ヒュービー・ブルックス

ヒュービー・ブルックス
*Hubie Brooks*
	エクスポズ時代（1987年）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日	1956年9月24日（67歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	外野手、三塁手、遊撃手
プロ入り	1978年 MLBドラフト1巡目
初出場	1980年9月4日
最終出場	1994年7月2日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	マニュエル・ドミンゲス高等学校（英語版）; ウィッティア・カレッジ（英語版）; メサ・コミュニティ・カレッジ（英語版）; アリゾナ州立大学; ニューヨーク・メッツ (1980 - 1984); モントリオール・エクスポズ (1985 - 1989); ロサンゼルス・ドジャース (1990); ニューヨーク・メッツ (1991); カリフォルニア・エンゼルス (1992); カンザスシティ・ロイヤルズ (1993 - 1994);
	この表について

ヒューバート・ブルックス（Hubert Brooks, 1956年 9月24日 - ）はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手（外野手、三塁手、遊撃手）。右投右打。

同じくメジャーリーガー（投手）のドニー・ムーアは従兄弟にあたる^[1]。

経歴[編集]

アリゾナ州立大学時代はボブ・ホーナーと三、四番を組んでいた。

1978年6月のMLBドラフト1巡目（全体3位）でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。

1980年9月4日にメジャーデビューすると^[2]、翌1981年には規定打席不足ながら打率.307を記録した。

ゲイリー・カーターとのトレードで、モントリオール・エクスポズへ移籍した1985年にはナショナルリーグの遊撃手としてはアーニー・バンクス以来の100打点突破を果たした。1986年には故障で最後の2ヶ月間を欠場しながらも、.340の高打率を記録した。1988年から外野手にコンバートされ、35二塁打（リーグ5位）と20本塁打を放った^[1]。フリーエージェントで1990年はロサンゼルス・ドジャースに移籍し自身2度目となるシーズン20本塁打を達成したが、同年オフにブレット・バトラー、ダリル・ストロベリーと2人の外野手をFAで獲得したあおりを受けてボブ・オヘーダと当時まだ19歳でアドバンストA級の若手有望株だったグレッグ・ハンセルの両投手とのトレードでニューヨーク・メッツに復帰することとなった。1991年は背中の故障で103試合の出場にとどまり^[3]16本塁打を放ったものの打率.238と低迷、同年オフにデーブ・ギャラガーとのトレードでカリフォルニア・エンゼルスに移籍。エクスポズ在籍当時の監督だったバック・ロジャースのもとで主に指名打者として起用され、このほかキャリアで初めて一塁を守ったが首の故障もあって^[4]82試合の出場で打率.216と成績はさらなる下降線を描き、同じく年俸200万ドル以上のベテラン野手であったランス・パリッシュ、ゲイリー・ガイエティ、ボン・ヘイズともども期待を裏切る成績に終わってしまった^[5]。パリッシュはシーズン中解雇、ヘイズが引退する中ブルックスも契約切れでカンザスシティ・ロイヤルズに移籍（ガイエティは翌年6月解雇となりロイヤルズへ）。1993年は代打のほか2年ぶりに外野を守るなど出場機会の減った中で打率.286と健闘したが、翌1994年は成績も振るわず、ウォーリー・ジョイナーが故障者リストから戦列復帰するタイミングでシーズン中に解雇となり^[6]、そのまま引退した。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1980	NYM	24	89	81	8	25	2	1	1	32	10	1	1	1	0	5	0	2	9	1	.309	.364	.395	.759
1981		98	389	358	34	110	21	2	4	147	38	9	5	1	6	23	2	1	65	9	.307	.345	.411	.756
1982		126	498	457	40	114	21	2	2	145	40	6	3	3	5	28	5	5	76	11	.249	.297	.317	.614
1983		150	624	586	53	147	18	4	5	188	58	6	4	7	3	24	2	4	96	14	.251	.284	.321	.604
1984		153	613	561	61	159	23	2	16	234	73	6	5	0	2	48	15	2	79	17	.283	.341	.417	.758
1985	MON	156	652	605	67	163	34	7	13	250	100	6	9	0	8	34	6	5	79	20	.269	.310	.413	.723
1986		80	338	306	50	104	18	5	14	174	58	4	2	0	5	25	3	2	60	11	.340	.388	.569	.956
1987		112	459	430	57	113	22	3	14	183	72	4	3	0	4	24	2	1	72	7	.263	.301	.426	.726
1988		151	628	588	61	164	35	2	20	263	90	7	3	0	4	35	3	1	108	21	.279	.318	.447	.766
1989		148	593	542	56	145	30	1	14	219	70	6	11	0	8	39	2	4	108	15	.268	.317	.404	.721
1990	LAD	153	618	568	74	151	28	1	20	241	91	2	5	0	11	33	10	6	108	13	.266	.307	.424	.732
1991	NYM	103	407	357	48	85	11	1	16	146	50	3	1	0	3	44	8	3	62	7	.238	.324	.409	.733
1992	CAL	82	320	306	28	66	13	0	8	103	36	3	3	0	1	12	3	1	46	10	.216	.247	.337	.583
1993	KC	75	181	168	14	48	12	0	1	63	24	0	1	0	1	11	1	1	27	5	.286	.331	.375	.706
1994	KC	34	67	61	5	14	2	0	1	19	14	1	0	0	4	2	0	0	10	2	.230	.239	.311	.550
MLB:15年		1645	6476	5974	656	1608	290	31	149	2407	824	64	56	12	65	387	62	38	1005	163	.269	.315	.403	.717

