ミツウロコグループホールディングス
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ミツウロコGHD |
本社所在地 | 日本 〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン |
設立 | 1926年(大正15年)5月10日 (三鱗煉炭原料株式会社) (創業:1886年(明治19年)) |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 4010001034942 |
代表者 | 代表取締役社長兼グループCEO 田島晃平 |
資本金 | 70億77百万円(2021年3月) |
売上高 | 連結2264億62百万円(2021年3月期) |
純利益 | 連結33億66百万円(2021年3月期) |
純資産 | 連結932億89百万円(2021年3月) |
総資産 | 連結1451億89百万円(2021年3月) |
従業員数 | 連結1,534名(2021年3月) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 明治安田生命保険 8.89% ENEOSホールディングス 8.12% 田島 6.94% (2019年9月) |
関係する人物 | 創業者 田島達策 |
外部リンク | https://www.mitsuuroko.com/ |
株式会社ミツウロコグループホールディングスは、東京都中央区に本社を置く石油製品・LPガス・固形燃料の販売などを行う企業グループの持株会社である。旧社名は株式会社ミツウロコ。
概要
[編集]会社の設立に、3社の運送店が関わっていたことから「三社」の「三」と、魚介類の運送を主に扱っていたことから「鱗」とし、三鱗社→ミツウロコという名称の由来としている。
日本でいち早く大正期から、豆炭や練炭を商業ベースで販売開始した老舗であり、燃料関係のほか、近年は電力やミネラルウォーター事業など、インフラストラクチャーに関わる分野に力を入れており、テレビCMの放映も盛んに行なっている。2011年4月よりテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』のスポンサーを務めており、番組内では限定のコラボレーションCMを放送している。
社章が明治屋、および茨城県にある水産加工のミツウロコ食品と似ているが、いずれも一切関連がない。三菱鉛筆の前身で、真崎鉛筆製造所の社章(真崎家の家紋)であるミツウロコとも無関係である。また、任天堂のゼルダの伝説シリーズに登場するトライフォースもミツウロコの社章と同じであり、ミツウロコの子会社にもトライフォースという企業があるが、任天堂や同ゲームソフトとも無関係である。
沿革
[編集]- 1886年(明治19年) - 田島達策が高崎線新町駅前にカネイチ運送店開業。
- 1892年(明治25年) - 三鱗社と改称し東京進出。
- 1895年(明治28年) - 三鱗合資会社と改称。
- 1919年(大正8年) - 三鱗石炭株式会社設立。
- 1926年(大正15年) - 三鱗石炭と三井物産との合弁で三鱗煉炭原料株式会社設立。
- 1933年(昭和8年) - 三鱗無煙炭株式会社に社名変更。
- 1961年(昭和36年) - 東京煉炭、横浜煉炭、栃木三鱗、永沼燃料、湘南燃料を合併し、株式会社ミツウロコに社名変更。
- 1962年(昭和37年) - 東京証券取引所2部上場。
- 1972年(昭和47年) - 東京証券取引所1部へ指定替え。
- 2009年(平成21年)3月30日 - 省エネ厨房機器の補助金を不正受給[1]。
- 2011年(平成23年)10月1日 - 持株会社制へ移行。株式会社ミツウロコグループホールディングスへ商号変更し、エネルギー事業を(新)株式会社ミツウロコへ、不動産・アミューズメント事業を株式会社トライフォースの両子会社へ吸収分割により承継[2]。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 株式会社ミツウロコのエネルギー事業の一部を株式会社ミツウロココーポレーション(後のミツウロコエナジーフォース)に承継、子会社のミツウロコ石油もミツウロココーポレーション傘下とした[3]。
