ハルオ・シラネ
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人物情報 | |
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生誕 | 1951年9月16日 日本 |
出身校 | ミシガン大学、コロンビア大学 |
学問 | |
研究分野 | 文学(日本文学) |
研究機関 | スタンフォード大学、コロンビア大学 |
学位 | 博士 |
ハルオ・シラネ(白根 治夫、1951年9月16日 - )は、日系アメリカ人の日本文学研究者。コロンビア大学教授。
経歴
[編集]日本で誕生後、両親とともに渡米、帰化する。1974年に旧称コロンビア・カレッジ(現:コロンビア大学)を卒業し、1977年にミシガン大学で修士号、1983年にコロンビア大学で博士号を取得した。スタンフォード大学助教授を経てコロンビア大学教授。同大学ドナルド・キーン日本文化センター長も務めている[1]。2022年、日本学士院客員会員となった[2]。
受賞・栄典
[編集]- 1992年:『夢の浮橋』で角川源義賞を受賞。
- 2001年:『芭蕉の風景文化の記憶』で二十一世紀えひめ俳句賞石田波郷賞を受賞。
- 2019年:山片蟠桃賞を受賞[3][4]。
- 2019年:第1回日本研究国際賞を受賞[5]。
家族・親族
[編集]- 妻の鈴木登美はコロンビア大学教授。
日本での刊行物
[編集]単著
[編集]- 『夢の浮橋 『源氏物語』の詩学』鈴木登美,北村結花訳 中央公論社 1992
- 『芭蕉の風景 文化の記憶』衣笠正晃訳 角川叢書 2001
- 『四季の創造 日本文化と自然観の系譜』北村結花訳 角川叢書、2020
編著
[編集]- 『創造された古典 カノン形成・国民国家・日本文学』鈴木登美共編 新曜社 1999
- 『文学に描かれた日本の「食」のすがた 古代から江戸時代まで』小峯和明、渡辺憲司共編 至文堂(「国文学解釈と鑑賞」別冊)2008
- 『越境する日本文学研究』 勉誠出版、2009
- 『日本文学からの批評理論 アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断』藤井貞和、松井健児共編 笠間書院、2009
- 『世界へひらく和歌 言語 共同体 ジェンダー』兼築信行,田渕句美子,陣野英則共編. 勉誠出版, 2012.5