マリアネラ・ヌニェス
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マリアネラ・ヌニェス Marianela Núñez | |
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オーロラ姫(『眠れる森の美女』) | |
生誕 | 1982年3月23日(42歳) アルゼンチン ブエノスアイレス |
市民権 | アルゼンチン イギリス |
教育 | コロン劇場バレエ学校 ロイヤル・バレエ学校 |
職業 | バレエダンサー |
配偶者 | チアゴ・ソアレス (m. 2011; div. 2015) |
現所属 | ロイヤル・バレエ団 |
過去所属 | コロン劇場バレエ団 |
マリアネラ・ヌニェス(Marianela Núñez、1982年3月23日生まれ)は、アルゼンチン出身でイギリス国籍のバレエダンサーである。ロンドンに本拠を置くロイヤル・バレエ団のプリンシパルを務める[1]。
バレエとの出会い[編集]
マリアネラ・ヌニェスはアルゼンチンのブエノスアイレスで4人兄弟の末っ子として生まれた。母親が3歳のときにバレエ教室に通わせ始め、最初は教師のガレージでクラスを受けていた。5歳の時にバレエに集中することを決心し[2][3][4]、6歳でコロン劇場バレエ学校に入学した[1]。
経歴[編集]
まだトレーニングの途上であった14歳のときに、コロン劇場バレエ団のトップ・ダンサーであったマクシミリアーノ・ゲラに認められて、コロン劇場バレエ団に入団することになった。ヌニェスはブエノスアイレスでの公演だけでなくツアーにも帯同し、ゲラとともにさまざまな役柄を演じた。1997年、15歳のときに、英語が話せなかったにもかかわらず、ツアー先のロサンゼルスでロイヤル・バレエ団のオーディションを受けた。契約のオファーがあったが、イギリスの労働法上、16歳未満のヌニェスがロンドンで就職することは違法となるため、代わりに翌年ロイヤル・バレエ団と契約する前提でロイヤル・バレエ学校に留学した。2000年には、ロイヤル・バレエ団のファースト・ソリストに昇格した[1][2][4][5]。
2001年、ヌニェスは負傷したリーン・ベンジャミンの代役として『ドン・キホーテ』のキトリ役を演じ、バジリオ役のカルロス・アコスタと共演した[6]。翌年にはプリンシパルに昇格した。フレデリック・アシュトン、ジョン・クランコ、ケネス・マクミラン、ウェイン・マクレガー、クリストファー・ウィールドンなどの振付家による作品など、古典作品と現代作品の両方で主役を演じた[1]。 2013年には、『Metamorphosis: Titian 2012』における内臓(Viscera)、永遠(Aeternum)および「ディアナとアクタイオン」の演技に対して、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞した[7]。
2018年、『ジゼル』の公演中にロイヤル・バレエ団在籍20周年を迎えた。芸術監督のケヴィン・オヘアは、ヌニェスを「同世代における傑物の一人」と評した[8]。当日の公演には、サラ・チャット、ピーター・ライト、モニカ・メイソンの他、アルゼンチン大使レナート・カルロス・セルサーレ・ディ・セリサーノが列席した[要出典]。
ヌニェスは、ロイヤル・バレエ団以外にもオーストリア、米国、イタリア、アルゼンチン、オーストラリアなど、世界中のバレエ団に客演している[1]。スカラ座バレエ団では何度もロベルト・ボッレとパートナーを組んでいる。また、自身のプロダンサーとしてのキャリアの原点であるコロン劇場バレエ団でも踊っている[9]。
私生活[編集]
ヌニェスは、2011年にブエノスアイレスにおいてロイヤル・バレエ団のプリンシパルであるチアゴ・ソアレスと結婚した[10]。2014年に別居し、2016年1月に離婚を発表したが、友人としての関係は続き、共に踊り続けている[11][12]。
ヌニェスはイギリスに帰化している[13]。
受賞歴[編集]
出典[1]
- 批評家協会ナショナル・ダンス賞最優秀女性ダンサー(2005年、2012年、2018年)
- コネックス賞10年紀の最優秀ダンサー(2009年)
- マリア・ルアノヴァ賞(2011年)
- ローレンス・オリヴィエ賞
参考文献[編集]
- ^ a b c d e f “Marianela Nuñez”. Royal Opera House. 2020年5月12日閲覧。
- ^ a b “Portrait of the artist: Marianela Nuñez”. The Guardian 2012年3月27日閲覧。
- ^ “Dancer Marianela Nunez: 'The Royal Opera House and the Royal Ballet are my home and my family'”. The Stage. (2018年2月13日)
- ^ a b “Portrait of the artist: Marianela Nuñez”. The Guardian 2020年1月19日閲覧。
- ^ “In conversation with Marianela Nuñez”. Gramilano. (2020年7月9日)
- ^ “Royal Ballet Principal Marianela Nuñez on Her Signature Role: Don Quixote's Kitri”. Pointe Magazine. (2020年5月19日)
- ^ “Olivier Awards 2013: The results in full”. The Telegraph. (2013年4月28日)
- ^ “Marianela Nuñez celebrates 20 years with The Royal Ballet with a traditional flower throw”. Royal Opera House.date=7 February 2018 (2018年2月7日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “"Choreographically, it is heaven!" Marianela Núñez on dancing Tatiana”. Bachtrack. (2020年2月5日)
- ^ Bryant, Miranda (2015年1月16日). “Dancing with my husband happens naturally…we understand each other”. Evening Standard. 2019年10月21日閲覧。
- ^ Patrick Kidd (2016年1月16日). “Diary (TMS): Covent Garden's first couple split, Bowie's parliament flop, Friends star misses out and Yes, prime minister”. The Times 2019年10月21日閲覧。
- ^ The Royal Opera House Magazine, January 2016, Page 22-26.
- ^ “Marianela Núñez on one of her fav ballets, La Fille mal gardée, and life under lockdown”. DanceTabs. (2020年6月10日)