- 2016年(平成28年)4月15日 - 子会社の株式会社ミツウロコプロビジョンズが、株式会社ファミリーマートより、コンビニエンスストア(ボランタリー・チェーン事業)を手がける株式会社ココストアリテール(後の株式会社ミツウロコグローサリー)の全株式を取得[4][5]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)10月1日 - 株式会社ミツウロコの卸売事業部門を株式会社ミツウロコヴェッセルとその子会社に承継させ、株式会社ミツウロコのエネルギー関連子会社もミツウロコヴェッセル傘下とした。また株式会社トライフォース(初代)を吸収合併し、株式会社ミツウロコの印刷事業を行う予定の子会社株式会社トライフォース(2代)を設立した[9]。さらに中間持株会社の株式会社ロジトライホールディングス(ロジトライHD)を設立し、ロジトライ株式会社をジャパンエナジック株式会社へ社名変更したのちロジトライHD、ミライフ株式会社(シナネングループ)、三ッ輪産業株式会社、三愛石油株式会社、橋本ホールディングス株式会社の計5社がそれぞれ20%ずつ出資する合弁会社としたうえでグループの物流事業を再編した[10]。
- 2024年4月(令和6年) - 株式会社ミツウロコプロビジョンズが株式会社スイートスタイルを合併した。また株式会社元町珈琲をミツウロコプロビジョンズの子会社とし株式会社ミツウロコパートナーズに改称した[11]。
主要関連会社
[編集]- 株式会社ミツウロコ(不動産賃貸事業)
- 株式会社ミツウロコスポーツ(複合商業施設経営[注釈 1])
- 株式会社トライフォース(印刷事業)
- 株式会社ミツウロコヴェッセル(エネルギー関連事業)
- ミツウロコドライヴ株式会社(エネルギー関連事業)
- 株式会社ロジトライホールディングス(物流事業)
- ジャパンエナジック株式会社[注釈 2]
- ロジトライ東北株式会社
- ロジトライ中部株式会社
- ロジトライ関西株式会社
- ミツウロコグリーンエネルギー株式会社(電力事業)
- 株式会社ミツウロコリース(リース事業)
- 株式会社ミツウロコフーズ(フード&プロビジョンズ事業統括)
- 株式会社ミツウロコプロビジョンズ(ショップ&カフェテリア事業)[注釈 3]
- 株式会社ミツウロコパートナーズ(飲食事業)
- 株式会社ミツウロコビバレッジ(飲料事業)
- 静岡ミツウロコフーズ株式会社(飲料事業)
- 株式会社ミツウロコプロビジョンズ(ショップ&カフェテリア事業)[注釈 3]
- 株式会社ミツウロコクリエイティブソリューションズ(業務サポート事業)
- 株式会社三鱗(保険代理事業)
- 新潟サンリン株式会社
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 日経BP
- ^ 純粋持株会社制移行に伴う会社分割ならびに定款変更(商号および事業目的の変更)に関するお知らせ
- ^ 『子会社等の組織再編に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2015年2月12日 。2018年12月23日閲覧。
- ^ 『株式会社ファミリーマート等との包括提携契約及び株式会社ココストアリテールに関する株式譲渡契約締結のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2016年2月18日 。2016年9月19日閲覧。
- ^ 『株式会社ココストアリテール役員人事及び本店移転に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2016年4月15日 。2016年9月19日閲覧。
- ^ 『株式会社スイートスタイルの株式譲渡契約締結に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2017年1月31日 。2017年12月18日閲覧。
- ^ 『子会社の組織新体制のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2017年9月13日 。2018年12月23日閲覧。
- ^ 『子会社の設立およびフード&プロビジョンズ事業組織再編に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2017年9月13日 。2017年12月18日閲覧。
- ^ 『子会社等の組織再編に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2018年7月17日 。2018年12月23日閲覧。
- ^ a b “会社分割(簡易新設分割)による子会社設立および子会社等の組織再編に関するお知らせ”. ミツウロコグループホールディングス. 2018年8月9日閲覧。
- ^ 『連結子会社(孫会社)間の吸収合併および株式取得に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ミツウロコグループホールディングス、2023年12月19日 。2024年4月6日閲覧。