マダラフルマカモメ

ウィキペディアから無料の百科事典

マダラフルマカモメ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ミズナギドリ目 Procellariiformes
: ミズナギドリ科 Procellariidae
: マダラフルマカモメ属 Daption
: マダラフルマカモメ
D. capense
学名
Daption capense
和名
マダラフルマカモメ
英名
Cape Petrel
Daption capense

マダラフルマカモメ(斑管鼻鸌[1]、斑フルマ鴎、学名Daption capense)は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の一種。

分布

[編集]

南極大陸とその周辺の島々、ニュージーランド沖の島々で繁殖する。非繁殖期には、南大西洋、南インド洋、南太平洋を北上するが、赤道を越えることはほとんどない。

日本では迷鳥として、千葉県沖で1例本種と考えられる観察記録がある。

形態

[編集]

体長約39cm。翼開長約86cm。頭部から頸と尾は黒色。背中からの体の上面は白地に黒い斑がまだら状に入る(これが和名の由来である)。翼は部分的に黒い箇所があるほかは白色。翼の下面も白色である。嘴と足は黒色。

雌雄同色である。

生態

[編集]

繁殖期以外は海洋で生活する。

食性は動物食で、オキアミなどの甲殻類、魚類、軟体動物などを捕食する。また、鳥類の死骸を食べることもある。

繁殖形態は卵生。繁殖期はコロニーを形成し、岩のくぼみなどに1卵を産む。雌雄交替で抱卵し、抱卵期間は約50日である。

参考文献

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 『日本大百科全書』小学館、1984年。 

関連項目

[編集]