ブリティッシュ・チャンピオンズデー
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ブリティッシュ・チャンピオンズデー(British Champions Day)とは、毎年10月下旬にイギリスのアスコット競馬場で開催される5つの重賞競走の開催日、および総称である。
沿革[編集]
ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップや凱旋門賞ウィークエンドへの対抗を目的として、2011年に英国競馬統括機構によって設立されたブリティッシュ・チャンピオンズシリーズの最終戦として設立された。
2023年現在、イギリスで最も総賞金額が高い競馬開催である。
歴史[編集]
- 2011年 - ブリティッシュ・チャンピオンズデー設立。[1]
- 2013年 - ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークスが国際G1に格上げ。[2]
- 2014年 - ブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップが国際G2に格上げ。[3]
- 2015年 - ブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントステークスが国際G1に格上げ。[4]
- 2019年 - 浸水による馬場不良のため、障害用コースで施行。[5]
実施される競走一覧[編集]
施行順 | 競走名 | 競走格 | 出走条件 | 施行コース | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|
第1競走 | ブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップ | G2[注 1] | 3歳以上 | 芝15f209yd | 49万ポンド |
第2競走 | ブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントステークス | G1[注 2] | 3歳以上 | 芝6f | 49万ポンド |
第3競走 | ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス | G1[注 3] | 3歳以上牝馬 | 芝11f211yd | 49万ポンド |
第4競走 | クイーンエリザベス2世ステークス | G1 | 3歳以上 | 芝6f | 114万ポンド |
第5競走 | チャンピオンステークス | G1 | 3歳以上 | 芝9f212yd | 128万ポンド |
注釈・出典[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “2011年に総賞金300万ポンドのチャンピオンズデーを開催(イギリス)【開催・運営】”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年9月23日閲覧。
- ^ “Qipco社、チャンピオンズデーのスポンサー契約を2017年まで延長(イギリス)[開催・運営]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年9月23日閲覧。
- ^ “European Pattern Committee announces changes to the 2014 European Black Type Programme”. web.archive.org. 英国競馬統括機構. 2014年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月23日閲覧。
- ^ “ヨーロッパ短距離競走の競馬番組を補強(欧州)【開催・運営】”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年9月23日閲覧。
- ^ “英チャンピオンズデー、馬場状態の回復が見込まれずコースを変更(イギリス)[開催・運営]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年9月23日閲覧。
関連項目[編集]
- ドバイミーティング - アラブ首長国連邦において、ドバイワールドカップなど5つのG1競走を実施。時期は3月の最終土曜日。
- ロイヤルアスコット開催 - イギリスにおいて、ゴールドカップなど8つのG1競走を5日間で実施。時期は6月中旬。
- 凱旋門賞ウィークエンド - フランスにおいて、凱旋門賞など8つのG1競走を2日間で実施。時期は10月の第1日曜日、その前日の土曜日。
- ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ - アメリカにおいて、BCクラシックを含む14つのG1競走を2日間で実施。時期は10月下旬から11月上旬の間。
- ジャパンブリーディングファームズカップ(JBC) - 日本において、JBCクラシックを含む3つのG1競走を1日で実施。時期は主に11月3日、またはその付近。
- 香港国際競走 - 香港カップを含む4つのG1競走を1日で実施。時期は12月第2日曜日。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト (英語)