バル (民俗舞踊)

ウィキペディアから無料の百科事典

今日のトルコにおける民俗舞踊の分布の傾向
東アナトリア地方の県

バル(Bar)トルコ東アナトリア地方の民俗舞踊の一形態である。バル(Bar)という言葉はアルメニア語の「踊り」の意味の言葉"Պար" (bar) に由来する。開いた輪で集団で踊る。東アナトリア地方のほぼ全域に広まっており、特にエルズルム県アルトヴィン県バイブルト県アール県カルス県エルズィンジャン県で見られる。

特徴[編集]

手をつないで、あるいは肩や腕を組んで踊る特徴があり、男性と女性のバルはそれぞれ異なる。バルの伴奏では davul英語版ズルナ が主に使われており、女性のバルにはクラリネットが追加されるようになった。5/8、9/8で踊られることが多く、6/8および12/8も時折見受けられる。特にトルコの民俗音楽において最も特徴的な拍子である アクサク の9/8拍子は、このダンスにおいても非常に異なる興味深い形で適用されている。 通常、現地の民俗衣装を着て、常に誇りをもって踊り、跳ねる動作に合わせて、回すように手を振る[1]

参考資料[編集]

注釈と出典[編集]

  1. ^ TURKISH FOLK DANCES”. ncturkishfestival. 2010年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]