ベルビュー宮殿

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ベルビュー宮殿
Schloss Bellevue
ベルビュー宮殿の位置(ベルリン内)
ベルビュー宮殿
ベルリン中心部でのベルビュー宮殿の位置
概要
建築様式 新古典主義建築
自治体 Spreeweg 1
10557 Berlin-Tiergarten
ドイツの旗 ドイツ
座標 北緯52度31分03秒 東経13度21分12秒 / 北緯52.51750度 東経13.35333度 / 52.51750; 13.35333
着工 1785年10月13日
完成 1786年
設計・建設
建築家 Michael Philipp Boumann
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ベルビュー宮殿ドイツ語: Schloss Bellevue)は、ドイツ連邦首都ベルリンミッテ区にある宮殿である。1994年以降、ドイツ連邦大統領官邸である。ティーアガルテンの北端、戦勝記念塔近くのシュプレー川の岸に位置している。

歴史[編集]

1786年フェルディナント・フォン・プロイセンの夏の離宮として、建築家 Michael Philipp Boumannがデザインした。この場所は王室主席建築家ゲオルク・ヴェンツェスラウス・フォン・クノーベルスドルフが1743年に建てたマナーハウスの敷地内にある。ドイツ初の新古典主義建築である。

1843年、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世がベルビューを購入し、1865年に姪のアレクサンドリーネの邸宅とした。1918-19年のドイツ革命まで王族の所有物であった。

1928年からプロイセン州の物であったこの宮殿は、1930年代に民族学博物館として使われ、1938年にナチス政府のゲストハウスとして改装された。1940年11月にソビエト連邦の外相ヴャチェスラフ・モロトフがベルリンを訪問した際に宿泊した。第二次世界大戦中に深刻な被害を受け、1950年代に実質ほぼ新築した。

1959年にテオドール・ホイス大統領によって、落成式が行われた。ボンにある第一大統領官邸ヴィラ・ハンマーシュミットドイツ語版を補完する第二大統領官邸として、西ドイツ大統領の邸宅となった。1986-87年に再び大改築され、1994年のドイツ再統一後、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー大統領が第一大統領官邸とした。1998年、ドイツの連邦行政機関である連邦大統領府(Bundespräsidialamt)が、南側ウィングの別宅として新築された。

1994年から1999年まで大統領を務めたローマン・ヘルツォークは、現職の間ベルビューに住んでいた唯一の役人である。2004年と2005年に改装され、改装工事の初期段階で不具合を修正した。この期間、ホルスト・ケーラー大統領は、近くのシャルロッテンブルク宮殿を代わりに使用した。2006年1月に再び第一大統領官邸となった。

ギャラリー[編集]

大統領旗[編集]

大統領旗

大抵の場合、大統領旗が掲げられている。次の3つの場合は、下げられる。

  1. 連邦大統領が他の国で公的な官邸を設立した場合(国外訪問中)
  2. 連邦大統領がボンのヴィラ・ハンマーシュミットに居る時[1]
  3. 連邦大統領がドイツ国内に別の官邸を建てた時[2]

脚注[編集]

  1. ^ Fragen und Antworten bundespraesident.de, abgerufen am 1. September 2011.
  2. ^ "www.bundespraesident.de: Broschüre Schloss Bellevue, Seite 7" (PDF). www.bundespraesident.de. 2016年6月6日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]