • 俺達に明日はない (1992年10月21日 アポロン APDA-72)
アルバム
  • “SISTER'S NO FUTURE I” 〜DEMONSTRATION〜 (1992年2月21日 アポロン APCA-47)
  • THRILL SHOW (1992年10月21日 アポロン APCA-70)
VHS
  • HUMAN FICTION (1992年2月21日 アポロン APVF-4008)
  • PSYCHO SEXUAL (1992年7月21日 アポロン APVF-4011)
  • VIDEO THRILL SHOW (1992年10月21日 アポロン APVF-4012)
写真集
  • SISTER'S NO FUTURE Ⅲ (1992年3月 ワニブックス)
オムニバスアルバム
  • STRAWBERRY ROAD VOL.1 (1995年7月26日 クラウン CRCR-1002) 「WAITING FOR YOU」を収録。
オムニバスVHS
  • STRAWBERRY ROAD VOL.1 LIVE(1995年10月21日 クラウン CRVR-1001) 「WAITING FOR YOU」を収録。

SISTER'S NO FUTURE SUPER DELUXE

[編集]
シングル
  • LONG TIME NO SEE (FREE-WILL FWR-003CDS)
アルバム
  • T.G.I.F (1995年8月23日 FREE-WILL)
VHS
  • THANK GOD IT'S FRIDAY (1995年 FREE-WILL)

SISTER'S NO FUTURE MAX & SUPER DELUXE

[編集]
  • Naked in the rain (1996年9月21日 TCCN-15018) 4曲入り

SISTER'S NO FUTURE MAX

[編集]
アルバム
  • MIND PARK (1996年10月21日 TCCN-30017)

提供作品

[編集]
作曲
  • 心のプロレス 輝ける美麗の格闘戦士達へ捧ぐ (1993年12月15日 TYCY-5334)
    DISC.1 M-11「風のささやき ~井上貴子(全女)へ捧ぐ」

映画

[編集]
監督
  • Attitude (2008年公開)
    • CD 『the Attitude original sound track』 (2008年7月23日 Tears Music/FWD Inc TEC-277777) 音楽監督:沢田泰司、音楽プロデューサー:TATSU
    • DVD 『Attitude』 (2009年12月16日 Tears Music TECDVD-001)

バンド・ユニット歴

[編集]
  • COLOR
  • SISTER'S NO FUTURE
    • SISTER'S NO FUTURE SUPER DELUXE
    • SISTER'S NO FUTURE MAX
  • GALAXY
  • THE KILLING RED ADDICTION

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ だいなまいととみー”. www.oricon.co.jp. ORICON. 2021年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月11日閲覧。
  2. ^ ティアーズ音楽事務所とアーティスト契約”. matomedane.jp. まとめダネ! (2022年7月18日). 2022年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月11日閲覧。
  3. ^ 「プロインタビュアーの吉田豪が直撃! 日本のヴィジュアル・ショックを創り上げた男 DYNAMITE TOMMYインタビュー」(『ヘドバン』(シンコーミュージック・エンタテイメント)p.104
  4. ^ ダイナマイト・トミー今度はアキバ系アイドルで革命.日刊スポーツ(2016年11月2日).2016年12月5日閲覧
  5. ^ ダイナマイト・トミー氏プロデュース 正統派アイドル「トゥラブ」躍進の秘密”. 東京スポーツ (2017年8月25日). 2018年1月3日閲覧。
  6. ^ 「握手1回10円」 出演者1300人のアイドル博で見た決死の営業とは?”. AERA dot. (2017年5月12日). 2017年7月3日閲覧。
  7. ^ 倒れた「アイドル」20人以上… 出演者が語るお台場「アイドル博」のお粗末すぎる実態”. デイリー新潮. 2022年7月21日閲覧。

外部リンク

[編集]