ミュージアムタワー京橋

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ミュージアムタワー京橋
施設情報
所在地 東京都中央区京橋一丁目7-2
座標 北緯35度40分43.6秒 東経139度46分19.2秒 / 北緯35.678778度 東経139.772000度 / 35.678778; 139.772000座標: 北緯35度40分43.6秒 東経139度46分19.2秒 / 北緯35.678778度 東経139.772000度 / 35.678778; 139.772000
状態 完成
着工 2016年1月[1]
竣工 2019年7月[1]
用途 事務所、美術館、駐車場[1]
地上高
高さ 149.56m[1]
各種諸元
階数 地下2階 地上23階[1]
敷地面積 2,813.74 [1]
建築面積 2,212.83 [1]
延床面積 41,829.51 [1]
構造形式 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造免震構造[1]
駐車台数 97台[1]
関連企業
設計 日建設計[1]
施工 戸田建設[1]
デベロッパー 永坂産業、石橋財団[1]
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アーティゾン美術館

ミュージアムタワー京橋(ミュージアムタワー京橋)とは、東京都中央区京橋にある複合ビル。フロアはオフィスと美術館で構成される。

概要[編集]

八重洲通り中央通りの交差点に面する計画地にあったブリヂストン本社およびブリヂストン美術館が入る永坂産業京橋1丁目ビル(1951年竣工)の老朽化に伴い[2]、ビルを所有するブリヂストンの関連会社である永坂産業が、南に隣接する本社ビルの更新時期を迎えていた戸田建設と共同で都市再生特別地区都市計画を2015年9月に都に提案[2]。翌年3月の都市計画決定を受け、開発が着手される。開発は2期に分けて行われ、1期工事でミュージアムタワー京橋、2期工事で戸田建設の本社ビルが建て替えられ、「TODA BUILDING」が2024年に竣工を予定する[2]

設計は、永坂産業が指名プロポーザル日建設計を設計者に選定し、設計者には100年先まで使い続けることを見据えて先進的な考え方や技術の導入を求め[3]、高層でも居住性豊かな室内空間をつくることに設計者が挑み、ルーバー形状をコンピュテーショナルデザインで最適化し、東西南北で配置や向きの異なる外装を実現した[3]。また建設にあたっては特区の適用で容積率が500%上積みされている[2]

建物は地下2階・地上23階建て。BCPを重視し、地下に30基の免震装置を設置したほか、洪水津波による浸水も想定し、受変電設備や非常用発電機は地上8、9階に置いた[4]

ミュージアムタワー京橋の1階は10m、TODA BUILDINGの1階は約25m中央通りからセットバックし、空いた中央通り沿いに「(仮称) アートスクエア」を設ける[2]。このアートスクエアと各棟低層部のアーティゾン美術館、(仮称)新TODAビル 文化貢献施設と合わせて「京橋彩区」と名付け、永坂産業と戸田建設がマネジメントを担う「京橋彩区エリアマネジメント」を設立[4]。イベントの開催や若手クリエーターの支援、情報発信などを行っていく。

第62回BCS賞受賞[5]

施設構成[編集]

アーティゾン美術館[編集]

1~6階の延床面積6715㎡がアーティゾン美術館となる。展示面積は旧ブリヂストン美術館の2倍の広さとなった[6]。1~3階にはカフェホワイエが配置され一般公開され[2]、4~6階が展示室となる[6]

オフィスフロア[編集]

地上10~23階がオフィスフロアとなる。基準階面積約1300㎡のオフィスは折り上げ天井として、高さを確保。と梁の間の深さは約1400mm。天井はPca版塗装で仕上げた[7]

オフィスを構える企業[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『日経アーキテクチュア』日経BP、2020年3月。 

外部リンク[編集]