プロレス地獄変

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プロレス地獄変』(プロレスじごくへん)は、原田久仁信による日本漫画作品。2007年より『別冊宝島』のプロレス関連ムックに連載された漫画シリーズである。

概要[編集]

1980年代に『プロレススーパースター列伝』で一世を風靡しながら、2000年代には漫画家を廃業していた原田久仁信の復帰作。プロレス業界をテーマとした実録漫画で、関係者の視点から見たマット界の裏側が描かれている。

ミスター高橋永島勝司阿修羅原泉田純渕正信らプロレス関係者の取材に基づいており、彼らが主役として登場することが多い。あくまで語り手となる当事者からの物語であるため、客観性に欠ける部分がある点には注意が必要である。

一例として、「道場破りに来た岩釣兼生が、若手に過ぎない渕正信とスパーリングをして押されたために入団を断念した」というエピソードがあるが(渕は『Gスピリッツ』8号でもこの逸話を語っている)、岩釣の認識では「渕は入団交渉の際に一緒にトレーニングを行ったうちの一人にすぎず、名前も覚えていない」と『Gスピリッツ』9号で証言している。

単行本[編集]

関連項目[編集]

  • KIMURA (漫画) - 増田俊也の原作、原田の作画による漫画。「プロレス地獄変」と同じエピソードが取り上げられている回がある。また、完結編が『力道山プロレス地獄変』のタイトルで刊行された。