表彰[編集]

シルバースラッガー賞：2回（1985年 - 1986年）

記録[編集]

MLBオールスターゲーム選出：2回（1986年 - 1987年）

背番号[編集]

39（1980年）
7（1981年 - 1989年、1991年 - 1990年）
21（1990年）
8（1992年）
30（1993年 - 1994年）

脚注[編集]

^ ^a ^b 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、489-490頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。
^ “New York Mets at San Diego Padres Box Score, September 4, 1980” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年3月6日閲覧。
^ “Mets May Lose Brooks”. Lawrence Journal-World: p. 2B. (1991年8月27日)
^ Seth Livingstone (1992年7月5日). “Mother Nature Leaving its Mark on Baseball”. The Telegraph (Nashua): p. C4
^ https://www.baseball-reference.com/teams/CAL/1992.shtml
^ “Brooks Cut by Royals”. Lawrence Journal-World: p. 2C. (1994年7月15日)

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[jinmeijiten2013-1] 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、489-490頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。

[2] “New York Mets at San Diego Padres Box Score, September 4, 1980” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年3月6日閲覧。

[3] “Mets May Lose Brooks”. Lawrence Journal-World: p. 2B. (1991年8月27日)

[4] Seth Livingstone (1992年7月5日). “Mother Nature Leaving its Mark on Baseball”. The Telegraph (Nashua): p. C4

[5] ttps://www.baseball-reference.com/teams/CAL/1992.shtml

[6] “Brooks Cut by Royals”. Lawrence Journal-World: p. 2C. (1994年7月15日)

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

表話編歴ナショナルリーグシルバースラッガー賞（遊撃手）
1980年代	80 ギャリー・テンプルトン 81 デーブ・コンセプシオン 82 デーブ・コンセプシオン 83 ディッキー・ソン 84 ギャリー・テンプルトン 85 ヒュービー・ブルックス 86 ヒュービー・ブルックス 87 オジー・スミス 88 バリー・ラーキン 89 バリー・ラーキン
1990年代	90 バリー・ラーキン 91 バリー・ラーキン 92 バリー・ラーキン 93 ジェイ・ベル 94 ウィル・コルデロ（英語版） 95 バリー・ラーキン 96 バリー・ラーキン 97 ジェフ・ブラウザー 98 バリー・ラーキン 99 バリー・ラーキン
2000年代	00 エドガー・レンテリア 01 リッチ・オーリリア 02 エドガー・レンテリア 03 エドガー・レンテリア 04 ジャック・ウィルソン 05 フェリペ・ロペス 06 ホセ・レイエス 07 ジミー・ロリンズ 08 ハンリー・ラミレス 09 ハンリー・ラミレス
2010年代	10 トロイ・トゥロウィツキー 11 トロイ・トゥロウィツキー 12 イアン・デズモンド 13 イアン・デズモンド 14 イアン・デズモンド 15 ブランドン・クロフォード 16 コーリー・シーガー 17 コーリー・シーガー 18 トレバー・ストーリー 19 トレバー・ストーリー
2020年代	20 フェルナンド・タティス・ジュニア 21 フェルナンド・タティス・ジュニア 22 トレイ・ターナー 23 フランシスコ・リンドーア
投手捕手一塁手二塁手三塁手外野手

ヒュービー・ブルックス

経歴[編集]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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