ビン坊

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ビン坊
Bimbo
ベティ・ブープのキャラクター
ビン坊
初登場 Out of the Inkwell (1930)
最後の登場 The Betty Boop Movie Mystery (1989)
作者 フライシャー・スタジオ
ビリー・マーレイ[1]
詳細情報
種族 ボーダー・コリー
性別 オス
職業 ドラマーBetty Boop's Hollywood Mystery
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ビン坊(ビンぼう)、ビンボー (Bimbo) は、フライシャー・スタジオが創作した、架空のキャラクターカートゥーンアニメーション漫画)の。本名はビンボー・ザ・ドッグ(Bimbo the Dog)。ビン坊が最初に登場したのは、『Out of the Inkwell』シリーズで、当初の名はフィッツ (Fitz) であった。

歴史[編集]

はじめフィッツは、フライシャーの『トーカートゥーン (Talkartoons)』シリーズのスターとなり、1930年には『Hot Dog』において初めてビン坊 (Bimbo) の名で登場した。その後、彼のガールフレンドであったベティ・ブープのキャラクターとしての人気が徐々に高まってくると、ビン坊は脇役へと追いやられていくことになった。『トーカートゥーン』シリーズは、1932年に『ベティ・ブープ (Betty Boop)』に改名された。

映画「 ベティの家出英語版

1930年から1933年まで、ビン坊はフライシャーのカートゥーン作品に登場し続けたが、犬に人間のガールフレンドがいるという設定が獣姦を示唆するとして、映画制作コード(ヘイズ・コード)による検閲に引っかかり、ベティのシリーズから排除されることになった。[要出典]

類似したキャラクター[編集]

1932年ウォルター・ランツ・プロダクション (Walter Lantz Productions) が創作した新しいキャラクターが登場した。このキャラクターは、プーチ・ザ・パップPooch the Pup:「子犬のプーチ」の意)と名付けられた犬であった。当初プーチは、白いビーグル犬であった。1933年、ビン坊が映画から引退した数ヶ月後、プーチは黒い毛に変えられ、セーターとパンツを履くようにデザインが変更された。この新たな作り直しによって、プーチの姿は、ベティシリーズの犬であるビン坊を連想させるものになった[2]

おくびょうなカーレッジくん』の主人公カーレッジ(Courage the Cowardly Dog:「臆病な犬カーレッジ」の意で、カーレッジは「勇気」を意味する)が登場するあるミュージック・ビデオでは、レトロ風のカーレッジが最後の方に登場する。その姿は、ビン坊にそっくりである。

リバイバル[編集]

スクリーンから姿を消してから56年後、ビン坊はカムバックした。1989年、テレビのスペシャル番組『Betty Boop's Hollywood Mystery』で、重要な共演スターとなった。その後、キャラクター商品も登場した。

おもな登場作品[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ The Walter Lantz Cartune Encyclopedia: 1930”. The Walter Lantz Cartune Encyclopedia. 2011年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月24日閲覧。
  2. ^ The Walter Lantz Cartune Encyclopedia: 1933”. The Walter Lantz Cartune Encyclopedia. 2011年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月3日閲覧。

外部リンク[編集]