テクノドライブ
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対応機種 | アーケードゲーム(エレメカ) |
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開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | SYSTEM12 |
稼働時期 | 1998年7月1日 |
デバイス | ハンドル、アクセル、ブレーキ |
テクノドライブ(TECHNO DRIVE、技之運転)は、ナムコ(後のバンダイナムコアミューズメント)から発売されたアーケードゲーム。
概要
[編集]「人類全能化計画シリーズ」として、前作である技脳体に続いて打ち出されたシリーズ第2弾。"テク(=技)のドライブ(=運転)"というタイトルが示す通り、今作では運転技術を測定する。
筐体はアップライト筐体で、手元の部分にハンドル、足元にアクセル・ブレーキがそれぞれ装備されている。一般的なアーケードのドライブゲームとは異なり、プレイヤーが座るためのシートは装備されておらず、基本的には立った状態でプレイすることになる。
ゲーム種目はハンドルのみを使う"手技"、アクセル・ブレーキのみを使う"足技"、そして全てのデバイスを使う"実技"の3つに分けられ、各5種類、計15種類のゲーム種目で構成されている。
ゲームの流れ
[編集]基本的な流れは前作とほぼ同じである。
- クレジットを投入する。
- "手技"の種目選択画面になる。ハンドルでプレイしたい種目を選び、アクセルを踏んで決定する。
- 選択した"手技"の種目をプレイする。
- ゲームの前にルールが表示される。その後その指示に従い、ハンドルないしはアクセル・ブレーキを操作する。
ゲーム終了後、成績としてプレー結果に応じた技術習得度が表示され、"A+"~"E-"の範囲でランク付けされる。
- ゲームの前にルールが表示される。その後その指示に従い、ハンドルないしはアクセル・ブレーキを操作する。
- "足技"、"実技"においても同様に種目の選択・プレイを繰り返す。
- それぞれの総合評価が表示され、測定結果が「運転技術革命指導書」としてプリントアウトされる。
- 前作同様、各種目の成績・技術習得度や総合評価に加えて、プレイ結果に対する毒舌の効いた解析結果や、各項目の強化のためのトレーニングメニューなどが印字される。総合評価が100%(あるいはそれ以上)になると、「運転技術認定書」が指導書と共に印字される。
ゲーム種目
[編集]手技 - STEERING TECHNIQUE -
[編集]ステアリング・テクニック、ハンドルのみを使用する。いずれの種目も制限時間は30秒。
- 高速適応力
- 高速で走る車を操り、コース上の敵車をハンドル操作でかわしながらゴールを目指す。
- 車幅感覚
- 狭い道の両脇に設置されたパイロンを倒さないように、ハンドルで車を操作しながらゴールを目指す。
- 動体視力
- パイプ状のコースにある"C"マーク(ランドルト環)をハンドルで回し、車を隙間に通していく。
- 決断力
- 二択の分岐路に設置された信号機の指示を守りながら道を選択し、ゴールを目指す。
- 誘導反射
- コース上のボールを車でドリブルしながら走行する。
足技 - FOOTWORK TECHNIQUE -
[編集]フットワーク・テクニック、アクセル、及びブレーキのみを使用する。
- 度胸
- いわゆるチキンレース。スピードの付いた車を急ブレーキで止め、壁にどこまで近づけられるか測定する。測定は3回。
- ジャンプ技術
- 車のスピードを調節し、ジャンプ台から飛び出す瞬間の速度を指定された速度(150km/h)にどこまで近づけられるか測定する。測定は3回。
- 状況判断力
- コースの左右のバンク上に転がる鉄球を、スピードを加減速しながら避け、ゴールを目指す。制限時間は30秒。
- パワー制御能力
- 急な坂道を走る車を、常に一定速度で走行する四角形のビームに当たらないように、スピードを調節しながら走行する。制限時間は30秒。
- 反応速度
- 目玉のキャラクターが目を閉じている間だけ走行し、ゴールを目指す。制限時間は30秒。
実技 - PRACTICAL TECHNIQUE -
[編集]プラクティカル・テクニック、ハンドル、アクセル、ブレーキの全てのデバイスを使用する。いずれの種目も制限時間は30秒。
- スピン走行
- 車の後輪が自在キャスターになったスピンしやすい車を操作し、なるべくスピンしないように素早くゴールを目指す。
- スムーズ走行
- 車の上に乗せた液体を、できるだけタライからこぼさないようにしながら、ゴールまで運ぶ。
- 連続集中走行
- コース上に配置されている旗を車で取りながらゴールを目指す。
- 思考リンク走行
- 画面上で簡単な計算問題が出題される。コース上の正しい解答数字に車で体当たりしながらゴールを目指す。
- バック走行
- 後ろ向きに車を走行させる。コース上の敵車をかわしながら、素早くゴールを目指す。
ボーナスゲーム
[編集]各種目の技術習得度の上限は100%だが、3つ全てのゲームで100%を達成すると、前作・技脳体の「連続反射能力」をモチーフとしたボーナスゲームが始まる。このゲームをノーミスでクリアすると、技術習得度の上限が外れ、技術習得度や総合評価が100%以上の値で出力されるようになる(限定解除)。 なお、総合評価が100%〜149.9%の間だった場合はS評価になるが、150%以上の場合は神という評価が与えられる。
その他
[編集]- 過去に発売されたゲーム「技脳体」と同様に、クレジットを入れずに各種デバイスを操作すると、「お金を入れないと走りません」「礼(REI)」の表示が出る。
- ゲーム中に想定外のプレー(ゲームを極端に低い成績でクリアする、ゲーム選択時にブレーキで決定しようとする、一切の操作をせずに測定を終了するなど)をすると、運転技術革命指導書に特殊な解析結果が印字される。
- このゲームのデモ画面には「コイン 2こ 入れる」や「比類なきテクノドライバーたち」という表示があるが、これはアタリのSFドライブゲーム「S.T.U.N.RUNNER」の「コインいっこ いれる」「ひるいなき スタンランナーズ」に対するオマージュである。
- ゲームに使用されている音楽は、タイトルの文字通り「テクノ」系中心に構成されている。サウンドトラックは、1998年に非売品シングルCDが配布される(ゲームショーにて限定的に販売された)のみだったが、2010年3月にiTunes Storeにてダウンロード販売が開始された。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ALMITHTY HUMAN PROJECT・テクノドライブ(バンダイナムコアミューズメント公式ページ)
- テクノドライブ トップページ - ウェイバックマシン(2006年7月14日アーカイブ分)(開発チームによる紹介ページ)