ポップコーン (漫画雑誌)
ウィキペディアから無料の百科事典
『ポップコーン』は、光文社が発行していた隔月刊漫画雑誌。本項ではそれを引き継いだ『ジャストコミック』についても扱う。
ポップコーン
[編集]概要
[編集]1980年創刊(創刊4月号は3月10日頃発売)。ゴリラのイラストの表紙が特徴。日本の漫画だけではなく、マーベル・コミックスによるアメリカン・コミックスを左開きのまま掲載。そのため裏表紙は広告ではなく『スパイダーマン』や『X-MEN』のイラストを用いた、両A面仕様の第2の表紙となっている。
しかし、1980年6月号(第2号)に掲載された『キャスター』における人肉食・人肉料理の描写が問題視され、回収となった。そのため、続く8月号(第3号)には『キャスター』を含む新作の他に、『キャスター』以外の2号掲載の連載作品が再録されることとなった。1981年2月号(第6号)で休刊となり、その後、それを引き継ぐ形で青年向け月刊漫画雑誌『ジャストコミック』が創刊された。アメコミ部分は『ジャストコミック』には継承されていない。
主な連載
[編集]- ななこSOS(吾妻ひでお)
- キャスター(赤塚不二夫、シナリオ:喰始)
- 最後の暴走族(風忍)
- That's Amazing World(大友克洋)
- 村野守美劇場『ワイヤ・ネット』(村野守美)
- シンデレラボーイ(モンキー・パンチ)
- サッパリ探偵(関谷ひさし)
- ヤスジの困っちんぐ(谷岡ヤスジ)
- 青春ブルース(たむろ未知)
- 惑星ギャラガ(御厨さと美)
月刊ジャストコミック
[編集]概要
[編集]1981年5月1日創刊、1985年12月5日休刊。『ポップコーン』と違いアメリカン・コミックスは掲載されていない。一部『ポップコーン』から受け継いで連載されている作品も存在する。また、後に絵本作家となる平出衛が読み切り作品を掲載している。
ポップコーンを継いで連載されていた作品
[編集]- ななこSOS(吾妻ひでお)
- 青春ブルース(たむろ未知)
- That's Amazing World(大友克洋)